ひとり語り 劇車銀河鐵道 いちかわあつき

 ひとり語りの口演や、絵本の読み語りなどの活動をしています。
 何処へでも出前口演致します。

セリフを覚える日々。

2012-01-31 12:35:12 | Weblog
 雪の融け残る山道を1時間半ほど歩きながら、セリフ覚えをしています。
 なぜか、歩きながらの方が入るんです。
 というより、そういう癖をつけてしまったようです。

 暖かい季節には郊外のだあれもいない自然公園の東屋で、鳥の声など聞きながらセリフを入れるということをしていますが、この季節にはさすがに立ち止まっては無理なので、歩き続けてのセリフ覚えです。

 初期の語りものなど、普段の散歩道をぶつぶつつぶやきながらやっていました。
 行き交う人が近づくと、やめてということをしていましたが、台本片手にぶつぶついいいながら歩くおじさんなんて、怪しいですよね。

 年齢に連れて、ある意味覚えが悪くなったということはありますが、セリフが身体に沁みてくる感じは前よりも増しているように思うのですが・・・・・・。

対立から対話へ。

2012-01-26 14:18:08 | Weblog
 何がどうというのではありませんが、徒然草よろしく心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく綴ってみます。

 良かれと思って決断したことが、後世になって誤っていたということは有りがちなことで、常に為政者が正しい判断を下すということは難しいことです。
 しかし、過たないように議論を尽くす。対話を重ねて検討することさえしていれば、後にどのような結果がもたらされても納得でき、素直に反省というものが出来ます。

 けれど、一時の感情に流されて判断を性急に求めるようであれば、これこそ本当の意味での禍根を残すことになりはしないでしょうか。

 価値判断の基準を、損得や目先だけの計算に置き換えるのではなく、50年先100年先の未来を創造し、後世の子孫の反映と豊かな郷土のことを考えた時、どのようにすべきかが一番大事なことではないのでしょうか。

 誰が間違っているとか、誰が正しいとかではなく、互いにすべてを白紙にして、損得抜きに歩み寄ることは出来ないのでしょうか。

 雪化粧に輝く恵那山を仰ぎながら、私はこんな独り言を思わずつぶやいてしまいました。

雪と雨の境界線は・・・・・・。

2012-01-21 13:24:11 | Weblog
 昨年の晩秋、カマキリが高いところに卵を産みつけているので、この冬は雪がたくさん降るのではないかとブログに書き込みましたが、この辺りは今現在積もるような降雪に見舞われていません。

 といっても、気候的には寒い冬で、全国的な規模でいえば雪の多い冬となっています。
 この辺りでは昨日今日とわりと温かで、静かな雨が降りつづいています。

 といっても山は雪で、かなり裾野の方まで白くなっていて、もうそこまで迫ってはいますが、いまだ雪にはなっていません。
 来週あたり寒波がやってくるようですが、さて今度こそは積雪を見るんでしょうか。

 別に雪の降るのを待っているわけではありません。大雪に見舞われている地域の皆さんのご苦労、難儀はわかります。私の兄も豪雪地帯に数えられるところに住んでいて、少しではありますが雪かきを手伝ったことがありますので、あれは重労働だということは少なからずわかっているつもりです。
 
 今年の冬はまた雪かき作業中の事故で大怪我されたり亡くなられたりということが多発しているようです。どうか、くれぐれも安全に心がけて作業していただきたいと思います。

 このあたりもむかしは結構の降雪に見舞われていました。一度降ると根雪になってしまうという場所も随所にありました。が、そういうことも久しくなくなりました。

 なんだか、いや今年に限ってのことかもしれませんが、雪と雨の地域の境界線がややずれているようにも思えますが、それは私だけですかねえ。気のせいでしょうか?

今年最初の読書。

2012-01-19 14:20:29 | Weblog
 昨年末に引きつづき、読書事情はやや低調ですが、それでも
年末から読み次いでいた山田太一著「二人の長い影/林の中の
ナポリ」という戯曲を読み終え、今は小川洋子著「偶然の祝福」
というかなり前に書かれた連作短編の文庫本を読んでいます。

 それを後わずか残しながら、米屋尚子著「演劇は仕事になる
のか?」―演劇の経済的側面とその未来―という本を、図書館
で借りてきて、40ページほど読み進めています。
 興味深い一冊です。

 このような片田舎で、私も演劇的なことを一応生業として、
やっています。もちろん、法人とか会社とかを設立するまでの
規模にはなりえていないのが現状なので、
「仕事として成り立っているのか?」
 と問われれば、あやしいところですが、なんとか17年継続
はしてこられました。
「お前それで食えてるのか?」
 という言葉も、最近はほとんど投げられないようにはなりま
した。が、そう問われた場合、
「はい、食えてます」
 と即座には答えられません。けれど、生きてはこられました
とはいえそうです。

 話しが読書から、やや脱線してしまいましたね。
 今年の夏で52歳になってしまいますが、これを若いと見る
か老いたと見るかはそれそれに様々でしょう。
 自分自身はまだまだだと思っています。何かにつけて・・・・・・。

明日は中津川工業高吹奏部定演の司会です。

2012-01-13 23:02:38 | Weblog
 明日1月14日(土)15日(日)は、中津川文化会館でおこなわれる中津川工業高等学校吹奏楽部第22回定期演奏会の司会を務めさせてもらいます。

 高校生のフレッシュで元気あふれる演奏を、どうぞ聴きに来てください。
 ゲストには、世界で活躍するトランペット奏者エリック・ミヤシロさんがお見えになるそうで、楽しみであるやら、ちょっと緊張もしています(インタビューのコーナーがあるので)。

 明日14日はPM6:00開演。明後日15日はPM2:00の開演となります。
 入場料はたしか500円だったと思います。

 さあ、一生懸命練習してきた高校生のみんなの足引っ張んないように、がんばろっと! 
 
 間違いませんように、かみませんように!

 

今日は鏡開きです。

2012-01-11 11:49:07 | Weblog
 今年の我が家には鏡餅がないので、本来鏡開きは出来ないのですが、 
ご近所で鏡餅を頂いたので、それで今からお汁粉にしようと思っています。

 最近では真空パックされた鏡餅が主流になってしまいましたが、本来は
年末についた餅で作った生餅を使いました。 
 お正月中飾っていますから、ヒビが入ってカビも付きます。それを金槌
などでたたいて割り、カビをとるために水餅にして、そうしてようやくに
鏡開きのお汁粉の餅として食べることが出来たわけです。
 どこかで少しカビ臭い匂いのしたお汁粉が、今では懐かしいものとなり
ました。

今日は十日えびす

2012-01-10 19:23:19 | Weblog
 よく晴れた空に市の立つ朝

 えびす札のご神影をお迎えに

 神社へと町めぐり歩く今日の日は

 遠い昔と何の変わりがあるだろう

 重いコートは消えて 軽いジャケットを着込み

 道歩く 人の速度はかわれども

 

真冬ですけれど・・・・・・。

2012-01-09 12:29:24 | Weblog
 毎朝氷点下の気温、日中でもひと桁の温度にしか上がらない日がつづきますが、そんななかでも、家の周辺に春を待つ生きものたちの気配があって、その準備はすでにはじまっています。
 朴の木や梅など新芽を枝先に用意して、その膨らむ季節の来るのをじっと待ちわびています。

 最近数のめっきり少なくなったというすずめ。
 その冬のふくらすずめの群れをこの間見ました。エニシダの枯れ枝をたわませながら止まっていた群れは、人の気配にいっせいに飛び立ち、頭上の電線に揃って止まり、やがてまた群れなして飛び渡っていきました。
 たしかにむかしよく目にした黒山のようなという形容での群れの数ではありませんが、一時よりもすずめの姿を目にするようになったのは、私だけでしょうか?

 とはいうもののひとむかし前にくらべると、庭にやってくるこの季節の鳥の種類はおおくありません。ヒヨドリやセキレイでさえもが、そう頻繁に目にとまりません。
 本当のところどうなっているのかはわかりませんが・・・・・・。

2012年芝居公演のご案内。

2012-01-05 13:25:01 | Weblog
 今年は3月3日(土)4日(日)に恵那で二人芝居公演を予定しています。
 
「神坂さんを待つ間」いちかわあつき・作丸さん・演出そしてこの二人の主演でのお芝居です。
 公演場所は恵那喫茶ララにて、開演時間はいずれもPM7:00を予定しています。

 さて、この公演が終わると毎年5月に多治見まなびパークたじみ7Fホールで上演している演劇ユニット マーシュマロウ の第7回公演「ユーモレスク ~すべて世は事もなし~」いちかわあつき・作高橋明・演出を、今年は6月3日(日)のAM11:00PM3:00の2回公演で行います。

 詳しいご内容は、またおいおいとご紹介して行こうと思います。

今年もよろしくお願いします!

2012-01-04 09:48:32 | Weblog
 今日が新年初めてのブログ更新となります。
 今年も昨年同様にお読みいただければうれしいです。

 昨年は義父義母を亡くし、喪中なので新年のご挨拶は
ひかえさせてもらいますが、どうぞ今年もよろしくお願い
いたします。

 さて、寒い日がつづきますね。今も外は雪が降ってい
ます。
 結婚して以来25年というもの、お正月の2日は妻の
実家へ行き、卓を囲んでお母さん手作りのお節や料理
をいただいて、箱根駅伝を見るというのが慣わしでした。
 もうそういうこともなくなり、今年は元旦に仏前を参
るという実に淋しい年の始となりました。

 しかし、それも年の移ろいというもの。抗うことの出
来ないこの世のさだめです。
 私たちは日々おなじことを繰り返しながら、少しずつ
変化して歳月を積み重ねていくものなのですね。
 昨年の東日本大震災のような急激な変化で、日常があっ
という間に激変してしまうような悲劇が起こらないように
祈るしかありませんが、しかしそれすらもこの自然の中に
生きる私たちには抗えないことなのでしょうか。

 窓の外に目をやると、雪はさっきより勢い増して降っ
て来ている様子。この分だと昼間から積もりそうです。