ひとり語り 劇車銀河鐵道 いちかわあつき

 ひとり語りの口演や、絵本の読み語りなどの活動をしています。
 何処へでも出前口演致します。

2009年の大晦日。

2009-12-31 18:09:06 | Weblog
 今年もあと5時間余で終わりです。年々一年が短くなっていくといいますが、私としては、前にもいったかもしれませんが、終わったことがどんどん過去となって
消えていくのが早くなってきました。 
 だからもう半年ほど前のことが去年のことのように思え、記憶からも薄くなってしまい、よほど記録でもしておかないとなかったことにもなりかねません。いや、冗談でなくマジにそうなんです。

 来年はしっかりと記録し、何事もおろそかにしないよう、ブログの更新もこまめにやっていきたいと思います。

 皆様にとって2010年がよい年でありますように。来年もよろしくお願いします。

追い込みの読書

2009-12-27 17:04:06 | Weblog
 読書の秋のはずの10月11月に読書が出来なかったので今、年末追い込みの読書に時間を割いています。

 そんななかで読んだ1冊が、梨木香歩著「f植物園の巣穴」。
 彼女の作品群においては、「家守奇譚」や「村田エフェンディ滞土録」などの作品群に属するもので、明治、大正期がその小説世界の舞台のようですが、いやぁ面白かった。第一級の異界譚でした。
 
 小説としての構成もしっかりしていて、最初からラストまでをよどみなく読みおおせました。

 私はこのような古風を装う文体が日頃から好きなので、鏡花や乱歩の作品世界を
またあらためて現代から照射して、今の人たちにも引っかかりなく読める作品を・・・・・・なんて考えたりしますが、なかなか自分では書ききれていません。
 いやぁ、梨木ワールドはいいですねぇ。

49回目のクリスマス

2009-12-25 13:56:28 | Weblog
 クリスマスプレゼントを期待するような年齢の子供もいなくなり、ロマンティックなイブに心ときめかすこともなく、ケーキすら買わなくなった49回目のクリスマス。そうそう、ツリーとかリースとかも飾らなくなってしまったなぁ・・・・・・。
 
 ちょっと淋しいといえば淋しいクリスマスではあります。まあかたちなりにも手作りのローストチキンだけは作りましたけどね。そしてつましくも、家族で食卓を囲みました。

 私はクリスチャンではありませんが、子供の頃から厳かで静かなホワイトクリスマスというイメージに憧れがあって、騒いだりするより、なんというか清らかに聖なる夜を過ごしたいなんて思っていた子供でした。おそらくいろんな映画に影響されていたのだと思います(どれといって題名はあげられませんが)。

 ですから、サンタクロースというものも、あまり現実的な姿や形としての存在をイメージするのではなくて、眼に見えないけれど在るもの。人の心の中に宿って、かたちをなすものなんじゃないかとぼんやり考えていたりしてました。
 そんなにファンタジックな子供ではなくて、意外とシビアで、けれどそんなに懐疑心は深くない、よくわからない子供でした。
 その成れの果てが、49歳の私です。
 

12月の庭PARTⅢ

2009-12-23 17:39:50 | Weblog
 今日ようやっっと庭の木々の剪定作業ができました。まぁちょっと遅いので、梅ノ木など少し芽吹いてきているのですが、芽の付かない伸びた枝を切り落とし、それから百日紅、金木犀と枝を払っていきました。
 ここ二年続けて、キィーウイの枝はかなり切り落としていますが、今年も延びてきたものを払い落としました。

 畑の方もそのままにしていたものを片付け、そうしてお昼になったので休止して、昼ご飯の仕度。

 午後からはホームセンターへ出掛け、竹箒などを買って、帰宅後は枯葉の掃き掃除など、切った枝を始末していたら小雨が降り出したので、そこで庭掃除は終わりになりました。

 もう1日くらい費やさないと、思うようには片付かないようです。

晴れ間ののぞく月曜日。

2009-12-21 12:15:48 | Weblog
 寒波に見舞われた週末でした。
 私はこの土日、中津川工業高校吹奏楽部の第20回定期演奏会の司会を勤めさせてもらっていました。

 今回で3度目なんですが、いやぁ司会は難しいです。
 語りやお芝居とはやっぱり違うフィールドです。しかし、それゆえにとても勉強になります。幾つになっても勉強です。
 また若いエネルギッシュな高校生の人たちと一緒にやらさせてもらうことにも、とても大きな喜びを感じています。

 私もむかしは、部活動(演劇ですが)に一生懸命取り組んでいた口なので、なんかよみがえって来ちゃいました。今という時間はその時1回こっきりです。もう2度とはありません。

 そんな、とても貴重な時間をご一緒させてもらって、本当にありがとうございました。
 私としてはまだまだ不慣れなところが多々あり、反省すべき点ばかりの司会でしたが、今後ともよろしくお願いします。

 吹奏楽部員の皆さん、ことに3年生の皆さん、どうか自分に限界を設けずこれからもあらゆることに果敢にチャレンジしていってください。
 失敗や挫折を決して恐れないでください。流した汗や涙の量は必ず財産になります。
 なんて、オヤジ臭いこといっちゃいましたが、これからも元気で堂々と生きていってくださいね。

 淀工吹奏楽部の皆さんと共演できたこと、とてもよかったと思いますよ。

今朝初雪が降りました。

2009-12-17 14:26:28 | Weblog
 朝玄関に朝刊を取りに行くと、白いものがチラチラ。これが初雪だったのかな?
昨日話題にしていたのですが、とうとう降ったみたいです。え? 間違いないですよねぇ。

 外仕事は寒いですが、気になっていた縁側の後片付けを、今日何とかやりました。すべりの悪かった雨戸の戸車も交換して、スムーズに開け閉めできるようにしました。
 今年もあと2週間ほど。少しずつ少しずつ、掃除していこうと思います。
 

西高東低、冬型の天候ですね。

2009-12-16 13:59:42 | Weblog
 暖冬とはいえ、冬は冬。この辺りも、恵那山の裾野のほうまで雪は迫っています。が、まだ町中に降雪を見ません。
 例年ですと、もうすでに初雪くらいは降っていそうなもの。私が見逃したわけじゃないですよねぇ。

 去年も、積雪を見たのは2~3度のことだったような・・・・・・。いや、去年じゃなくて、年のあらたまってからの冬のことでしたでしょうか?

 だから、この冬はスタッドレスタイヤに履き替えようかどうしようか、迷うところです。でも、万一仕事で長距離乗らなければいけない日に雪が降ったら、と考えると、やっぱり替えたほうが・・・・・・。基本的に山家に住んでいるわけですから。

 地球温暖化というものは、まぎれもない事実ですよねえ。けれど、今行われているCOP15の世界環境会議ですか? あれでいいんでしょうか? この期に及んでもやはり経済活動優先。沿岸部や南の島が水没しても、その時はその時っていうような考えなんでしょうか? わかりません。
 世界はこの先どうしたいんでしょう? どうなればいいんでしょう? わかりません。いろんなことを思い巡らして、つまるところそういうしかありません。

 私はどちらかといえば、何時もいうように楽観論者です。人間はそんなに捨てたもんじゃない、なんとか苦難を乗り越えて、未来を切り拓いていくだろうと思います。いや、そう思いたいです。
 自分が生き延びたいとか、助かりたいとか、そういうんじゃない。ただ、少なくとも子供たちに明るい未来を約束したい。

 私たちの営みは、我が生を謳歌するということよりも、子孫を後の世に繫いでいくということが、もっとも自然な、もっとも基本的な在るべき意味なのではないか?
 などと考えつつ、今ずっと読めなかった村上春樹著「海辺のカフカ」の続きを読んでいます。ひ弱な現代人には寒さはこたえます。でも、冬は寒い方がいい。

 

今日は1日休息しようかと・・・・・・。

2009-12-11 10:04:09 | Weblog
 どうも風邪をこじらせて気管支をやられてしまったようで、夜半から深夜にかけて咳がひどいんです。それに、鼻声も抜けません。
 今日は久しぶりになんの予定も入っていないので、1日家にこもっておとなしくしていようと思います。あまり声も出さないようにして。

 咳止めのシロップを飲み、昨日友人からもらったびわの葉の焼酎漬けも一口飲み、今朝はそれでシップもしています。もう治るでしょう。
 風邪の症状が出てから、今日でかれこれ16~7日はたちますから、風邪そのものはとっくに抜けているはずです。気分も悪くありません。

 しかし不覚でした。公演への最後の追い込みにちょっと根を詰めたことは確かですが、気を張っているから風邪なんて引かないだろうと、そう思った矢先に風邪の症状が出てしまいました。

 幸い新型インフルエンザではなく、ただの風邪だと診断を受けたのでホッとしましたが、熱は出るし、声は枯れてくるし(薬の影響かも)で、変なところで気を使うことになってしまい、なんとも情けないばかりです。

 これも、今の私の現状を表しているものなのでしょう。つまり健康管理や基本的体力など、その実力の程が出てしまったということです。

 本来は楽屋ばなしなので、こんなこと記事にしない方がいいんですが、本番に声の調子がヘンだと気づかれた方もいたはず。そのすべてをひっくるめて私のすべてを観てもらった本番の舞台でありましたので、別にそういう状態だったのでベストが尽くせませんでしたという、言い訳ではないんです。
 あくまでどんな状況であっても、それがベストなんですということなんです。ああ、回りくどい表現でごめんなさい。

 本番の舞台は一期一会。やり直しもきかなければ、またひとつとして同じ舞台は繰り返せません。その時のお客様と私との間で創り上げる、生涯1度っきりのものなのです。
 ですから、あとはふり返らずまた次、NEXTしかないのです。

 今日はゆっくり休みます。

12月の庭PARTⅡ

2009-12-09 10:49:28 | Weblog
 キィウイの木の葉もすっかり落ちて、我が家の庭は冬錆色を増してきたようです。
 まったく手を付けていない梅の木などの剪定作業もやらなければ・・・・・・。
 それから、来年の畑のための土作り。しかし、なかなかはじめられそうにありません。
 縁側から軒の辺りにかけても、まだ雑然としたまま。暮れ押し迫って、いっぺんにやろうとしてもまた大変なので、少しずつ片付けて行こうとは思いますが、優先順位のランキングでは、なかなか上位には入れられなくて、まだまだやらなければならないことのある、師走です。

久々の更新になります、ご無沙汰しました。

2009-12-08 14:44:44 | Weblog
 蛭川蛭子座での劇団夜明け公演にゲストとして呼んでいただき、太宰治・作「カチカチ山」のひとり芝居を、2ステージ演じさせてもらいました。

 2日間の公演にお越しいただいた観客の皆様、また劇団、スタッフの皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。

 今の私の精一杯を舞台に載せたつもりです。が、まだまだ思うようには行かないところが多々ある舞台ではありました。
 この歳になってはじめて感じる芝居の怖さや難しさを身に沁みさせてもらったものでもありました。

 太宰治の原作の面白さに助けられ、何とか切り抜けられたのではないかと、今年生誕100年を迎えた作家の力に、感謝です。

 読む言葉を語る言葉へと変換することの難しさは、容易なことではないのだと、あらためて感じ入った今回の舞台でした。