ここのところ動物の話が続きましたので、今日ももうひとつツバメのおはなしをしようと思います。
これはもうずいぶん前のことなんですが、私がまだ外回りの仕事をしていて、車を運転中にであったことです。
ある工場のまわりをグルリッとまわるように一車線の道路があって、その道路の工場の敷地になっている反対側は、おう方が川の土手で、その土手のところに、たくさんのツバメたちがあつまり、黒いかたまりを作っていました。
季節はそう、桜の花も散り、葉桜のころ4月の中旬から下旬にかけてのことだったと思います。ちょうど南からツバメたちが帰ってきて、巣作りを始めようという時季です。
黒いかたまりは、その中央に倒れている一羽を囲んでいるのでした。
横たわっている一羽はもう死んでいるようでピクリとも動きません。その一羽に寄り添うようにする、きっとパートナーなのでしょうもう一羽が、本当に悲しそうに何度も覗き込んでは、動かない一羽をつっついてみるのですが、なんの反応もかえってはきません。
まわりの6,7羽は、ただ心配そうにその姿を見守るばかりでした。
私は10メートルばかり離れた路肩に車を止めて、出来る限り肉眼でしっかり眺められる位置にそっと近寄っていき、仕事中ということも忘れて観察し続けました。
どのくらいの時間その光景はつづいたでしょうか。やがて、1羽2羽とその場を去っていき、最後にはパートナーなのだと思われる1羽が残りました。どうしても思い切れない様子に、私の目にはうつりました。
ツバメという鳥はとても家族、一族のきずなのつよい鳥のようです。
私は奇しくもそのツバメの葬儀を垣間見てしまったわけですが、ふと足を止めてみるといたるところに自然のドラマは展開されています。
これはもうずいぶん前のことなんですが、私がまだ外回りの仕事をしていて、車を運転中にであったことです。
ある工場のまわりをグルリッとまわるように一車線の道路があって、その道路の工場の敷地になっている反対側は、おう方が川の土手で、その土手のところに、たくさんのツバメたちがあつまり、黒いかたまりを作っていました。
季節はそう、桜の花も散り、葉桜のころ4月の中旬から下旬にかけてのことだったと思います。ちょうど南からツバメたちが帰ってきて、巣作りを始めようという時季です。
黒いかたまりは、その中央に倒れている一羽を囲んでいるのでした。
横たわっている一羽はもう死んでいるようでピクリとも動きません。その一羽に寄り添うようにする、きっとパートナーなのでしょうもう一羽が、本当に悲しそうに何度も覗き込んでは、動かない一羽をつっついてみるのですが、なんの反応もかえってはきません。
まわりの6,7羽は、ただ心配そうにその姿を見守るばかりでした。
私は10メートルばかり離れた路肩に車を止めて、出来る限り肉眼でしっかり眺められる位置にそっと近寄っていき、仕事中ということも忘れて観察し続けました。
どのくらいの時間その光景はつづいたでしょうか。やがて、1羽2羽とその場を去っていき、最後にはパートナーなのだと思われる1羽が残りました。どうしても思い切れない様子に、私の目にはうつりました。
ツバメという鳥はとても家族、一族のきずなのつよい鳥のようです。
私は奇しくもそのツバメの葬儀を垣間見てしまったわけですが、ふと足を止めてみるといたるところに自然のドラマは展開されています。