人生第2幕スタートして20数年、畑を掘り・印を刻り・木を彫りの半分・自然に親しむ生活です

篆刻(てんこく)という
漢字の文化、庶民的な
円空佛、こんな世界が
今も存在している!
つれずれ日記です

読売書道展(中部)・見学記

2023-09-13 19:37:44 | 篆刻

まず会場に入りますと写真のように掲示されていますのでご参考までに。

家内と同行しての名古屋行きは久しぶりです。

大都会はひと、ひと、ひとでとても疲れますのでめったに揃っては出かけませんが。

でも魅力は「美味しい店」「買い物(家内がです)」が揃っていることです。

まあ今回は書道展見学がメインデイッシュです。

 

読売書道展で最高顧問の尾崎邑鵬氏は何と99歳、そのエネルギーに驚きと共に

同氏・主宰の由源社のH.P.を見ますと凄いネットワークで、これまたスゴイです。

 

写真は杭迫柏樹氏の作品です。

ご覧の通り分かりやすいですのでここにご紹介です。

 

大幹部の方々の作品と共に落款印をしっかり拝見してきました。

ビデオコーナーでは篆刻家の綿引滔天氏の制作風景を15分ほど放映、参考になりました。

同氏は日本を代表する篆刻家ですから。

篆刻も女性の出品者が目立つ感じで時代の流れのようです。

と、超カンタンにご紹介です。

 


落款印の鉄筆

2023-09-13 09:52:40 | 篆刻

自分用ではありませんが落款印を久しぶりに制作しました。

サイズは11ミリと12ミリの2ケです。

小生のこうした小さな落款印に使用する鉄筆(印刀)の幅は2.5ミリから5.0ミリです。

刻すときは視力の衰えも甚だしく細心の注意を要求されます。

落款印だけでなく印材サイズは6~7ミリから70~80ミリまで幅広いサイズがありますが、

使用する鉄筆のサイズもさまざまです。

小生の鉄筆の幅は最大で12ミリ、厚みは7ミリです。

 

篆刻の教則本を見ても鉄筆(印刀)についての記載はほとんど無いようです。

自分で試行錯誤しながら色々な鉄筆で試すしかないように思います。

 

篆刻界は全日本篆刻連盟と日本篆刻家協会とありますが、所属の大家で篆刻の教則本はほとんど出されていません。

そうした状況で数少ない参考図書は主に2冊です。

1冊は菅原石盧氏(全日本篆刻連盟)の「篆刻のてびき」(その後、続編も出版されています)です。

もう1冊は綿引滔天氏(全日本篆刻連盟)の「総合 篆書大字典」で恐らく篆刻関係の方にはバイブル的存在と思います。

「篆刻の手引き」には「刀法は伝え難し」と記載されており

本などではその技法は伝えることは難しいとされています。

 

篆刻も目的により楽しみ中心であれば全て自由ですが。

 

 

 


読売書法展・中部展が明日から開催

2023-09-11 14:38:30 | 篆刻

読売書法展が明日から「愛知県美術館」と名古屋駅すぐの「ウインクあいち」で開催です。

9月15日まで。(愛知県美術館は有名で地図省略です)

 

周知のように日展に次いで有名な書作展は東の読売書法展と西の毎日書道展です。

ざっくり申せば読売展は伝統重視、毎日展は斬新といった感じで近代詩文書に特徴が

あるように思われますが如何でしょうか。

篆刻の部の出品数は圧倒的に読売展が多いです。

中部展は2会場に分かれており、その距離もかなりあって高齢者にはつらい距離です。

小生自身はかなり以前に読売書法展への出品をせず、で鑑賞のみの気楽な気分です。

 

書の作品展示数はどのくらいあるのでしょう、ゆっくり見ていたら疲れ果てます。

篆刻は多分、書道作品に比べ1/10以下の出品数ですから随分と楽です。

 

時代は大きく変化しています。

書道作品は内容的に古典的な漢詩や万葉集、古今和歌集などが中心であり、篆刻も

同様に論語や荘子など古典から熟語を引用されています。

ということでいちいち作品の内容はそれ程吟味せず、技巧よりも線質や余白、文字の強弱など

絵画的に鑑賞するようにしています。

特に篆刻はアンバランスのバランスが魅力ですので、そうした点もしっかり見るように

しています。

 

まあ日展でも書の部門は足早に通過する人が多く、書や篆刻に興味ある方は稀ということは

昔も今も変わりませんが。

 

何度もブログアップしていますが、書作品では落款印を中心に見学するのはとても勉強になります。

落款印に留意されているひと、あまり気にしていないひと、様々です。

 

めったに筆やペンを持たなくなった現代、でも漢字や仮名の世界は厳然と生きていて

時にはゆったり浸るのもオツかもしれません。

 


千字文 (そのNO.40)

2023-09-09 21:32:29 | 篆刻

凌摩絳霄  紅(くれない)の大空を飛び越えるような勢いで迫る

      凌はしのぐこと、摩はせまること、絳霄(こうしょう)絳は濃い赤色、霄(しょう)はそら 

 

耽読翫市  読書に耽り、市場で本を貪り読み

      耽読(たんどく)という言葉は今も時々、目にします

 

寓目嚢箱  (書籍を入れた)袋や箱に目をよせる

      立ち読みで一度見ただけで暗記した、

      若い時の記憶力って凄いと思います、東京の山手線の駅名を全部覚えたとか、

      大阪の環状線の駅名を直ぐに覚えてしまったとか

      (この作品は回文で時計周りと反対に字入れしています)

 

易輶攸畏  安易で軽率な行動は用心すべきことであり

      易輶(いゆう)安易で軽率なこと、攸(ゆう)は所の意。

 

屬耳垣牆  耳を壁につけて(周囲に気を配る)

      屬(ぞく)くっつけること、垣牆(えんしょう)壁、塀のこと。

 

篆刻、千字文は毎月5日、20日にアップと思っていますが今月は4日も遅れました。

暑さボケのせいにするには責任転嫁ですが。  

 

 


粕漬の魚

2023-09-09 21:01:00 | 日記

9月の上旬も終わるというのに日中の暑さには年々、耐えるチカラが低下しボーッと

することが増えています。

食欲も減退気味ですが栄養補給を怠りますと(いずれツケが回るかなア)と食欲と

体力の綱引きです。

 

食欲のない時には量は少なくても美味しいものを食べたいものです。

 

随分と前ですが魚の粕漬を知ったのは名古屋の「鈴波」でした。

大和屋守口漬が名古屋では有名ですがその姉妹店です。

それはもう凄く美味ですが主に進物用で自宅使用にはちょっとお値段もお高いです。

(こういうのを手軽に食べれたら・・・)

 

粕漬というのはアミノ酸が豊富だそうで同じ魚でもぐ~んと美味しくなります。

 

有難いことに最近は近くのスーパーでも粕漬の魚が並んでいますね。

めったに同行しない買い物ですが、つい最近、銀鮭と赤魚の2種類の粕漬を購入、

早速に夕食に登場、晩酌にもピッタリ!

「これは旨いね!」

魚の種類もサバ、サワラ、銀鱈、カマスなど色々あるようです。

 

量は食べれなくなって美味しいをほんのちょっと、という傾向ですので今後も美味を

求めて店内を徘徊することが増えそうです。