「頑固」は今も健在?

2022-05-30 16:03:18 | 日記



車を運転中、道路脇の店の看板に
「がんこ一徹 〇〇店」
ふと、昭和時代が蘇りました。

「頑固(がんこ)」という言葉のイメージからは
永六輔さんや小林亜星さんを思い出します。
(これも自分が昭和のにんげんという証拠ですが)
政治の世界でも「頑固一徹」という政治家もあったと
思いますが、現代のように情報が一気に拡散、批判を
浴びる時代には泳ぎ方が難しいようです。

永六輔さんは尺貫法復権運動で日本の伝統を守った立役者です。。
メートル方でなく「間」や「尺」「寸」です。

令和の時代、ガンコという言葉は日常会話に今も
生きているんでしょうか。
「あなたは本当にガンコだから!
 私のいうことがワカラナインデスカ!」

「頑固」
人の言うことを聞こうとせず、自分の考えを押し通す、
昔気質、長年の熟練、やると決めたら最後まであきらめない、
など良い意味もあれば逆の意味の微妙なニュアンスが感じられます。

飲食業では自ら「ガンコ」を名乗り
「がんこすし」「がんこラーメン」とか数えきれないほどの
店名があります。

でも個人の場合、自分から
「自分はガンコ一徹で!」
とは申しません。
日本語の使い方はこうした微妙なニュアンスの世界が
ありますね。

余談ですが「The起業&飲食経営」を検索しますと
飲食関係の店名では消費者の強く記憶に残るように
オモシロイ店名が紹介されています。
特に新規開業の場合、顕著です。

小林亜星さんのイメージは頑固オヤジですが、実際には
存じません。

「焼き芋」と」「あんかけスパゲテイ」

2022-05-27 13:24:59 | 日記


最近からか以前からか、頭に浮かぶと化学反応のように次の考えが
回線を伝わってすぐに行動に移す、という単純さに我ながら驚きます。

書棚に眠っていた遠藤周作「深い河」(1997発行)を読み始めたところ、
いきなり「やき芋、やき芋、ほかほかの焼芋オ」
という文章が出てきました。
その言葉に誘導されて戦後幼いときのサツマイモが頭に浮かんで
参りました。
当時のサツマイモの不味いこと、今も記憶に深く深く残っています。
そういえばスーパー店頭で焼き芋が販売されていることを思い出しました。
早速、家内に買い物ついでの折に、と頼みました。
品種改良されて今の焼き芋は結構美味ですね。

介護施設に入所中の家内の知人にも早速に差し入れしたそうで、
「珍しいものを有難うね」
と大層喜ばれたそうです。

思い出の味、その2。
「あんかけスパゲテイ」
松竹歌舞伎舞踊公演が7月に名古屋地区で開催とのことですが
中村福之助が名古屋名物、あんかけスパゲテイが大好きだそうで、
「名古屋公演の折にはぜひ楽しみにしています!」
という記事が掲載されていて、昔を思い出したのです。



あんかけスパゲテイは今ではすっかり有名ですが、特に発祥と
いわれる「ヨコイ」、そして「チャオ」などがあります。
名古屋勤務時代、今から30数年前、名古屋の錦にあったヨコイへ
時々通ったことを思い出しました。
あの独特のソースの味が特徴です。
当時は飲み屋街の一角、錦だけの店舗でした。
(そうえいえば長い間、味わっていないなア)

現在はレトルトもあるそうで、早速にスーパーへ、と思っています。
(写真は中村福之助と関係ありません)




携帯・人気のアプリ

2022-05-23 19:00:00 | 日記


写真のショルダー型携帯電話の登場は1985年だそうです。
3㎏もある重量で、目にした記憶は残っています。

あれから32年、携帯電話、特にスマホのアプリの進化は
凄まじいです。

人気アプリで世代別の増加率のランキングが新聞に掲載
されていました。
20代では
Zoom・Uber Eats・+メッセージ・テイーバー・楽天ペイ

60代では
あんしんセキュリテイ・Pontaカード・+メッセージ・
ローソン・メルカリ

(30代・40代・50代は略しました)

小生は何がなんやら、さっぱり分からずでパソコンで検索!
まあ自分には特に関係なし、ということで納得です。
ローソンとメルカリは存じていますが、メルカリで売りたい
品も無し,買いたい品もなしです。
買い物頻度も少なく、カード2枚で十分です。
最近は外出時にはマスク持参も必須で、必要な持ち物が
増えて記憶力・注意力低下という自分の能力から
「必要最低限」所有が第一条件です。

そして、新聞記事の続きで
利用者数で多いのは
LINE・PayPay・Instagram・Amazonショッピング・
Twitter・Yahoo・楽天市場・ⅾポイント・Facebook
などとなっています。

小生はこの中で利用中は2つだけです。
ムリに時代に追いつこうしますとストレスが増加しますので
自分のライフスタイルに合わせ自分が便利というアプリだけ
利用しています。
IT時代に振り回されず、アナログ生活にも捨てがたいメリットを
感じているこの頃です。



千字文 (その9)

2022-05-21 09:31:39 | 篆刻


(京都文化博物館H.P.より)



写真の千字文は池大雅(1723~1776)の作品
そして同じく印の作品は「観自在」です。
現代と異なり中国と自由に往来が難しい時代に、こうした
品格のある作品は眺めていても気分がいいです。
篆刻作品の線質も味わい深いです。
画も描き、書道、篆刻と多彩な活躍です。




作品、右から
女慕貞潔   女は貞潔を慕い

男効才良   男は才能良識ある人を見習(効)う

知過必改   過ちに気付いたら、必ず改め

得能莫忘   能力を身に着けたら、忘れないようにする

罔談彼短   人(彼)の欠点(短)をあげつらうな 

「美の壺」の番組「ハンコ」

2022-05-19 13:49:18 | 篆刻




明日5月20日午後7:30よりNHK BSで「ハンコ」が放映
されるそうです。

以前にも「美の壺 file69」で「印章」が放映されています。

冒頭の写真、天皇御璽は現在使用されているもので
大きさ約9cm四方、3.55kgもあるそうです。
詔書・法律・政令・条約・批准書・信任状・委任状・
認可状・官記・位記に使用されています。
(詳しくはウイキペディアでどうぞ)

ハンコとひとくちで申しても
古代中国では皇帝の印は「璽・宝璽」と呼び、印材は玉を使用し
それ以外は「印」と呼び、玉を用いることは禁じられて
いました。
宝璽は勅文を出す、兵を動かす、祭祀を司る、など皇帝による
権限認証の「しるし」。
その身分によって金・銀・銅といった材質が使用されていた、
とあります。
現在、BS日テレで放映中の三国志でも玉璽は命よりも
大事という内容でした。

印章も玉璽と三文判といわれるハンコでは大きな違いです。
日本でも奈良時代、756年初出の天皇御璽が残っています。

厳密に申せば篆刻とハンコは別物ですが、一般的には
同じように扱われていますね。
最近ではお役所のハンコ省略などの話題がありましたが
「認め」と「信」は異なります。


蛇足ですが、関連記事は小生の以前のblogアドレス
blog goo ksgwcyanne
「小曾根乾堂と篆刻の関係」
で2015年5月9日に投稿しています。