里芋・葉っぱの撥水性

2019-07-28 19:04:48 | 家庭菜園


東海地方ではやっと梅雨明けのようです。
今年の梅雨は地方によっては豪雨で甚大な被害を受けられたところもあります。

地球温暖化の影響とか言われていますが、どうなんでしょうか。

多雨の影響は野菜の種類によっては根腐れして充分な収穫が得られないこともあります。
ハウス栽培ではこうした被害はありませんが、素人の露地栽培では自然相手で
防御の方法はありません。

スイカとか南瓜、ナス、ピーマン、トマトなど露地栽培では多雨による被害を防ぐ方法が
なく、お手上げです。
そして日照時間不足の影響もあります。

多雨で喜んでいるのは里芋だけでしょう。

拙宅の里芋写真の如く葉っぱの大きさも縦70cmほどで超・ビックです。

里芋や蓮の葉っぱで驚くのはその超・撥水性です。
自然の摂理で水分が葉を覆わないと光合成が効率的、と解説されています。
ワックス効果とかロータス効果とか、難しい解説がされています。
こうした自然から学び繊維の撥水加工などにも応用されています。

詳しくは「結晶美術館 里芋の葉っぱ」で検索ください。
(写真は引用です)

里芋は5月中旬に植え、晩秋ごろの収穫です。

夏の空を見上げて・・・

2019-07-26 09:35:02 | 日記


5秒以上、最近は空を見上げたことが記憶にありません。
街に出掛けたとき、高層ビルを見上げて
(う~ん、何階建てぐらいなんだろう。外観のデザインも斬新だなあ)
ということは時々ありますが。

長雨の今年の梅雨でしたが、来週にも梅雨明け宣言のようです。

夏の雲はご存知、入道雲が主ですが何故「入道雲」というんでしょう。
いつ頃から「積乱雲」を「入道雲」というようになったのでしょう。

気象庁のH.P.にも記載はありません。

ウイキペデイアなどによりますと
「入道」とは仏教を信じて出家したひと。
      坊主頭をした妖怪、坊主頭をからかった呼び方。
などと記載されています。
 
こうした記述をみると坊主頭を示しているのかもしれません。

入道雲を関東では「坂東太郎」関西では「丹波太郎」とも呼ぶそうですが。

(ほら、空を見上げてごらん、積乱雲だよ)というよりも
(ほら、入道雲がゆっくり漂っているね。どちらの方向に動いているんだろう)
と言った方が詩情があっていいのかもしれません。

人生、いいことばかりなくても、時には空を見上げて深呼吸を!
と、自分に言い聞かせて。

ひっそり佇む日本庭園・一宮市尾西歴史民俗資料館」

2019-07-22 08:38:22 | 日記




JR一宮駅から西に車で15~20分、木曽川畔に立地している一宮市尾西歴史民俗資料館。
(以前は尾西市でしたが合併して一宮市に)

資料館に直ぐ隣接して旧・脇本陣の建物があります。
当主は以前、立教大学教授・林英夫氏(故人)でしたが、1986年に歴史資料館として
衣替えして保存されています。

本館は毛織物産地として、また起宿としての歴史資料館になっていますがこうした歴史に
ご興味なくても、旧・脇本陣の緑豊かな、手入れの行き届いた美しい日本庭園の別世界に
浸るだけでも価値があります。

庭園は陽光が遮られ、杉苔の緑は目にも鮮やかで規模は違いますが福井県の白山平泉を
彷彿とさせます。

旧・脇本陣には特別な陳列はなく、真新しい畳の香りを味わいながら江戸時代の木造建築の
魅力を感じることができます。
(縁側でお抹茶でも頂きながら瞑想に耽るのもいいかも、と思いながら・・・)

鉄筋コンクリートの本館には起宿や毛織物産地としての資料陳列がとても丁寧に陳列されています。
市民用に小さなギャラリーも併設されています。(いずれも入館無料)

篆刻・印材の再生

2019-07-19 11:56:16 | 篆刻


篆刻用印材(ほとんどは中国で産出)は書道で使用する紙のような存在です。
印材に刻し、印泥で紙に押しますが、書道の場合と異なり篆刻の印材は再使用可能です。

過去、失敗した印材や保存するに値しない作品の印材は再生して使用する場合が多いです。
残しておきたい千字文250顆、般若心経50数顆、そのほか捨てるのに忍び難い印もかなりの数に
なり、再生する印の選別は慎重に、と思いつつ・・・

再生の前に作品は印譜に残しておきます。
再生の理由は他に印材の価格高騰もあります。
聞くところによりますと中国では良質の石の産出がかなり減少しているとのことです。
将来の値上がりを見越して中国ではよい印材の購買意欲も旺盛です。
印材の価格ですが6cm角の場合、4千円~以上、印材の種類によって価格はピンキリです。

最高の印材「田黄(でんおう)」は現在は全く産出されず、価格も数百万円というレベルです。

印材を再生使用する理由は他にもあり、いずれ将来引き継ぐ者が篆刻に興味なければ捨てるしかありません。
捨てるのにも大変、燃えないし、残された者には邪魔としか言いようがありません。
必然的に新規に印材を購入するのに躊躇してしまいます。

そこで、「再生」を。

その「再生」も大変な作業で、一般的にはコンクリート上で荒削り、そして仕上げにサンドペーパー使用です。
「粗削り」作業は結構大変で腕の力も2~3ケ研磨するだけでヘトヘトです。

先輩からカンタンな再生方法を教授いただきました。
用意するのは
*ジスク(ディスク)グラインダ
*研磨ジスク(ディスク)小生使用品はオフセット砥石・石材用 粒度24・硬度M
*万力
*作業台
*防塵マスクと防御眼鏡

防塵マスクと防御眼鏡を着け、印材を万力に挟み、怪我に注意してジスクグラインダで研磨するだけです。
用具のコストはジスクグラインダが6千円前後、研磨ジスク(デイスク)は300円前後、万力は2~3千円、
作業台は2千円前後程度でホームセンターで販売されています。

1ケ研磨する時間は秒単位です。
但し、表面を完全にフラットにするのは難しく、研磨作業の9割程度と考えて、残りは
サンドペーパーなどで仕上げます。

超短時間で研磨されますので表面がフラットになるよう丁寧に作業します。

写真掲載の全ての印材を30分程度で完了しました。

こうした作業は短時間で作業でき、石材購入の節約にもなって、合理的だと思いますが・・・



独り住まいの「へそくり」

2019-07-17 20:33:37 | 日記


「へそくり」の語源や原義は色々ありそうですが、ここではコムツカシイことは省略して。

「わたしね、500円硬貨を長いこと貯めてヘソクリにしてきたのよ。
 思いもよらない多額のお金になってしまい、どうやってこのヘソクリを使おうかしら」

「あの~ご主人亡くなってから随分経ちますよね。
 ご主人も居られなくなってヘソクリっていうのは・・・?
 お好きなようにされればいいと思いますが」と家内。

これは趣味の関係でお世話になっているご年配の奥様と家内との会話だそうですが。

思わずニタリとしてしまいますが微笑ましいような話です。

ご主人が亡くなっても、あたかもご存命中の如きつぶやき、いいじゃないですか!

しかし、コツコツと長年貯めてきたお金は同じお金でも貴重な存在と思います。