自分用ではありませんが落款印を久しぶりに制作しました。
サイズは11ミリと12ミリの2ケです。
小生のこうした小さな落款印に使用する鉄筆(印刀)の幅は2.5ミリから5.0ミリです。
刻すときは視力の衰えも甚だしく細心の注意を要求されます。
落款印だけでなく印材サイズは6~7ミリから70~80ミリまで幅広いサイズがありますが、
使用する鉄筆のサイズもさまざまです。
小生の鉄筆の幅は最大で12ミリ、厚みは7ミリです。
篆刻の教則本を見ても鉄筆(印刀)についての記載はほとんど無いようです。
自分で試行錯誤しながら色々な鉄筆で試すしかないように思います。
篆刻界は全日本篆刻連盟と日本篆刻家協会とありますが、所属の大家で篆刻の教則本はほとんど出されていません。
そうした状況で数少ない参考図書は主に2冊です。
1冊は菅原石盧氏(全日本篆刻連盟)の「篆刻のてびき」(その後、続編も出版されています)です。
もう1冊は綿引滔天氏(全日本篆刻連盟)の「総合 篆書大字典」で恐らく篆刻関係の方にはバイブル的存在と思います。
「篆刻の手引き」には「刀法は伝え難し」と記載されており
本などではその技法は伝えることは難しいとされています。
篆刻も目的により楽しみ中心であれば全て自由ですが。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます