人生第2幕スタートして20数年、畑を掘り・印を刻り・木を彫りの半分・自然に親しむ生活です

篆刻(てんこく)という
漢字の文化、庶民的な
円空佛、こんな世界が
今も存在している!
つれずれ日記です

第38回・読売書法会展を見学

2022-11-29 10:47:51 | 篆刻
先日、名古屋でも読売書法会展が2会場で開催されました。
時間的都合で名古屋駅前のウインクあいち1ケ所しか見学できませんでしたが。

幹部の方々の書道作品は落款印も参考になります。





篆刻では和中簡堂氏の作品をご紹介です。
(名古屋地区の篆刻関係幹部作品は愛知県美術館に展示のようです)

朱熹の言葉が印にされています。

上の方の印影は
「我思古人」
下の方は
「非敬曷存」
と思われます。
*「曷」の意味は、「どうして・・・であろうか」
  朱子(1130~1200年)南宋の思想家で姓名は朱熹。
新儒教の創始者として有名。朱子は尊称。
 

朱熹の有名な言葉に
「少年老いやすく學なりがたし」
時々、耳にすることばですが当に実感です。

ご参考までに
篆刻の主な団体は
関東では全日本篆刻連盟で理事長は和中簡堂氏、
関西では日本篆刻家協会です。




岐阜県・東部、美濃三十三観音霊場

2022-11-28 20:08:46 | 日記
自動車学校で高齢者講習を受けたり、そろそろ免許返上は?
という年代になって参りました。
いちばん問題あり、は運転技術の自信過剰です。
動体視力、反射神経など運転に必要な能力は低下一方。

交差点や自転車、歩行者へは細心の注意を心がけています。
特に交差点では右折などのとき、急ぎますと対向車が突然
目に飛び込んできます。
(信号が変わるまでアワテナイデ)

車の運転はあと何年できるやら、同乗者から
「この運転ではもう止めたら」
とひとりでも言われたら免許返上でしょう。



自宅から近距離の場所、岐阜県中心に美濃三十三観音霊場があります。
名古屋などの大都会から遠ざかる田舎方面で混雑箇所少なく、目的ある外出が
できます。
知名度も低いのか参拝の方はお目にかかっても数人程度。
急げば1日に5~6ケ寺の参拝可能ですが、まあ1日に2~3ケ寺
程度で無理をしません。

江戸時代から四国八十八観音霊場、坂東三十三観音霊場、秩父三十四観音霊場、
合わせて日本百霊場と申すそうです。
四国八十八観音霊場を結願したのは十数年前のこと、今では体力的にできない
参拝です。
特別な願いことは取り立ててありませんが、健康第一にということ
でしょうか。

美濃三十三観音霊場は臨済宗妙心寺派が21ケ寺、高野山真言宗派4ケ寺、
曽洞宗2ケ寺、真言宗智山派2ケ寺、その他です。

階段の多いお寺さんもあって足腰の運動にもなりそうです。
結構立派なお寺さんもあります。
参拝すれば般若心経は諳んじていますので自然に口から出てきます。
お寺の境内でしたらコロナウイルスも関係なしです。

因みに岐阜県西部、大垣地方では西美濃三十三観音霊場があるそうです。


円空佛・模刻の難易度もいろいろ

2022-11-26 19:40:52 | 円空仏






年齢を意識することは望ましくないかも知れません。
でも現実というのは事実を突きつけられます。
特にスポーツ選手はいつかは引退時期を表明しなければならない
過酷な日がやってきます。

体力勝負でない分野ではかなり高齢でも健康維持次第でかなり
長く続けれれます。
でもそれが専門であれば気力も気概もプロとしての誇りも
あって長く続ける方は多いですが趣味の世界はアマチュアであり
プロとの差は一部の方を除いて歴然です。

小生は趣味の世界に居て(気が向けば)という責任性もない
気持ちの持ち方で、プロの方とは全く違います。

円空佛の制作で望ましい姿でありませんがヤヤコシイ作品は
気持ちでまず降参!という風になってきました。
難易度の高い円空佛制作にはまずは「強固な挑戦意欲」が第一で
第二に「体力」です。
両方共に充実させるのは小生の場合、精神を叩き直す必要がありますが
易きを覚えますと難きにはなかなか戻れません。

上記3点の写真は難易度の高い円空作です。

上から
千光寺の両面宿儺像、清峰寺の千手観音像、鉈薬師の辰像です。
 
小生は両面宿儺像は4~5年前に制作しましたが、千手観音像、辰像は
着手前に(自分にはもう無理かも!)
いさぎよい見極めも時には大事、と勝手に決めてしまって。



荒子観音の木端佛は有名で、ユーチューブでも木端佛制作サイトを
見掛けます。
今年の夏は酷暑で制作も中止していましたが秋になってまずは
木端佛を制作しました。
食べ物に例えて不謹慎ですが、たまにはシンプルなお茶漬けも
味わってみたい、という感覚です。
シンプルな中にも味わいを、と考えながらの直近の木端佛制作です。



篆刻・印譜集の整理

2022-11-24 18:47:46 | 篆刻
雨がしとしとと降っていたときですがボーとしながら
庭の緑色も鮮やかな杉苔を漠然と眺めていて
(そういえば最近は印影作品をきちんと整理していないなア)

かなり前ですが、教室の先輩から和綴じの印譜集を作る手ほどきを
受け、自分でも作ってみて洋紙とはひと味違う風雅を感じました。
和紙を使っての印譜集というのは愛着が湧いてきます。



苦労して作った作品は印材で残す、更に印影を印譜集に残す、
という両方の選択肢があります。
印材が溜まってきますと全てを保存することは保管場所などに
困りますので大事な作品の印材のみ手許に残し、研磨して
再度使用することも増えてきます。
印譜集にすれば記録として残り、特に手作りであれば
愛着も沸いてきます。
小生のような初心者でもかなりの冊数になっています。



この2日間は印譜集作成の準備に費やしました。
落款印や随意の作品集です。

落款印といえば初期の頃、依頼を受けてつくったものの今、改めて
見直しますと(下手だなア)
と恥ずかしくなる作品もあります。
でも落款印は最早手許になく、手直しはできません。
今の視力ではもう無理ですが極小サイズで6ミリ四方という作品も制作した
ことがあり懐かしい感じがいたします。
写真は途中段階で、作品に説明文字を書き加えてから和綴じにします。

篆刻教室に入会以来、講師の先生、副講師の先生、更に諸先輩からも
それぞれ教えを受けたことになり趣味の世界でありながら
親切に、時には厳しく教えていただいた諸先輩にも感謝です。
特に「厳しく」は自分にとって有益なことがあっても無益なことは
ありません。

なお、ご参考まで。
和綴じ本を作ったことのない方に、
必要な道具などは
*紙は書道用半紙
*穴あけ  *太目の糸(手芸店で)  
*針はキャンバス等「極厚地用・帆差針」をハンズで購入しました
*表紙などはお好みで工夫するのも楽しみです






FIFAワールドカップ・カタールという国

2022-11-24 09:54:07 | 日記
普段、サーカーの試合を見てもいない家内もTVの前で日本が
強豪、ドイツ相手の試合を応援して観戦していました。
FIFAワールドカップ2022
11月20日~12月18日 カタール・ドーハにて





カタールという国は何となくアフリカの方という記憶ですが
基本的な知識は全く持っていません。
地図を見て
「こんな場所なんだよね」
という訳で、自分自身の知識不足の露呈です。
まるで小学生の社会科の勉強の如く自分のために調べて。
ざっとですが
*平均気温35度、夏場は50度!にもなることも
 (でもフィールドは20度に設定)

*男性の数が女性のほぼ3倍、
 住民10人の内7人がインド、パキスタン、ネパール、イランからの
 移民だそうです

*人口約280万人
 因みに名古屋市は約230万人
 面積は秋田県とほぼ同じ

*天然ガスの世界シェア13%
 可採年数144年
 いわゆるオイルマネーの経済
 輸出国は日本、インド、韓国、中国
 日本は年間1兆4千億円輸入
 という次第で日本とはかなり密接な関係のようです

*在留日本人 約700人

*国民一人当たりGDPは約7万9千ドルで世界5位
 国民総所得は約8万5千ドルで世界2位
 という裕福な国です

以上、外務省その他からの単なる引用です。
小生と家内の社会科の勉強でした。
それにしても大金星、今夜は各地でカンパーイ!でしょう。