景虎

DUFOUR 325

エンジントラブル原因判明

2012-04-13 21:10:28 | Weblog

ストップソレノイド こいつが犯人だった!


午後はデッキの水漏れ対策のコーキング実施。


13日午前中、エンジニアが二人来て昨日の修理再開。スターターモーターは回転するようになったがエンジン掛らず。燃料噴射ポンプに燃料が来てない。

燃料ポンプ迄は燃料が来ているので途中にあるストップソレノイドを外してエンジンを回すと軽快な音と共にエンジンが掛った。ストップソレノイドが働きっぱなしになっていた為、スターターが働かないと言う症状であった。
昔のエンジンはデコンプで止めていたが電気化する事によって返って複雑なトラブルになり素人での対処出が難しくなっている。
「堀さんから何で電気化するのか?」と聞かれたが返答に窮す。

パーツはニュージーランドに無くオーストラリアから取り寄せるそうだ。
15日(日)に届き日曜中に直してくれるよう依頼したが、フィジータイムなので当てにならない。

本日午前中、カスタム,イミグレが来て顛末書提出、タクシー代込で¥15,000程請求され入出国証明書も取り上げられエンジンが治ったら再度ラウトカに出国手続きに来るように言われる。

順調に事が運んで15日(日)に修理、16日(月)に出国手続き17日に出国なりそうだ。

今回のトラブル対処では本当にハーモニーの杉原さんにはお世話になった。高い国際電話を何度も掛けて頂きマリーナ、YachtHelpの手配、エンジニア等の通訳と本当に感謝感謝だ。

ニューカレドニア向け出港してからのエンジントラブルでは風がアップウィンドになる為、セーリングではフィジーに戻れない。1週間~10日のSailingではバッテリーが持たない。ホンダ発電機も持っているが揺れる船上では安全装置が働いて動かない。

現代の長距離航海艇は、電子チャート、GPSナビゲーション、オートパイロット、気象情報、航海燈、冷蔵庫、水道、全てをバッテリーで賄っているので充電出来ない事は致命傷なのだ。ソーラー発電機もあるが雲ひとつない晴天で100Wしか発電しないのであくまでエンジン発電機の補助でしかない。

それを思うと本当に運が良かったと思いたい!

Love2Dancからの動画 (Yachtには関係の無い動画です。コピペ下さい。)
http://www.youtube.com/watch_popup?v=GxY-uIgv4vs&vq=medium




緊急入港

2012-04-12 17:05:02 | Weblog

マリーナ最後のアプローチは上りの為曳航


暑い一日


夕焼け

11日、6時起床ハーモニートランス返却、電気コード&出入KyeCade返却保証金返却依頼、8時約束のマストヘッドLED交換は結局10時に来る。
10時半出港、風はアゲインストで13時にラウトカ着アンカリング、13時半に出国手続き行くとオフィスは14時からで少し待つ。客は私一人だが新人が居て新人を教育しながら画面インプットするので結局2時間も掛ってしまった。

景虎に戻りエンジンを掛けようとすると電源が入らない。バッテリー室を見ると過充電防止装置?の下にトランジスタの様な物が溶け落ちている。原因はそれかと思いバッテリー直結インバーターでハンダ付けしようとするが熱が足りなく無理。エンジンバッテリーとハウスバッテリー直結してもスターターに電源が来ない。

諦めてそのままアンカリング泊する事にして20時就寝。
12日6時起床、エンジンが掛らないのでウィンドラスが使えない。
ハーモニーの杉原さんから前夜、バッテリープラス端子からスターター端子に直結する旨、アドバイスを頂いたのでトライするもダメであった。

幸い風は無いので今がチャンスとアンカーアップ後のコントロール用にメインセールを上げて準備し26mのチェーンを引き上げる。手動で引き上げるが大変重い、特に最後の泥に食い込んでいるアンカーはビクともしない。別ラインでメインハリヤードウィンチを使いアンカーを引き上げる。景虎はゆっくり岸に向かい流れ始める。メインセールは役に立たない。急遽、テンダーに2馬力船外機をセットし横抱きにして間一髪で袋小路状の岸辺を抜け出す。

徐々に風は上がり3ノットで13時にデナラウマリーナの入口に到着。
杉原さんにマリーナから曳航艇を出して貰う様連絡して貰うが4馬力の船外機艇しかなく、曳航を諦めてセーリングで狭く長い水路にアプローチ。最後にカーブを抜けると上りとなる為テンダーで引っ張れる準備をしていたが、上りの部分はマリーナボートが引っ張ってくれなんとかポンツーンに舫う事が出来た。

早速、YachtHelpにエンジン修理を依頼するとイミグレに電話し、緊急入港で本日中に修理出港ならばそのまま出国しても良い旨連絡を受け、直ぐにエンジニアを派遣してくれたが結局4時迄には修理出来ず、明日8時に来ると言って帰ってしまった。
最後の報告は意味が分からず国際携帯で杉原さんに通訳して貰い、インジェクター迄燃料が来ていないので修理に3日位掛ると言う。

長引くので明日、カスタムが来て再度入国手続きする、16,000円位掛るとの事。こんな事なら最初からカスタムに来て貰えば良かったと思ったが、杉原さんからはフィジー出国前に問題が発生して良かったのでは、、、と言われ納得。

色々有って大変疲れた一日であった。
シャワー後のビールで生き返る心地であった。

英会話スクール生の訪問

2012-04-10 06:31:52 | Weblog

景虎前で全員ショット


インドカレーレストラン前で、、。


Henningが送ってくれた13日天気図。
フィジー(中央上)toニューカレドニ(左上)はアビームの軽風予測



アシカがタコを食べている写真
アンルシア近藤夫妻がガラパゴスで撮影送って頂いた。

9日、昼Lautokaの英会話スクール生、香奈江ちゃんの友人、岡村君が安達君、高橋君、南さん、青木さんと共に遊びに来てくれる。まずはハンバーガーレストランでビール飲みながら昼食、自己紹介。二次会は景虎で缶ビールワイン。インドカレーレストランで夕食を共にしながら全員ビール&ワインの飲みっぷりも良い。

入学時期も卒業時期もバラバラだがフィジーで共に生活している為か皆仲が良い。一人を除き殆どは半年程経過してこの後、オーストラリアにワーホリで出掛ける人、別の国でのJCI職員を狙っている娘、日本に返り就職目指す人、其々だが皆一応に夢があって目が輝いている。俺にもこんな時代があったんだな~と思うと応援したくなる。

景虎が此れまで航海して来た、バンクーバーやサンフランシスコ、ロスアンジェルス、ハワイ等等で知り合った人達も又、その昔夢と希望を抱いて其々の地で頑張り成功している人達に接してきた。

彼らのフィジーでの学習や体験が彼らを一回り大きくして素晴らしい人生を送ってくれる事を願うばかりだ。
彼らにはコロンビア大学ビジネススクール教授 シーナ・アイエンガー著「選択の科学」(文藝春秋)を是非読む様に勧めた。
きっと此れからの人生のよきヒントになるに違いない。

考えてみれば昼から飲みっぱなしで景虎に戻ったらバタンキューであった。

明日は最終整備日、いよいよ明後日はニューカレドニア向け出港だ。

CAPTAIN2 訪問

2012-04-08 19:44:16 | Weblog

CAPTAIN2 スチール製船齢35年位?


スケルトン・マスト アルミマストの半額で出来るらしい。


ドイツ人 Henning


隣はフランスの38Fアルミ艇 55歳位の夫婦乗船 
ジンジャエール5本くれたのでそうめんのお返し。


ニュージーランド産赤ワインOyster bay 美味しかったので2本追加購入


真夏の日差し こんな天気は必ず夕立が来る。


7日午前中、テンダー作成、船外機起動。船外機は中々始動せず10分位セルを回してやっと掛っても直ぐSTOP。根気良く続ける事15分、今度はチョークを戻すと止まってしまう。チョークを閉じたまま30分位空運転。新しい混合油を給油すると少し回転が滑らかになる。ついでに船外機の混合油も揺れないポンツーンで5L作っておく。

ラウトカでの出国手続きにはテンダーが必要だ。偶然にもラウトカで入国手続きしてくれた係官とポンツーンで会い来週水曜に手続きに行くからと伝えると名前を告げて事前にメールしろと言っている。名前聞いても直ぐ忘れるので適当に返事。F$300(¥15,000)位出せば係官がデナラウ迄来て出国手続きをしてくれるが10日に確実に整備完了するか分からずに係官のアポイントを取ると変更が面倒だし、お金もケチってラウトカ迄出掛ける事にする。

テンダーは毎夜雨が降る為、マストに添わせて設置。出港に備えて増し舫回収作業。ガソリンタンクを出したついでにポリタンクに予備の水を補填。

昨夜ハニングが夕食を誘ってくれたので早めにシャワーを済ませ、昨夜飲んだニュージーランド産赤ワインOyster bayがとても旨かったので持参用も含め2本購入。缶ビール足りない気がして1ケース追加購入。
ニューカレドニアは物価が高いので此処で購入して行った方が得策かな、、。

が、6時半になっても夕食のお誘いが無い。彼の船に行っても居る気配が無い。仕方なくさぬきうどんで一人夕食。確かに酔ってはいたがひょっとしたら日にちを勘違いしたのかも、、、。

8日、景虎を中央桟橋に近づけてウィンドベーンラダーの設置。

PM3時頃、ハニングと会うと今夜は彼の船で飲もうと言う。Today eveningと何度も確認。缶ビール4本とつまみを持ってPM5時半頃訪問。古い船内は整理はしてはあるが油臭くハルむき出しの造作でとても写真を撮らせてくれとは言いにくい。此れまでのお互いのベスト3ポイントを紹介しあう。
此処でもIpadの電子チャートと写真は威力を発揮。特にAtsushiさんの写真には感心しきり。

彼はグーグルアースで紹介、ベストポイントはマルケサスのヌクヒバの登山だと言う。明日からKadavuと言う南に位置する島に一周間、YachtHelpeの社員として働きにいくそうなのでPM7:30早めに切り上げる。

彼のPCでニューカレドニア迄の1週間の気象情報を確認したらアビームからダウンウィンドで走れそうである。
一応ハニングのWeather Information URLを送って貰い事にする。



ドイツ人、ハニング

2012-04-06 19:24:00 | Weblog

昨夜の見事な夕日。


75mチェーンの確認中。


チェーンのつなぎ目。25m毎に2か所繋いである。


ポンツーンの杭に3艇の舫いロープが絡まりポンツーンが沈み込んでいる。


ドイツ人 ハニングと景虎で一杯。

5日、朝、家内とSkype。日本での爆弾低気圧通過とその後の寒波情報を聞く。咲き始めた桜のつぼみが又固くなったらしい。夜半、友人とSkype。2年振りに使用するが以前よ画像、音声共にクリアになった気がする。明日から4連休、何処も休みなので暇な方はSkype繋いで下さい。
アカウント「kagetora1001」

6日、クリアウォーターの原谷さんとSkype。ご家族はすっかりアラスカが気に行ってるらしいが延長滞在が認められるかが課題らしい。

午前中は船内片付け清掃。バウキャビン下の古いペットボトルと新規購入ペットボトル交換。狭い船内の為、此の様な簡単な作業もバウキャビン荷物を全部メインキャビンに移動せねばならず結構大変。荷物を移動させると壁や床の汚れが目立ち漂白剤で滅菌、パイナップルクリーナーで清掃。ついでにあちこちに分散している電気コードや備品、薬品等の整理整頓。狭い船内だが咄嗟の時に物が取出せ無いのは時として致命傷にもなりかねないので何処に何が有るのか頭の中に入れておく事も重要。

就寝前にDVD「第三の男」を観る。久方振りの白黒映画。
二枚組¥500円を3枚購入して来た。テーマソングは余りにも有名だが映画は初めてでそれなりに面白かった。

6日、景虎は75mのチェーンを持っているが25mずつ繋いであるので繋ぎ目の腐食が心配でアンカーウェルから引出してチェック。心配したよりしっかりした繋ぎ目チェーンで安心。ついでに5m毎の表示リボンも再チェック。
サイクロンで汚れたデッキ、ハルの拭き掃除。トイレ掃除。

16時に早めにシャワー行こうとするとトラブル発見。隣のポンツーン杭に3艇の舫ロープが絡まりポンツーンが潮が満ちても浮かず沈みこんでいるる事に気付く。隣の船は浮くのにポンツーンが上がって来ないのでバウ、スターンロープ共にパンパンに張っている。一人で20分程格闘したがもうマリーナ職員も帰宅していていない。通りがかりの人に支援を求めたら電話で自宅からマリーナ職員を呼んでくれ対処して貰う。

疲れてたがシャワー浴びて明るい内にコクピットでビール飲んで居ると斜め向かいの40Fスチールヨットのオーナーが通り掛り「ビール飲んで行かないか~」と声を掛けると暫くしてしてから来てくれた。船名はCAPTAIN2、ドイツ人で42歳、大西洋、パナマ、マルケサス、ハワイ、サモア、トンガ、フィジーと航海し今はYachtHelpで働い居ると言う。ソマリアの海賊でスエズ運河が通れないのでケープホーンを回って帰国する計画らしい。

ドイツ人はソーセージ、ジャガイモが大好きだが、子持ち昆布の醤油漬けも美味しいと言ってパクパク食べていた。

来週、ニューカレドニアに向かう予定を告げたらもう1週間待て!と言う。
来週出港するとニューカレドニア付近で40ノットのサンダーストームに襲われるらしい。娘が来るので22日には着かなければならない旨を伝えるが貴方が危険目に会うだけだとそっけない。
明日のディナーは彼の船に招待された。

出港準備

2012-04-04 22:10:07 | Weblog

ウィンチ清掃


ウィンチのバネ  グリスで固まってラチェットが利かなかった。


ラグビー記事  7日に東京でフィジーVSサモア戦がある模様?


洪水記事


買出し品 ペットボトル30本、ビール2ケース、ワイン3本、ラム1本


予備のケンケン 赤道地帯はキハダマグロの宝庫

3日、朝から晴れ風は未だ20ノット以上あるが夕方一時35ノット迄上がり明日からは穏やかな台風一過となる。晴れ間があるのでシャワーと洗濯に行くが洗濯室は天井が雨漏りで崩れ漏電の恐れがあるので電気が止めてあり使えない。

晴れ間の内にウィンチの清掃をする。バネ交換もする積りだったがグリスの塗り過ぎで固まっていただけの様なので左右のウィンチバネ部分を軽油で清掃し新たに軽くグリスアップ。エンジン点検すると冷却水フィルターにゴミが溜っていたので此れも掃除。強風で海底の泥や船尾の吹きだまりゴミが有る時に充電の為エンジンを掛けたのが原因。

掃除していて気が付いたのは水道水が茶色に濁っている。これでは出港前に船の固定タンク補充は出来ない。やはり出港遅らせるしかない。

29日から景虎に住んでいるが二度目の新聞が配達される。船に寝泊まりすると一晩F$5取られるがこの中に新聞代も入っているのだ。見開き36頁あるがラグビー記事が13ページもある。南太平洋の国々は本当にラグビーが盛んである。ちなみに世界20チーム中、日本は16位フィジーは2位で7日にTokyoでサモアとフィジー戦が有る様だ。

サイクロン記事も7ページ有った。ナンディーダウンタウンも水没し10日に買い出しが出来るか心配である。

4日、昨夜は久方振りに揺れない就寝が出来PM8時~AM6時迄、10時間タップリ睡眠。洗濯、シャワー、ビミニトップ取付けで半日、午後は水道ホース購入に行くが在庫なし取り寄せ。ビール2ケース、ペットボトル水1.5L×30本、ワイン3本、ラム1本購入。ケンケンの予備も作成。

サイクロン第二弾

2012-04-02 16:25:27 | Weblog

マリーナ事務所のガラスは完全防備


ハーモニーも4か所ベルトで固定


強風で伸び切ったドジャーのビニール


サイクロン第二弾襲来 影響は3日迄
(下記URLをコピー&ペースト)
 http://www.windfinder.com/forecast/fiji_mana_island
(Web画面開いたら上のメラネシアをクリックして見て下さい) 

早いものでフィジーに来てから18日経過した。景虎船底塗装、ハル磨き、友人との交遊迄は順調だったが航海燈修理、バッテリー交換、ウィンチの清掃、バネ取換え、等全く捗らず毎日ネットで時間を潰す事でなってしまった。

4月2日、昨日も良く吹いたが昼から晴れ間も覗き風も落ちて来たが、今夜から又次の低気圧が来るので船舶関係者は増し舫をしている。DenarauMarinaOfficeeもガラス戸をガードして3時頃から職員も帰宅した様だが、マリーナのトイレ、シャワーの水道が止まったままでメンテナンスの職員のみがタンクを叩いたりバルブを開け閉めしているがシャワーが使えないのが辛い。洗濯物も大分溜って来たので明日には洗濯シャワーをしたい。

ハーモニーも心配なので見に行ったが4か所ベルトで固定されていた。

昨夜ビールの夢を見てハッと思いだした。景虎の冷凍庫は陸電でも稼働する事をすっかり忘れていてサービスバッテリーがダメになった途端に冷蔵庫、冷凍庫は諦めていたのだが昼から冷たいビールが飲める様になった。

メンテナンス会社YachtHelpに、30日着く筈のマストトップLEDがニュージーランドから届いているか?確認に行くと飛行機便が止まっていて来ないと言う。次の飛行機便が来る予定は6日との事。但し6日はGood Fridayの祝日で休み。調べたら9日もEastea Mondayの祝日の4連休であった。8日出港予定の為、出国手続きしてくれるかイミグレにメールで問い合わせたら6日も9日も手続きは出来るが祝日の為特別料金が必要との事。
ナンディーから出国したければ職員を派遣してくれるらしいがF$192(約1万円+食事代)が必要との事で食料品買い出しも不安定なので10日買出し、11日手続き出港予定に変更する。結局、当初予定の11日となってしまった。

ところで現地の人はサイクロンと呼んでいるがハリケーンとどう違うのか?
疑問に思ったので調べて見た。良く理解出来た。
http://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/help/world.html.ja