ひまわり8号の衛星写真

2023-12-31 10:41:07 | 日記

今更ですが、自分はこの動きの超早い時代に周回遅れでなく、何十周回遅れだと痛感しています。

 

「ひまわり8号」なんて名前しか知らない小生ですが、今やネット上でその画像を

見れるって凄いですね。

新聞を見ていますとIT関連のカタカナや英語の略字がドンドンと出てきます。

いちいち、これらの略語を調べていますと頭の中も混乱します。

 

無職の自分自身にはIT関連で知りたいことは

「何のために」

「どれだけ自分の生活にメリットがあるのか」

「このツールを使えばこんなことができるようになる」

という程度の基準です。

 

PCを検索中に「シニアIT支援サイト ClaSee」を知り、ちょっと覗いてみました。

参考になる記事が掲載されていて、今後、何かに役立つかもしれません。

 

最近は図書館で本を借りる時もWEB上で検索し、興味ありそうな本を予約します。

図書館には開架と閉架図書がありますが、その比率は半々程度のようですので。

家庭菜園でもユーチューブを参考に、という方も多いようですし。

身近なとこでITの世話になっていますね。

 

今夜はNHK紅白ですが、昨年から家内も「私にはもう縁がないわ」

仕方ないですね、NHKも若い世代に焦点を当てていますから。

こうして平凡にひっそりと大晦日を迎えています。

 

 

 

 


「平凡」の有難さ

2023-12-30 19:55:22 | 日記

引用写真は二葉亭四迷の「平凡」原稿です。

昨年末も同じようなブログを書いた記憶です。

新聞やテレビ、PCニュースを見ていますとやり切れない記事のオンパレードです。

それらを見ても聞いても自分では何の役にも立てません。

 

「寒暑、栄枯は天地の呼吸なり。

 苦楽、栄辱は人生の呼吸なり」

(佐藤一斎)

せめて国政を預かる政治家には気概、分別、理念を期待したいものです。

 

一市民としては平凡で平穏な生活がいちばん、という心境です。

 

この年末年始はかなりの人々が大移動です。

若い世代に、せめて良い影響力を与えたいと思っていますが、自分自身にそうした

能力にいささか錆びついているのを気が付いていない、という危惧も感じています。

 

 


円空佛・研究の長谷川公茂氏のご逝去

2023-12-29 15:43:59 | 円空仏

円空佛・研究の第一人者で有名な長谷川公茂氏が今年8月末に91歳でご逝去されたとのことです。

噂は耳にしていましたがご逝去の日は某・弁護士さんのブログで知りました。

 

最初に円空佛の研究をされ草分け的なお方は岐阜大学教授の土屋常義氏です。

その後、谷口順三氏が円空学会の理事長に、更に丸山尚一氏が「新・円空風土記」を出版されています。

 

長谷川氏は円空佛との出会いは昭和30年と記されており、昭和35年ごろから本格的に円空佛の

研究に入られたと記されています。

その後、円空学会理事長を務めながら円空の歌集を発見し、それを解読され「底本 円空上人歌集」を刊行、

円空研究に生涯を捧げた方です。

写真掲載の同氏の著書は昭和57年の発行です。

哲学者の梅原猛氏と全国の円空佛を訪ねてもおられます。

数多くの円空佛の出版で長谷川公茂氏は有名で、円空佛研究と申せば直ぐに同氏の

お名前がでてきます。

 

上記図書発行時は円空佛の存在は4,528体とされていますが、2012年現在は5,281体です。

円空佛は日本の仏像史の中でも異色の存在になっています。

小生は10年ほど前に円空佛に出会い、模刻的にときどき制作という軽い縁ですが。

 

 


JR名古屋高島屋・琳派、若冲展を見学

2023-12-26 18:00:37 | 日記

忙中閑ありでなく、閑中閑有!という訳でJR名古屋高島屋で開催中の

「京都 細見美術館の名品 琳派、若冲、ときめきの日本美術」展を見学に参りました。

お客さんが少ない時間と思って開店20分後に入場しましたが、驚くことに会場入り口付近は

既に行列で満員電車並の大混雑、作品をゆっくり鑑賞できる状況ではありません。

出口付近での記念品売り場も20人ほどの行列、いやあ驚き、驚きでした。

以前は作品展の感激が冷めないうちにと、つい記念品を購入していましたが最近は断捨離時の

手間のことが頭をよぎり、めったに買わなくなりました。

ということで小生は何も求めず、直ぐに百貨店内の画廊の方へ。

中島千波氏の個展が開催中でこちらは3~4人程度で静かな雰囲気です。

臥竜桜、薄墨桜、三春桜の桜シリーズの大作が並んでいます。

 

若冲の作品を観察しますと署名の文字は小さく落款印は随分とビックサイズ、そのバランスに

興味を持ちました。

そしてお気に入りかも知れませんが同じ落款印が多くの作品に使用されています。

写真右上の印です。(必携 落款字典から引用)

水墨画では墨の濃度が3段階程度になっていて、その濃淡を絶妙に使って描かれている感じです。

 

 

見学を終えて家内依頼のケーネスクローネの洋菓子を購入、目的達成後はデパ地下の混雑から

一刻も早く脱出せねば、と僅か数分の滞在でした。

 

こうした個人美術館があるということは、昔は芸術への関心の高い実業家の存在を証明しています。

細見美術館は細見亮市氏(1901~1978)が織物で財を成し、大原美術館は大原孫三郎氏(1880~1943)が

同じく紡績業で成功を収め社会貢献事業をしています。

現在では全国に数多くの個人設立美術館があるのはご存知の通りです。