ひとり語り 劇車銀河鐵道 いちかわあつき

 ひとり語りの口演や、絵本の読み語りなどの活動をしています。
 何処へでも出前口演致します。

普通の日々 PART 4

2008-06-22 12:03:57 | Weblog
 僕としては4年ぶりとなる舞台、「11匹のネコ」は、たしか予定より1ステージ多い3ステージを公演しました。そしてその公演すべて満席、興行的には大成功の舞台となりました。
 何でこんなにも観客を動員できたのかは、今もって謎なんですが、原作(馬場のぼる作の絵本)の「11っぴきのねこ」の人気にのっかったのか? 何か多少誤解された情報が流布されたのか、そこのところはよくわかりません。文化会館の912席の固定席に加えて補助席も出し、それでも受付で断らなければならない異常事態に追加公演を決定したという次第でした。
 その芝居の出来はどうだったか。これはあくまで観て頂いたお客さんに委ねなければならないことなので、なんとも言えませんが、みんな若かったので勢いと元気だけはある舞台でした。
 僕は元々体育会系の人間で、小学校の頃は野球、中学時代はバレーボールに汗を流していましたので、チームワークや連帯というものが生み出す力というものが大事なものということはわかっていました(殊にアマチュアの世界では)。
「夜明け」という劇団はそんな仲間意識の強い、監督(主宰)を中心にした野球チームのような劇団でした。演劇集団としては異色の劇団だったと思います。
 当時の僕にはそれが魅力で、また救いともなっていきます。このお芝居より約3ヵ月後、僕は結婚式を挙げるのですが、劇団の人たちの手によって、手作りの結婚式を演出してもらいました。
 その後、1回だけの出演のつもりが、新婚生活スタート早々2作目「太平洋ベルトライン」にも出演し、正式の劇団員となって7年間所属することになります。