「花押の如く」落款印

2020-04-22 19:42:52 | 篆刻


現在は辛うじて一部の企業活動が続いている極めて厳しい状況です。
芸術文化は発表の場を失い、苦しみ辛さをぶつける場もありません。

高齢者の感染が多いと報道され、それを防ぐため家庭内で終日過ごすにはメリハリが難しい日々です。

私事ですが家庭内で出来る篆刻で花押の如き落款印を変形印での制作です。
ヒントになったのは日展審査員の石飛博光先生が時々、ローマ字の落款印を使用されていることです。

今回の制作目的は手紙などにちょこんと押す印です。
手紙には通常の落款印はちょっと固いイメージです。
公の場でご披露する訳でなく、封緘印としても使用できれば、という軽いノリです。
ローマ字の書体で「STXingkai」を使用。

印材は変形印のため、金属用ノコギリと篆刻用の刀で不要な部分をカットしました。


話は全く変わってゴールデンウイ-クの5月6日まで緊急事態宣言ですが、感染者数や死亡者数が
どの程度まで減少すれば宣言は解除されるのでしょう。
その頃に感染数がゼロになるのは考えにくく、現時点での予測で3~5例のシミュレーションを
示してもらえると様々な業界で対策を立てやすいと思われます。
5月7日になって「実は・・・もう少し・・・」となったら、対応の方法もありません。
独りの高齢者のつぶやきです。