ひとり語り 劇車銀河鐵道 いちかわあつき

 ひとり語りの口演や、絵本の読み語りなどの活動をしています。
 何処へでも出前口演致します。

ワタシのほんだな ②

2013-02-28 17:10:33 | Weblog
「私の本棚」といえば、NHKラジオで放送されていた有名な番組がありました。今でもあるんでしょうか? ワタシの記憶では午前11時15分頃にNHK第一放送でやっていて、時たま聴いていました。

 10代の頃どういう折にそれを知って、どういう折にそれを聴いていたか忘れましたが、大人になってからもアルバイト先とか仕事先とかで、たまたまラジオが掛かっていたりしたその職場で、聴いたこともありました。

 その中で記憶に新しいのは(といっても随分前のことですが)、奈良岡朋子さんが朗読しておられた松谷みよ子さんの作品です。
「ふたりのイーダ」「死の国からのバトン」「私のアンネ・フランク」直樹とゆう子の兄妹を主人公にした三部作です。

「今在る自分は、過去と繋がらなくてはならないのだ」ということを教えられた作品でした。
 戦争も何も遠い昔の出来事、現代を生きるワタシたちとは関係のないことという風潮が、すでにワタシたちの若い頃からあって、知ろうともしないという若者は増えていたのです。
 
 命のバトンを繋ぐランナーであるという認識。そのバトンを渡されてこの世に生をうけた以上は、そのバトンをまた次の世代に受け渡すことが最低の使命ではないのか・・・・・・。

 ワタシのほんだなの児童図書・絵本の棚にも、この三冊は収められています。
 松谷みよ子さんにはいろいろと教えて頂きました。
「語りは心の母乳」この言葉は、これも敬愛して止まない児童文学作家宮川ひろさんのお言葉だそうですが、松谷さんから教えて頂きました。

 ワタシが絵本や児童文学作品と向き合う時の、基本精神のひとつになっています。

実は私・・・・・・。

2013-02-25 22:23:49 | Weblog
 絵本の読み語りということも頻々にやっておりますし、まあ絵本の蔵書もいくらかはありますけれど、キャラクター・グッズを集めるとか、そういった趣味は・・・・・・。

 なんといってもまだディズニーランドというところにも1回も行ったことがないくらいですから、ハイ。

 あ、でもひとつだけ、実は私ムーミンが好きでして、密かにムーミン・グッズは持っているんです。
 例えば携帯電話のストラップとか、ペンケースとか・・・・・・。

 出来れば何時かフィンランドへも行きたいなと、密かに思っているのですが、これは実現には遠そうです。

 今トーベ・ヤンソン(ムーミンの原作者)の短編集を読んでいます。短編集といってもよく知られている名作短編ではなく「黒と白」と表題された方の、ダークサイドなやつの方なんですが、これがなかなか面白い。
 まだ全部読み切っていませんが、「機関車」という一編読み応えありました。

 全部読み終えたらまた感想を書こうと思います。

ワタシのほんだな ①

2013-02-22 13:31:02 | Weblog
 介護の必要となった母を、家に引き取った去年の夏以来ワタシの書斎兼居間は、母の部屋となり、蔵書の収まる本棚にもそうそう軽々とは出入りが出来なくなっています。
 もちろん、入って行けない訳ではなく欲しい本があれば取りに行けますが、それでも書斎という体からは遠くなってしまいました。

 さて、ワタシの本棚なるものが出来たのは中学2年生くらいからだったでしょうか?
 最初は学校の図書室から借りてきては読んでいたものを、本屋さんで本を買って来て本棚に収めて集めでしたのは・・・・・・。

 六段くらいあるカラーボックスが、その最初の本棚でした。そして、そこに収まった第一冊目は、新潮文庫 太宰治著「人間失格」。それから次々と太宰の本が並んで行き、次に並んだのが、夏目漱石の「我輩は猫である」「坊ちゃん」。
 いや、川端康成著「伊豆の踊り子」の方が先だったかもしれません。

 なにしろ映画を見る前に原作を読んでおかねばと思っていたのです。
 その当時、といっても少し先になるかもしれませんが、角川映画(角川書店)のキャッチコピーに「観てから読むか、読んでから観るか」というのがありましたが、それはその当時から大いに悩むところでした。
 
 今ではそんなことあまり悩みません。だって、映画を観る前にわざわざ読むなんてことはしませんし、たまたま読んだ本が映画化されたって、まあそれは別物と思えるのが常ですし、だいたいにおいて原作を越える映画は至難の技です。

 話はそれましたが、まあそういうことで、とにかくそうやって蔵書は次々と増えていったわけです。

また雪が・・・・・・。

2013-02-21 20:49:25 | Weblog
 北日本は大雪に見舞われているようですね。
 この辺りはさほどの積雪は観測されませんが、周りの山々は寒々とした雪景色で朝の気温は氷点下まで下がる日が多くなっています。

 明日の朝も-5℃以上行きそうで、また未明からは雪も降りそうです。
 先日降った雪はかなり水気を含んだ重たいものでした。坂に積もった雪かきも重く、竹や木々が倒れるという光景も目にしました。

 冬は寒いものなのですから、そんなものだともいえますが、燃料費の高いのには辟易しますね。またガソリンの高騰も厳しいですね。
 
 暦の上では2月4日が立春でしたが、3月の春分の日、つまりは春の彼岸のころまでは寒さも続くのでしょうね。

 

 

2月12日以来の更新になります。

2013-02-20 11:13:48 | Weblog
 落ち着いてパソコンの前に坐るという時間がなかなかつくれませんでした。

 といって、そんなにムチャクチャ忙しかったともいえないんですが、その向かう時間のかわりに、ノートに向かう時間、台本・読書に向かう時間が当てられていたようです。

 5月11日(土)12日(日)の両日、多治見市にある、まなびパークたじみ7Fホールにて公演予定の、演劇ユニット マーシュマロウ 第8回公演「渚の家のアルバム」に向けての稽古等を記録に残そうと、今回はかなり気を入れて俳優ノートなるものを書いているのですが、そちらに集中していると、ついついブログの方がおろそかになってしまっています。
 いや、そればかりでなく十数年来続けている同人誌「おおきな木」に寄稿する作品執筆にも時間を費やしていたので、キーボードからはなれているわけではなかったのですが、ブログまで開く余裕が見つかりませんでした。

 そんなこんなで、何とか作品も書き上がり、ノートもまあまあ順調に埋められて、ようやくこうしてブログを更新しているわけです。

 さて、今年は読書の方も順調に冊数を重ねています。今現在で12冊は、まあまあの数です。
 例の芥川受賞作黒田夏子著「abさんご」も読みましたよ。いや、もう一度読み返そうとも思ってます。一度じゃ、無理。
 音読読書家の私でも、なかなかの難敵です。いろんなところで書かれている書評ほどにはすんなりと読めません。むしろ樋口一葉や古典文学の方が、まだ私の舌には乗りやすい。でも、読み込む毎に慣れてくると思います。しかし、その後にどういった感想を持つかは、また別の話です。
 この本、横書きと縦書きのリバーシブル本となって、縦書きには著者の半世紀前に書かれた短編が3作収録されていますが、こちらから読まれるのも一手かと・・・・・・。

 いやいや、取るに足らぬアドバイスです。

我が家の周辺、息づくもの達。

2013-02-12 15:21:56 | Weblog
 家の庭の金木犀の根本で、イモリと遭遇したのは何年前のことだったろう。あれ以来イモリはどこへ消えたか?
 ある秋雨の夜に、窓辺にへばり付いていたヤモリもあれ以来姿を見せない。
 近くにあった蒲の穂の生える小さな池で、威勢よく鳴いていたヒキガエルたちは、徐々に駆除されてしまって消え去り、今はその池すらも池のていをなしていない。
 ヒグラシの鳴きしきる藪も消え、ドジョウの棲みなしていた溝にも生き物の気配がしなくなった。

 我が家の周辺に息づくものは、石の隙間のクサトカゲ、石垣の陰のシマヘビ、畑の土中に眠るトノサマガエル等々・・・・・・。だが、確実にその数、その種は減っている。

 繁栄と滅びの反復は世の常だけれども、取り返しの付かないところまでは行き着きたくないものである。人さえが在り続ければよいと。いうものではない。すべては連関して繋がって、生あるものは息づいているのだから・・・・・・。

未確認野生動物、もしくは絶滅動物。

2013-02-10 14:22:43 | Weblog
 昨年の芝居公演で「ユーモレスク」という作品を上演しましたが、そこには正体の知れないものが登場しました。
 もちろん人間のカッコウで現れ、主人公の女性劇作家と絡んで行くんですが、それはその作家の書いた没作品の登場人物なのか、それとも何かの動物の化身か? 

 正体は最後まで明らかになりませんでしたが、いくつかそれとなく匂わせる場面があって、そのひとつに三峯神社というものがありました。 
 この神社は山犬信仰、つまりニホンオオカミを祀っているのだそうですが、そこをねぐらにしているのだとすれば・・・・・・。
 狐かという意見は聞かれましたが、狼という意見はついに聞かれませんでした。私たちの暮らし、日常から狼というものが消えて、もう随分久しいということでもあります。

 むかしは見かけられて、今はもういない身近な動物にニホンカワウソというのもいました。この動物も最後に存在が確認されたのは随分前のことだと思います。

 さて、絶滅動物ではありませんが、いろんな動物が野生化して生息しているのではないかということが、たびたび目撃情報などが流れて、話題になることがあります。

 林の中でカンガルーを見たとか、カピバラやワニなど本来日本には棲息していない外来種の動物が、逃げ出したり故意に捨てられたりして野生化するというものです。

 近頃私の住む近辺で、野生の牛を見たという話を小耳に挟んだのですが、真意はどうなんでしょう? ええ? 放牧されていた牛が逃げ出して野生化した?
 しかも目撃地は草原ではなく山の中なんだそうで、ほんとかな?

 野牛一族の隠棲は可能なことなんでしょうか?

2月になってはじめての更新になります。

2013-02-05 16:05:06 | Weblog
 1週間ほども更新をしませんでした。
 その間にカレンダーも2月になり、節分も終わり、今日は5日になります。

 節分の3日には、毎年伺う愛知県西尾市でのひとり語り口演がありました。
 開場にお越しくださいましたお客様、そして主催していただいた絵本の会の皆様には、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

 その日は本当に良いお天気でした。行き帰りの道もあまり混んでいなくて、スムーズに車を走らせることが出来て、それより何より、とても素敵な方々とお会いでき、私のお話を聴いてもらえたことに喜びを感じ、すべてにおいて快適な1日を過ごさせてもらいました。本当にありがとうございました。