人生第2幕スタートして20数年、畑を掘り・印を刻り・木を彫りの半分・自然に親しむ生活です

篆刻(てんこく)という
漢字の文化、庶民的な
円空佛、こんな世界が
今も存在している!
つれずれ日記です

若いお母さんはジョギング、そして・・・

2020-07-30 15:02:08 | 日記


早朝6時過ぎごろから1時間弱の散歩ですが、コロナ問題発生後は散歩する人が増えているような気がします。

今朝の散歩時、若いお母さんはジョギング、その少し前方には4~5歳くらいのチビッコが未だ自転車を乗り始めてから
日数も経っていないのでしょう、フラリフラリと自転車のペダルを一生懸命に漕いでいます。
ときどき、後方を振り返ってお母さんの姿を確認しています。
お母さんは(う~ん、大丈夫よ、その調子!)という表情。
何とも微笑ましいような光景です。

何気ない光景ですが、何となく親子の愛情を二人の姿から醸し出しています。

そういえば、子育て時代って、いつ頃だったのかなア。
もう何十年も前のこと、すっかり記憶装置から削除されているかのようです。

自分自身は普通の散歩には特には問題なくて自分の膝に感謝ですがジョギングは諦めています。
ジョギングはウオーキングに比べて膝への衝撃度が3~4倍と言われ、我が体力ではジョギングはお手上げ状態。
でも歩き方は自分では普通に歩いているつもりでも人からみればヨタヨタ歩きに見えるかもしれません。

ほら、歩き方を見れば年齢が分かると申すではありませんか!
都心では人の往来が盛んですが小生のペースでは追い抜かれることはあっても、追い抜くことはございません。
(今は都心へは自粛中)

せめて気持ちだけでも歩くときは前かがみの姿勢ではなく、背骨をまっすぐに膝を曲げずに散歩するようにしていますが。

早朝の散歩は空気も澄んでいて気持ちいいです。


鬼灯(ほおずき)がお盆を待っている

2020-07-29 16:05:31 | 日記


毎日、毎日、コロナの報道ばかりのこの頃です。

畑で栽培中の鬼灯が色ずき始めました。

お盆を迎えるころになりますとビックリするくらいの値札が付きますね。

拙宅では仏壇に2本、お墓に2本は最低必要です。

畑の一角に鬼灯を栽培しています。

栽培と申してもとてもカンタンで昨年の根を土に埋めておくだけ、後はときどき肥料をパラパラと。
でもナス科植物で連作障害があるそうです。

7月末ごろ、オレンジ色から赤色のようになる頃には害虫被害が多発、袋がまるでレースのように
なってしまいます。
ですので消毒が欠かせません。
このちょうちんのような袋状のかたちを萼(ガク)というそうです。

8月初めには菩提寺で施餓鬼行事もあります。

今年の終戦記念日の全国戦没者追悼式はどのように開催されるのでしょうか。

毎年、この時期になりますと戦前戦後の飢餓時代を思い出します。
そのせいか、食べ物に好き嫌いはありませんが。

時代はすっかり変わり最近は様々な事情で墓じまいをされることを耳にすることもあります。


鬼灯や 男だてらに 鳴らし見る  寺田寅彦

鬼灯や いくつ色づく 蝉のカラ  室生犀星

鬼灯や まことしやかに 赤らみぬ 高浜虚子


(お墓参りの前にお墓の掃除をしなくちゃ)


NHK大河ドラマの裏方の仕事

2020-07-28 21:00:19 | 日記


今はコロナ一色で社会活動は益々混迷の道に入り込んでいます。
コロナの影響で大河ドラマも撮影中断となり、代替番組としてこの7月26日に日頃陽の当たらない
裏方さんたちの仕事ぶりが紹介されました。

出演の俳優さんたち以外のオープンセットなど美術デザイン全般、更にCG映像などは別会社の
「NHKアート」が関わっていることを知りました。
社員数263名となっています。
詳しくはH.P.をご覧ください。

そのNHKアートのスタッフの皆さんの仕事に掛ける熱意、時代考証に拘る徹底ぶり、完璧さへの追求など
決して表舞台に立たない裏方さんの仕事に頭が下がります。
視聴者がまず目が行かないような例えば屋根瓦の1枚1枚を時代に合わせCGを使って微妙に色彩を
変える仕事って、ただただ驚きです。
他にも様々な作業を地道にコツコツされている、これがプロの仕事と痛感しました。
自分で納得するまでやり遂げる、でも視聴者から褒められることはない地味な仕事です。
承認欲求を捨ててただ良い番組作りを、という熱い想いだけで作業されています。

う~ん、作品作りもこうした徹底振りが必要だと改めて思いました。
何事も共通点があることを実感いたしました。
(自分ももっと気合を入れて、と)

(イラストはNHKアートのH.P.から)

篆刻とコロナ

2020-07-25 19:31:22 | 篆刻




今年はコロナの厚い雲に覆われて約半年。
憂鬱どころか業界によっては死活問題ですが、ワクチンが出てこない限り早期終結は難しい状況ですね。

国民のほとんどの興味対象はコロナの行方に向かい、すぐには日常生活に直結しない芸術分野などは関心が
薄れがちです。

いつかは平穏な時期が来ると思いますが、昨年までの何気ない平凡な時代が最も幸せと痛感します。

今の時期は書道や篆刻の分野も静かに眠りに就いているかの如きです。
こうした時期に先人の作品を見るのも勉強になるかと思います。

掲載は故・鈴木般山氏の作品。
「飲酒全其神」飲酒、その神 全うす。 飲む人の身と心を満たす酒、お酒は神様とのコミュニケーションの
                 道でもある。
「我有斗酒」蘇東坡の後赤壁賦より。我に1斗の酒有り。
「春酒介壽」春酒を飲むと長寿になるという。
愛飲家だったようで、作品には酒の言葉が多いです。
甲骨文字の作品が主です。

篆刻はご存知のように「漢字」という世界からの呪縛から逃れることができません。
絵画でも具象画、抽象画(今はこうした表現は使わないかもしれませんが)があるように篆刻でも
まるで抽象画のように表現方法を先鋭化する作風も現れています。
いわゆる「ドーダ」作品です。

ここにご紹介した故・鈴木般山氏は昭和10年生まれ、ご存命であれば今では大御所的でしょうか。
氏は64歳でご逝去、その後の期待の河野隆氏も数年前にご逝去。
今のIT時代に篆刻という一般人には分かりにくいアナログ的世界をリードしていく人は果たして・・・

故・鈴木氏の作品は気品があってバランスも良く生命力を感じます。
ただ、篆刻作品の鑑賞はその道、数年経過しても少し良さが分かる程度の狭い道です。
後に続くひとは減少一途のようです。


「ゴーヤ」のアート

2020-07-22 09:34:32 | 日記


人間に喜怒哀楽があっても関係なく、
また見られなくても見ていても関係なく承認欲求もない「ゴーヤ」の果実。
そして採取されなければ種だけを残して朽ちて行くゴーヤ。

草間彌生作品を想像させるゴーヤの表皮。

人間誰しも芸術作品といわれるものは「承認欲求」が存在します。

「ゴーヤ」をじっくり観察しますと自然の造形の素晴らしさに感嘆します。