当分、引き籠りにて

2020-04-06 11:37:54 | 篆刻


「昼(晝)耕夜刻」
降雨でなければ昼(晝)間は畑に出掛けて「耕」やしたり、夜は篆刻で石(印材)を刻したり、
という都会にも出かけずの引き籠り状態です。
 (篆刻では旧字を使用のため「昼」の字は旧字です)
歴代の篆刻家では河井荃盧先生の作品も好みで、今回は多少取り入れています。

コロナウイルス問題が終息になるまで過ごし方も単純な日々になりそうです。
今はナス、ピーマン、トマト、キュウリ、山芋、ゴーヤなどの準備作業になります。
視力の低下もあって毎夜、篆刻をしている訳ではなくイメージ的で昼間の制作もあります。

篆刻作品の熟語はその時節にマッチした言葉を選ぶように心がけています。
10年程前は「断捨離」という当時流行の言葉を選んだり、毎年1ケはそうした熟語を
選びますと、(こういう流行語もあったんだ)と思い出します。

本を読んだり、新聞を隅々まで読むことが増えていますが最近は全面広告が増えているような。
まあ、詳しく調べたわけでありません、印象という程度です。




般若心経 第19節
「無眼耳鼻舌身意」

知覚し認識することの全てがない
視覚・聴覚などの五感と意識(六根)

この作品の書体は簡帛で楚国(古代・中国の一国)使用文字です。
独特の書体です。