人生第2幕スタートして20数年、畑を掘り・印を刻り・木を彫りの半分・自然に親しむ生活です

篆刻(てんこく)という
漢字の文化、庶民的な
円空佛、こんな世界が
今も存在している!
つれずれ日記です

愛知県豊田市・民芸の森に円空仏が

2019-04-15 07:51:53 | 円空仏





愛知県豊田市は人口およそ40万のご存知、トヨタ自動車の企業城下町です。
かっては拳母市(ころもし)と呼ばれていた市です。

この地に「民芸の森」と呼ばれる起伏に富んだ自然豊かな公園があり、その中に博物館があります。
敷地面積は約4,400坪という広大な公園に第一民芸館・第二民芸館・第三民芸館・井上家西洋館・
陶芸資料館がバランスよく配置されています。

桜も満開を過ぎた様子ですが、まだ充分楽しめます。

写真、最初が第三民芸館、そして次の写真、第一民芸館に円空仏が収蔵されています。
通常、全ての施設が入場料無料です。

「円空仏の写真撮影は宜しいでしょうか?」
「ええ、いいですよ」
ただかなり経年変色し、表情の確認が難しいのもあります。(掲載写真はパンフから)
(撮影についてはそれぞれの館でご確認ください)

陶芸資料館には全国各地の甕も展示されていました。
(氏の屏風も)

第二民芸館では「愛蔵こけし展」が開催されていました。(5月12日まで公開)

すぐ横には矢作川の清流が流れ、散策にも最適です。

こうした公共の施設で民芸館というのは珍しいと思います。

以前より一度訪れてみたいと思っていましたが予想通り素晴らしい民芸館でした。
こうした自然の中に溶け込んだ博物館というのは都心では望めません。

「豊田市民芸館」の収蔵品の多くは故・本多静雄氏のコレクションです。
氏は明治31年(1898)生まれで現・京都大学卒業後、逓信省に入省し、47歳のころ
「電力の鬼」松永安左衛門、陶芸家・加藤唐九郎と出会い、その後、民芸運動の柳宗悦に
出会い、様々な影響を受けられたようです。
53歳のとき、日本技研を設立して社長に就任、その後の活躍や活動についてはここには
記載し尽せませんのでご興味あれば検索してください。

技術官僚として活躍され、その後の古陶磁器研究や収集、民芸運動に敬服です。

隣接して前田公園があり、その階段は101段とかで、その急坂を見た瞬間に
(膝が悲鳴を上げるから止めたら、という自分の声に)登るのを諦めました。

筍の季節

2019-04-13 15:35:24 | 日記


筍を掘るのは結構大変なことを実感しました。

菩提寺の和尚様から「やっと出てきましたヨ。いつでもいいですからご自由にどうぞ!」
連絡をいただき早速に。

筍はご存知の如く、頭を出したと思ったら僅か数日でグングン成長します。
(雨後のタケノコ)
という言葉もありますが、先日の雨で成長もあっという間です。

地上からハッキリ確認できるのは掘るのが遅すぎる、という感じです。

僅か数センチ程度の頭を出しているのを見つけるのは大変です。
理由は数年来の堆積した竹の葉で表面は覆われていて、その古い竹の葉を除去しないと
なかなか大変です。

最近はすっかりご無沙汰ですがゴルフのロストボールを探すよりも格段に難渋します。

そして掘るのはスコップではとても無理、専用の道具が必要ですが手持ちなく、代用品で
大層苦労しました。

湯を沸かしてから掘れ、という言葉もあるくらい、掘ったあとの処理スピードが求められます。

米糠とトウガラシを準備、ボイル1~2時間で食べれる状態になります。

初夏を思わせるような美しい色、そして歯ごたえ、季節の移ろいを目と味で感じます。

筍の中でも淡竹(はちく)はアク抜きが不要とかで、数年前、低登山中にみつけ
夕餉に味わったことを思い出しました。

京都府乙訓郡の筍は有名ですが、味わう機会はまだありません。

新・1万円札に「渋沢栄一」が。

2019-04-09 20:09:20 | 日記


家内がニュースを見て
「ねえ、例えばだけど100年後に新札が発行されるとして、昭和、平成の人物が
 登場するって、考えられます?」
「う~ん、ちょっと想像できないなア」

経済学者の土屋喬雄氏によれば、栄一が91年の生涯に携わった事業は500余り!!
社会福祉、教育などの社会公共事業が600余り!!

第一国立銀行・日本興業銀行・朝日生命保険・東京海上火災保険・東京ガス・東洋紡績・清水建設・
王子製紙・秩父せめんと・新日本製鐵(旧名で)・キリン・アサヒ・サッポロビール・帝国ホテルなど。

他にも東京商工会議所・東京証券取引所の設立など。
日本の近代産業のすべての分野に及んでいる。

非営利事業では
結核予防会・盲人福祉協会・聖路加国際病院など。

一橋大学・日本女子大学・東京女学館の設立にも関わった。

栄一の事業哲学は論語の中にある
「余りあるをもって人を救わんとすれば人を救うときなし」
経済活動で得た富を惜しみなく社会に還元した。
(渋沢家三代・佐野真一著)文春新書
掲載写真も同書から。

明治時代の日本人と昭和・平成時代の日本人の人物像の落差って、大きいと思いませんか。
小生の如き老耄が申すようなことではありませんが「欲」の違いが余りにも大きく、
どうして現代のような価値観になってしまったのか、学び直すきっかけになればと
思います。

手元には渋沢栄一関連は2冊しかありませんが再読してみたいと思います。

ただ韓国では、朝鮮で発行された紙幣に渋沢栄一の肖像が使用されていて、反発を呼んでいるようです。

一宮市・喫茶、四季の作品展

2019-04-09 09:38:08 | 篆刻





作品展というのは公募展で入選、入賞を目指すのも選択肢のひとつですが、同好の士が
集まり、作品から醸し出される「楽しさ」を表現する道もあります。

小生の知人グループ4人の方の作品展です。
篆刻・工芸・仏像・面打ちなど。
この4月15日まで一宮市、喫茶ギャラリー・四季(一宮市本町4-13-5 電話0586-24-5558)
にて開催中です。日曜休み。
愛知県・一宮駅から徒歩5~7分程度。
午前中はモーニングサービスで混雑気味で午後1~3時ごろがゆっくり鑑賞できる時間帯です。
確か、夕方の4:30ごろには閉店と思います。

お出かけの時は事前に電話でご確認ください。
最終日は早めの作品撤去です。

篆刻は紙の上に朱色で表現する方法もありますが、工芸作品で表現するのも一興です。

家庭菜園・かぼちゃの発芽実験

2019-04-08 14:03:01 | 家庭菜園


2週間ほど前、家内が近くのスーパーで南瓜を買ってきました。
ラベルを見るとニュージーランド産と表示されていました。

種付きで販売されており、(よし、実験しよう)

種を採取、畝に蒔き、南瓜は南方系と考えてビニールシートでカバー。
2週間ほど放置。
今朝、シートを除去しましたら見事に発芽!
ニュージーランドから日本の田舎にお引越し。
嬉しい気分です。

このまま、4月中はシートで覆い放置し、5月には植え替えするつもりです。

果たして結実するのか、実験です。