ひとり語り 劇車銀河鐵道 いちかわあつき

 ひとり語りの口演や、絵本の読み語りなどの活動をしています。
 何処へでも出前口演致します。

秋の読書週間ですが・・・・・・。

2010-11-07 12:05:26 | Weblog
 秋の読書週間ですね。今年は「国民読書年」とかいうものでもあるそうで・・・・・・。
 読書週間というものは、何時からはじまったことなのか。
 今が読書に一番適した季節なのでしょう。暑くもなく、寒すぎもせず、集中して本が読めるわけですから。

 けれど、私の例年の読書量の月別分布を見ると、必ずしも秋に多くの本を読んでいるわけではありません。
 私の場合は仕事量の多少に比例しているようで、一昨年は三月に一番多い冊数を読んでいて、昨年などは二月と八月が同数に多い本を読んでいます。
 簡単なこと、暇なときには多くの本を読んでいたわけです。

 ところが、今年に限ってはそんなばらつきが少なく、平均的に冊数をこなしていて、秋に入ってもコンスタントに本が読めています。
 仕事量の月別の多い少ないに、さほどの変化はないにもかかわらずです。

 私の読書は、一見手当たり次第の濫読に見えますが、徐々に今必要なもの、仕事や、その時その時に考えていることにリンクするものを読む傾向が出てきていて、良いリズムが生まれてきているように思えてきました。

 もちろん、頭で考えたプランにしたがって読む本を選んでいるわけではなく、あくまで成り行き、自然に任せたカタチで、読む本を決めているのですが、それでもひとつの繋がりが、全くばらばらな著者たちの著書の中に見えてくる。面白いことです。

 近頃は電子書籍のことが何かと話題に取り上げられていますが、それも然り。利用できる利便があればひとつの手段ですが、私にはそれを上手く使いこなすだけの力量がいまだ備わっていませんので、もっぱら背表紙とにらめっこしながら、書棚に並ぶ数多の本の中から、自分が必要とする良書を見つけ出す妙を味わっています。

 我が家の書棚に並べられた本たち。いまだ貧弱な蔵書に過ぎません。
 けれど、それはもうひとつの「私」といっても過言ではありません。十四,五歳から五十歳に至る歴史でもあります。