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亡母の月命日にはご住職さまか、ご子息のお坊さまがお出でいただいて
います。
拙宅がその日の最後らしく、読経後は約1時間弱ですが雑談をします。
いわゆる世間話で、堅苦しい話題はでません。
今月は先日、ブログアップしました本巣の和菓子屋さんの「みょうがぼち」
についてです。
ご住職さまの奥様がお点前の師匠をされていて、
「そのお店は2店舗ありますが、どちらへ行かれましたか?」
「えつ、2店舗あるんですか。
知りませんでした。」
「そのお店はみょうがぼちを買うため行くんですよ」
さすが、お点前を楽しまれるお寺さまだけあって、1時間も掛けて
買いに行かれるとはオドロキです。
続いて「米パン」について
小生はまだ味見したこともありませんが、
「最近、近くに米パンの店ができて、ときどき行くんですよ」
「そうなんですか。どのあたりでしょうか」
情報を入手しましたので近々予定に入れたいと思います。
当地は毛織物産地で有名ですが、羊毛製品はカジュアル化の波に
翻弄され、すっかり衰退気味です。
最近は特にテレワークの関係もあり、スーツの需要は激減しています。
「老舗企業の橋本毛織さんが羊毛トップ染めから撤退だそうですね」
「いやあ、小生は全く知りませんでした。
確か、名神高速道路から見える工場ですね」
トップ染めとは簡単に申せば「わた」の状態で糸になる前の原料です。
糸よりも細いため深みのある染色が可能ですが、対価に見合う加工賃が
得られなくなっていて、残るはどうも1社だけだそうです。
伝統的なモノづくり企業が急速に消滅しつつあります。
ご住職さまへのご接待で毎月、同じ和菓子をお出ししないように
努めています。