ひとり語り 劇車銀河鐵道 いちかわあつき

 ひとり語りの口演や、絵本の読み語りなどの活動をしています。
 何処へでも出前口演致します。

今どきに舞う花粉の正体は・・・・・・。

2010-05-31 18:30:26 | Weblog
 今年はスギ花粉の飛散の量が少なく、ほとんど症状のない春を過ごしたのでしたが、ここへ来て目のかゆみとくしゃみに見舞われています。

 といっても、さほどにひどいものではありませんが、その花粉の正体はなんなのでしょうか?

 確かにチマタは花盛りでいろんな花が咲いていますが、どれもいけないわけではありません。ハナノキ、ヒトツバタゴ(なんじゃもんじゃの木)などもダメな人はダメみたいですが、私の場合はどうなのかな。
 前に我が家の庭に立派なボタンが咲いていたのですが、これがいけませんでした。ユリなども狭い部屋の花瓶に活けてあったりすると、くしゃみを連発するということがありました。

 まったくさびしい限りですが、それでもある健康食品を長年飲用していて、少しずつ体質改善はされてきているので、むかしのようにもうひどくてお医者さんに行くということは何年もありませんけれど・・・・・・。

 先日、天皇皇后両陛下をお迎えしての、神奈川県で行われた植樹祭のテレビ中継を拝見しておりまして、陛下が無花粉杉の苗なるものをお手植えされておられました。

 日本中の杉山が無花粉杉になったら、さぞや心地よい春となるか。しかし、新たなる難敵黄砂の襲来が年々ひどくなるよう、イタチごっこですなぁ。憂春は終わらじ、ですかなぁ。

切られていく藪

2010-05-30 16:37:50 | Weblog
 チェンソーの音が晴れ渡った青い空にまで響いて、倒れていく竹やそのほかの木々・・・・・・。
 乾いた音が地面を叩くたびに、鳥たちはひっそりと鳴くのを止め、私は目を閉じる。

 風は地面をなめるように流れて、ためらいがちに上昇するとそのままいったきり、もう帰ってはこないのだ。
 ふたたび舞い降りてくる風があったとしても、それはさっきの風ではない。

 いのちといのちはせめぎあう。
 それが自然の中にあるありのままのことだから、そこに感慨などはないのだけれど・・・・・・。

 ・・・・・・だけれども、切ないと思うこころの在りようはどこからやってくるのか。
 刹那にそれは身をしめつけて、しかし風のように止まることなくいつか消える。

 つながるいのちと、とぎれるいのち。
 その境目で繫ぎ止めようとするいのちがあって、やはりいのちはめぐっている。
 
 とぎれない川の流れ。絶えない風の流れ。
 私は流されよう、そんな川のめぐりに。
 私は運ばれよう、そんな風とともに。

 往きて還らんもの達よ、旅人よ。
 あの藪をわすれるな、大地に下ろした太い根は決して淡き幻影ではなかったのだ。
 決して・・・・・・なかったのだ。

 
 

ホウの葉の上にモリアオガエルを観る

2010-05-29 13:17:03 | Weblog
 ホウ葉寿司を作ろうと、ホウの葉を某所に採りにいってきたのですが、その川べりのホウの木の葉の上にモリアオガエルがいました。

 なんとも眠そうに目をつむり、私が近づいてもピクリとも動きません。その葉が大きくて立派だったので、どうしてもほしかった私は(ホウの葉は手の届くところにあるのは限られているので)、ちょっとよけていただいてその大きな葉をもらってきたのですが・・・・・・。

 モリアオガエルは「しょうがないな」というように、面倒臭そうにとなりの小さな葉っぱに移動してくれました。
  
 もしかして、産卵の時期に入ったメスガエルだったんでしょうか? モリアオガエルの産卵期って今時でしたっけ?

 だったら悪いことしてしまったかなぁ。
 でも、何事もなかったように葉の上に鎮座ましましたモリアオガエルは、ゆったりとした時の流れの中で、ゆるやかなせせらぎの音を聴きながら、いつまでもそのままにしておりました。

今日のトノサマガエル

2010-05-27 11:43:20 | Weblog
 今朝も畑でトノサマガエルにあいました。
 私がヤブカラシを引っこ抜いて、刈った草といっしょにひとつところに片付けようとしているところに現れて立ち止まり、私を見上げる風でもないのですが、じっと佇んでいるのです。

「おい、どうした?」と声をかけ、鼻先をちょっと突っついてみましたが、カレは微動だにせずその場にとどまっていました。
 草を片付けて戻ってみると、もうそこにはいませんでした。トノサマガエルは何かをいいたかったのかな? いや、ただ挨拶してくれたのでしょうか?
 
 かつてこの庭には主のような大きなトノサマガエルが棲んでいて、その主は数年の間で1度しか姿を見せてくれませんでしたが、カレはその主の子供なのでしょうか?

 身近な接触を繰り返すと、なんだか情というものが湧いてきて、カレ等の平穏な日常を守ってやりたい気分になります。が、この辺りにはカラスはいるは、遠くには鳶も飛んでいるし、蛇だって石垣のスキマの穴から這い出てきます(今年はまだ見てませんけど)。
 天敵はいっぱいいるのです。そうそう、我が家の猫もおりました。

「生き抜け! トノサマガエル!」

草むら

2010-05-26 15:26:38 | Weblog
 前に、トノサマガエルのことを書きましたが、昨日また草むしりをしていて、そのトノサマガエルに会いました。
 警戒心をややゆるめてくれたのか、この頃はすぐ近くをピョンピョンと通ってくれたりします。

 さて、蛙は紫外線に弱いので、身を隠すところ(ジメジメした場所)がないとダメだというようなことを前にいったと思いますが、昨日草むしりをしていたところでそのトノサマガエルを見て、はたと思ったのです。
 草むらというものを少しは確保しておいてやらないとダメなのかなぁ・・・・・・と。

 ここのところ、草を目の敵のように刈っていて(刈りだすとおかしなもので徹底的にやりたくなります)庭全体をすっきりさせようとばかりに、何年も放置したままだった材木や木っ端の類いを取り除き、どんどんジメジメゾーンをなくしていっているのですが、ひょっとしてこれはこれまでの我が家の庭の生態系を崩していっていることなのかと、後ろめたさを感じてしまったのです。

 しかし、やりだしてしまったことを中途半端にやめることも出来ず、困っています。

 

猫は病気をしています

2010-05-25 13:40:24 | Weblog
 猫は病気をしています
 首にラッパを巻きながら
 家の片隅に繫がれて
 ただおとなしく餌を待つ
 哀れな姿になってます

 もともと気立てが悪いので
 ケンカばかりの生涯で
 もう十年が経ちました
 唯一長所の毛並みさえ
 見る影もなく禿げ上がり
 飼い猫なんて思えない

 血膿のついた眉間をすり寄せ
 甘えてくることもあるのです
 ズボンを汚されるのは嫌なので
 するりと交わして除けますが
 可愛くないわけではないのです
 これまでに幾度爪を立てられたか
 何度噛みつかれたか
 それでも心底憎めないのです

 弱虫だから気が荒く
 孤独だからすぐすねる
 さびしい我が家の飼い猫ルドルフ

 猫が病気をしています
 首にラッパを巻きながら
 家の片隅に繫がれて
 ただおとなしく餌を待ち
 けなげな声で鳴いてます

  

雨が降って・・・・・・。

2010-05-23 11:04:18 | Weblog
 今日から雨になるということで、昨日のうちにパネル等を収める倉庫(掘っ立て小屋)を完成させました。
 さて、問題は雨が降ってどうか? そう、雨漏りです。

 何といっても、家にあるものだけでまかない、駆ったのは釘等の318円のみ。もう少し手を掛けたいところを押さえてしまったので、やはり完璧な出来というわけには行きませんでした。

 これから少しずつ手直しをして、安心してモノの納められる倉庫にしようと思います。

蒸し暑い1日でした

2010-05-20 23:35:55 | Weblog
 雨が上がって晴れ上がったと思ったらまた曇り、夕方には少しパラパラと雨が来て、それでもそんなにひどくは降らないで・・・・・・。

 そんな中、陽射しは強くはないもののむしむしと暑い庭で、今日からようやく先日の芝居公演で使用したセットの後片付けを始めました。

 公演を重ねるたびにモノが増えていき、その置き場所の確保も大変で、新たに場所を作ることからはじめないと持って行き場がないという状態です。

 今日はまずこれまで使用してきた物置の整理、改修から手をつけました。
 現時点でいらないものは捨ててもいいのですが、芝居関係のものに限ってはまたいつか何かに使えるのではないかという思惑が働き、なかなか捨てられません。

 来年はシンプルな舞台創造を図ろうと思っているのですが、さてどうなりますことやら・・・・・・。

今日は雨・・・・・・。

2010-05-19 10:39:52 | Weblog
 空気の乾燥しているこのごろ、雨の日もまたよしです。畑に水もやらないですみます。

 昨夜はやかましいくらいに蛙たちが鳴いていましたが、雨の降るのを待っていたようです。
 我が家の庭には、トノサマガエルとアマガエルがいます。アマガエルはカラダが小さくてもけっこう大きな声で鳴きます。
 
 去年なんかは玄関の門灯のところに棲みついて、そこに集まる虫を食べながら鳴いていました。今年は居場所をかえているようです。

 そういえば近頃、ババガエル(これは正式名ではないと思います)というものを見かけなくなりました。わたしが田んぼや水路を観察しないからかもわかりませんが、どうも少ないみたいです。
 ずっと前にも書きましたが、トノサマガエルもへっているようです。彼らは紫外線に弱いようで、身を隠す場所がどんどん減っているということでしょうか?

 地球の水の量が変わらないのと同じように、地球に棲息する命の量も、実は変わらないのではないか? とすれば、人間が増えればそれは自ずと他の生物を絶滅の危機に追いやっていることであり、生態系というものはほんとうに繊細にまわりの環境から地球規模に繋がっているものではないかと・・・・・・。

 いや、確かな知識があっていっているわけではありません。本当のところはどうなんでしょうか? 勉強不足ですみません。

草刈るオヤジ。

2010-05-18 17:59:05 | Weblog
 むかし、石坂洋次郎原作の小説に「草刈る娘」というのがあって、たしか吉永小百合主演で映画化もされていると思いましたが・・・・・・。
 まぁそれとは全然関係なく先日の日曜に夕方は、暗くなるまで「草刈るオヤジ」で汗を流しました。

 前に、今年はカラスノエンドウの繁殖する年まわりだという記事を載せましたが、それともうひとつハルジオンの数が多くて、芝居公演などあって伸ばし放題にしてしまいましたので、刈るのにけっこう時間が掛かってしまいました。
 すべてを草刈り機でやれてしまえば楽ですが、2ヶ所だけミョウガの繁殖場所があるため、そこはどうしても手で除草しなければなりません。
 シロツメクサの茎のしつっこく地面を這うこと、へばりつくこと。うまく取り払わないとミョウガの芽が折れてしまいます。慎重に作業しましたが、それでも葉ミョウガが5本ほどもげてしまったので、それは刻んだり茄子やピーマンといっしょに甘辛く煮付けて食しました。

 なんとも夏らしい味わいでした。そうめんなどの付け合わせにもよさそうな甘辛煮、ミョウガの風味でした。
 我が家の花ミョウガは、8月の中くらいにしか生えてきませんので、もっと早くに採れるのがほしいなと、毎年思います。
 そうめんや冷麦の食べたい季節には、庭にミョウガと青しそ(大葉)がなくっちゃ!