ひとり語り 劇車銀河鐵道 いちかわあつき

 ひとり語りの口演や、絵本の読み語りなどの活動をしています。
 何処へでも出前口演致します。

3月もあとわずかとなりました・・・・・・。

2007-03-30 01:13:21 | Weblog
 昨日初めて鶯の鳴き声を聞きました。まだホーホケキョとは鳴かず、ケキョケキョばかりの鶯でした。今年は例年に比べて声を聞くのが遅かったように思います。暖冬ではありましたが、今月はやや冷え込む日が続き、なんだかおかしな具合になったようです。
 その3月も今日明日の2日で終わり、いよいよ4月に入ります。新年度のスタートと言う訳です。私にとっては何がどうというわけでもありませんが、いっぱい仕事の依頼を戴いて、スケジュール表が埋まるといいなと思っています。ひとり語りという活動を始めて今年で12年目、何より多くの皆さんの前で、語らせてもらいたい、私の語りを聞いてもらいたいと思うのです。日常の時間を離れて、物語の世界に浸るひと時を、ご一緒しませんか?

風邪か花粉か・・・桜の便り。

2007-03-28 14:13:38 | Weblog
 ここのところ少し風邪気味だったのですが、昨日今日当たりは花粉もかなり飛んでいるようで、鼻の詰まるのはどっちのせいなのだろうと、わからなくなっています。
 この辺りも今日は気温が上がってきているようで、桜の蕾もかなり膨らんでいるようです。昨日見た多治見の道沿いの桜は、咲き始めている木もありました。
 今朝は久しぶりに町中をウォーキングしたのですが、公園に設置された新しい遊具も完成し、春休みに入った親子連れで賑わっていました。これで桜が花盛りとなれば、いよいよ春爛漫といったところでしょうか。
 しかし、その近くに新興住宅の造成地があるのですが、その敷地に面した桜並木の枝が、かなりの量を切り払われていました。どうしようもないことですが、つぼみをつけた枝々が可哀想でした。もう少しで咲けたのに・・・・・・。

3月24日は多治見で口演しました。

2007-03-25 15:57:18 | Weblog
 3月24日(土)は、PM7:00より多治見南姫公民館にて、ひとり語り口演をやらせて頂きました。
 演目は 山下明生・作「島ひきおに」 さねとうあきら・作「おこんじょうるり」の2作品でした。
 大人の女性ばかり40名のお客様を前に、快い空気の漂う中で1時間強を語らせてもらいました。生憎の雨の中でしたが、物語の世界に浸って頂けたでしょうか?
 昨夜の口演を聴かれた方で、このブログを開かれる方がありましたらご感想をお寄せください。
 語り手の私としては、良いお客様に恵まれてとても充実した時間を過ごさせてもらいました。あらためて、語りというのは語り手と聴き手の共同作業で、物語りを紡いでいくものだと思いました。ありがとうございました。この企画を進め、チケットを販売してくださいました関係者の皆様にこの場を借りて、厚く御礼申し上げます。

昨日3月19日は・・・・・・。

2007-03-20 14:17:21 | Weblog
 昨日は、とある子育てサロンで読み語り、絵本紹介の仕事をして来ました。1歳くらいの子供たちと、そのお母さんたちに私の読み語りを聴いてもらいました。みんな可愛くて、とても楽しい時間を過ごさせてもらいました。最初は恥ずかしくしていた子供たちが、終わってから近くに集まってくれるのが、いつもながらにうれしい瞬間です。このおじさんは恐くないと信頼してくれたことに、喜びと、そしてちょっと大げさかもしれませんが、責任のようなものを感じてしまいます。もう、子育てという時間は卒業して、小さな子供に触れる機会は、こういった仕事の時くらいになってしまいましたが、子供は常に何かを教えてくれる、何かを思い出ささせてくれる、素晴らしい存在です。大変な事も多いでしょうが、親御さん方には、日々何かを発見できる楽しくゆとりのある、子育てをして欲しいと思います。
 さて、普通「絵本の読み聞かせ」というのが一般的には普及している呼び方だと思います。が、あえて私はそれを読み語りと表現しています。別に強いこだわりを持って他を認めないというのではありません。
 確か、動物ものの児童文学を書かれた椋鳩十先生が言っておられたのではないかと思いますが「読み聞かせるというのでは、いかにも押し付けがましくて・・・」
ということに由来します(間違ってたらごめんなさい)。
 そうして、その語り方も自由でいいと思います。因みに私はどうしても感情の入った芝居がかった絵本の読みになってしまいますが、たんたんとしていても、変に抑揚が付いていても、いいと思います。お母さんの優しい声で読まれる絵本には、どうやってもかなわないのです。それは、信頼と安心を与えてくれる無償の響きだからです。
 「語りは、こころの母乳・・・」これは児童文学作家宮川ひろさんの言葉ですが
どうぞ子育て中のお母さん、またお父さんも、絵本を読んだあげてください。いっぱいお話をしてあげてください。言葉がわからない乳幼児のときだからこそ、大事なんだと思います。またそれ以後も・・・。子育ては待ったなしです。先送りは許されません。子供たちに学んで、人は親になるようです。これは私の教訓です。決して優等生の親ではありませんが、いつも自然体でやっているつもりです、今でも。

今日は福岡町で「なんばんきつねつき」を語りました。

2007-03-19 00:00:38 | Weblog
 今日午後3時半頃より、福岡町ふれあい文化センターで、さねとうあきら作「なんばんきつねつき」を語らせてもらいました。この作品は昨年の夏妻後宿喫茶ギャラリー「康」さんで口演して以来のものでした。その時はお店の中で30名ほどのお客さんを前にしての語りでしたが、今日はホールということもあり、B.G.Mも舞台の作りも一新してのものでした。
 ひとり語りとしてはやはり舞台が大きかったのかな、と思いました。このところ小さな場所でやりつけているので、お客さんの顔が見えないことが返って不安になりました。とは言え私は私なりの精いっぱいを語らせてもらったつもりです。聴いて頂いた方々にはどのように受け止められたのでしょうか。何時もながらに気になるところです。
 この「なんばんきつねつき」というお話は、ぶきっちょな少年三太と、日本の近くで難破した捕鯨船、その船に乗っていた、黒人奴隷ゴッホとの心の交流を描いた、江戸時代末期の頃の創作民話です。作者さねとうさんのお話によると、「遠野物語」の中に登場する山で出遭った黒い人というのをヒントに創作した物語だということで、よってフィクションであり、実話ではありません。しかし、難破船によつて漂着した黒人の話は、ある地方によつては、記録が残されてもいるようです。が、この話のように排斥されて殺されたということではなく、人としての扱いを受けて、その土地に暮らしたというような言い伝えもあって、少しホッとするところがあります。
 この物語はいかようにも受け止められるでしょう。ただ単にアメリカ批判というのでは薄っぺらですが、人が人として生きる権利とは何か・・・無知である事の恐ろしさ、惨さ痛ましさ等々・・・。けれど私はこの物語をこの視点を貫いて語りたいと思っています。それは、どんな目にあわされても人を恨まないゴッホの純粋さと、同じく物事を濁らない目で見つめ通そうとする三太の目です。どんなに馬鹿にされても、人や世の中を憎んだり恨んだりしない、三太のそれからの人生が、本当の物語なのです。

5月12,13日の芝居公演ご案内

2007-03-17 16:31:34 | Weblog
 2007年5月12日(土)13日(日)の両日、まなびパークたじみ7Fホールにて、演劇ユニット マーシュマロウによる第2回芝居公演「帰りなむ、いざ」を上演します。
 私いちかわあつきの作・演出・出演による多治見での去年に引き続き2回目となる公演です。ストーリーはセレブな老人施設から脱け出した老夫婦が、50年以上帰っていない自分たちの故郷へ帰ろうとして、田舎の無人駅で電車を待つのですが・・・。
 さて果たして二人は故郷へ帰りつくことが出来るでしょうか・・・?というようなお話です。高齢化社会もピークに達する近い将来、お年寄りへの応援歌であり、また自分たちをも含めて、あらゆる世代の人たちへも問いかける芝居になっていると思います。といって、そんな堅苦しい芝居ではありません。歌も踊りもない静かな芝居ですが、上演時間約1時間45分飽きる事無くご覧頂ける芝居を創ろうと、ただいま出演人全員で稽古に励んでいます。
 出演は私の他に地元多治見の 高橋和子 森裕 そして名古屋をベースに活動している新進の女優 高橋かな 福庭ひろみ の二人を迎えています。
 5月12日(土)開場pm6:30開演pm7:00
 5月13日(日)開場pm2:00開演pm2:30
 チケットは大人前売り1800円(当日2000円)
     高校生以下は1000円(当日1200円)です。
≪後援≫ 多治見市教育委員会 (財)多治見市文化振興事業団

 *駐車場はまなびパーク地下駐車場、又は豊岡市営駐車場をご利用ください。共にまなびご利用の方は1時間無料です。また車でお越しのご観劇のかたには1時間のチケットを、ロビーにてお渡し致します。
 それでは皆様のお越しを、お待ち申し上げています。

今、3月16日午前0時47分です。

2007-03-16 01:15:09 | Weblog
 ラジオの生番組を終えて、午後11時過ぎに帰宅し、いまようやくパソコンの前に座っています。もう昨日の事になってしまいましたが、15日は朝から慌しく過ごしました。その夜の仕事の準備をしつつ、今日までに読み終えなければならない本を百ページほど読み終え、また今日中に持って行きたい原稿を整理してプリントし、何とか出来たころにはお昼になっていて、急いで昼食を摂りつつ、今度は18日に予定されている語りの稽古に取り掛かりました。それが12時40分で、稽古時間は1時間。午後3時から多治見で芝居の稽古があるので、それに間に合うように家を出なければなりません。1時52分に家を出て、GSに立ち寄り、燃料を満タンにして多治見へと向いました。車の中でセリフをおさらいしながら、稽古場所に着いたのが3時5分過ぎ。2時間の稽古を終えて、軽い食べものをお腹に入れて5時半にスタジオ入り。いつものように打ち合わせなどして8時からの本番、そして10時の終了。そうして帰宅後今に至っているのですが、今日16日中に読んで図書館にかえさなければ行けない本があるので、これから読むか、それとももうお風呂に入って、明日朝読もうかと思っています。

今日も寒い一日となりました。これが我が家の猫です。

2007-03-12 14:41:10 | Weblog
 春の彼岸も近いですが、雪のちらつく寒い日になりました。今朝は家族で墓掃除に出かけたのですが、寒風にさらされて寒いこと寒いこと・・・。これまでが暖かくて、もう春だと身体が緩んでいたので一段と堪えます。
 さて、この写真は我が家の猫テト君です。もう一匹先輩猫のルドルフ君がいますが、彼は六歳半で、我が家へ来たころは毛並みも良い、洋猫のミックスだったのですが、外をのさばり歩き、幾度の死闘を繰り返す勇ましい猫で、今は見る影もなく頭部は怪我で禿げあがっている始末、公開には忍びない姿になってしまいました。 この写真のテト君は(これは子猫の時の写真ですが)、今は一歳半に成長し外には出していません。名前の由来は「風の谷のナウシカ」に登場する狐リスの名で、我が家にやって来た時、あのキャラクター同様触ろうとすると、鼻に皺を寄せてシャッと言って怒ったからです。ちょっと臆病な猫で、来客があると押入れの中に逃げ込んでしまいます。

ひとり語りレパートリー紹介

2007-03-10 16:41:03 | Weblog
 先日は旗上げ口演に、さねとうあきら作品「おこんじょうるり」を・・・という話をしました。さねとう作品はその他に、「ふたり紋十」「なんばんきつねつき」「きつね提灯」「おにひめさま」があります。
 次いで、斉藤隆介作品「花さき山」「モチモチの木」。安房直子作品「きつねの窓」「ひぐれのお客」。新美南吉「手袋を買いに」。宮川ひろ「おはじき」と、ここまでご紹介してきて、なんだ童話や児童文学作品ばかりだなぁ。と思われることでしょう。そうなんです。でも、だから子供向けと言うのでもないんです。私は当初から、子どもに向けてこれらのものを発信しようと思っていませんでした。むしろ、日常の暮らしに疲れた大人たち、子供だった自分を忘れかけてしまった人たちに向けて、聴いてもらおうと始めたのでした。それは私自身がそんな疲れた大人だったから、そして絵本や童話などに心癒されたひとりだったからです。
 そうそう、そのキッカケを作ってくれたのが宮沢賢治でした。賢治作品は「紫紺染めについて」「座敷童子の話」「いちょうの実」と語り作品は少ないですが、詩や童話全般の朗読はお引き受けします。
 それから、少し変わったところではノーベル賞作家G・マルケスの「この世で一番美しい水死人」と言う作品も語ります。これは今ひとり芝居バージョンを検討中です。それでは次回はお芝居についてお話します。

いちかわあつきのプライベート公開 by妻 Part2 

2007-03-09 16:47:59 | Weblog
     
とりあえず本人の顔写真です。
血液型B型・かに座の46歳(愛妻との結婚生活21年目)。
独自のスタイルで語りの世界を表現したり、戯曲や詩など、言葉に関するものもたくさん創り出していますが、プライベートでは、家の内外のちょっとした棚とか、壊れてしまった日用品の修理とか、時間があれば結構何か造っています。もともと創作が好きなんですね。
もちろん、語りやお芝居をするときの舞台装置もほとんどが手作りです。
紙やら材木やら、いろいろ材料が置いてあるな、と妻が気付いてしばらくするといつの間にか完成してた・・・・・・という感じです。
ちなみに、我が家(借家なんですが)の障子戸や置いてある本やものを見て、私の友人は「いちかわあつきワールドだー」と言っています。