同じ彫刻作品でも仏像は拝むもの、
根付は日常生活のゆとりから生まれた遊びの世界です。
過日、JR名古屋高島屋美術画廊で根付展を拝見、桃源郷といわれる情緒の世界を
味わいました。
小生は単なる見て楽しむだけですが日本の伝統文化って凄い!と思っています。
京都清宗根付館では年中見学でき、最近は撮影自由になっているようです。
根付を見ていますと篆刻の世界と印鑑の世界の違いを感じるような気分です。
印鑑を遊びの世界で使用するひとはいません。
篆刻の世界と根付は同じように小宇宙の如くです。
根付の世界は日常生活から離れて魅惑の宇宙に入り込んだ如くです。
「日本根付研究会」のH.P.を見るだけでも結構興味を誘われます。
同じ「根」でも野菜の空心菜の生命力について以前もブログにアップしていますが
カットして水に入れておくだけで「根」が生えてきます。
同じような緑色の野菜、ホーレンソウ・小松菜などではこうした生命力はありません。
夏バテ防止に生命力旺盛な空心菜は効果がありそうな気がいたします。
根付の根と空心菜の根とは何の関係もありませんが。