明治村で新鮮な空気を吸って

2020-04-01 12:50:09 | 日記


博物館「明治村」を知っている方は東海地方以外の方は少ないと聞きました。
「えっ、それってどこにあるの?」
というお方もあるかも知れませんが。

博物館「明治村」(愛知県犬山市)
と申しましても建物の中に明治時代のグッズが置いてある訳ではありません。
敷地面積約100万平方米の村全体の中、丘陵地に明治時代の建物などが点在しています。

その歴史を辿れば
現・金沢大学OBで同級生である谷口吉郎氏がアイデイアを、名鉄の社長だった土川元夫氏が
そのアイデイアを基にして現在地に建設されました。
入鹿池のほとりで自然豊かです。

江戸時代から明治時代に移り、列強各国に追いつこうと建築様式も欧米を参考にした建物が盛んでした。
勿論、建物だけでなく外国の文化を積極的に取り入れるという貪欲な吸収時代だったんですね。

その後、時代も変わり昭和時代も後半になり明治時代の建物の解体が急速化し、ご両人は
失われゆく建物の保存に尽力されました。
そして博物館・明治村の誕生です。
ただ現在は厳密に申せば明治時代の建物ばかりでなく例外もあります。

現在、村長さんはあの阿川佐和子さん。
昭和40年3月にオープン、当初は15棟程度で所謂博物館でした。
それが現在では68棟まで移築され、博物館の枠を超えて楽しめる場所に変貌しつつあります。
食堂、レストラン、売店などもオープンし気楽に楽しめます。
そして数か所にベンチなども設置されていて食べ物の持ち込みもOKです。
村内をゆっくり見学するには最低3~4時間は必要です。
村内には鉄道なども走っています。




村内で最も有名なのは帝国ホテルです。(建物の一部ですが)
フランク・ロイド・ライトの設計でレンガが珍しい黄色になっています。
この帝国ホテルは映画やTVの舞台にもなっています。

最近はご覧のように結婚式の事前撮影もされています。
今は桜も満開、村内は大勢の人が集まる密室でなくて山の空気を吸っている雰囲気です。

篆刻の仲間の方から入場券をいただき春休み中のちびっこ同行の屋外散歩でした。

愛知県犬山市についてざっくりと。
人口約7万人強。
お城好きな方なら先刻ご存知の犬山城もあります。
国宝・犬山城は最古の様式の天守で有名です。
昭和の頃は個人所有で有名でした。

犬山市には他にも
野外民族博物館「リトルワールド」
京都大学霊長類研究所の「日本モンキーセンター」
それに近似名称の「日本モンキーパーク」(遊具中心)もあります。
舟下りや鵜飼もあり犬山市は結構楽しめる場所が多いですが市のH.P.は
ちょっと地味な感じですね。
検索には「見る」「食べる」「買う」「楽しむ」などの項目がありますが
H.P.を開いた瞬間のインパクトが欲しいところです。

明治村のほかにお勧めは「日本モンキーセンター」です。
設立には今西錦司氏の存在が大きく、明治村と同様に土川元夫氏の協力がありました。
猿の研究施設で60種類、850頭がいます。
檻のない収容場所もあり大人も子供も楽しめる施設です。
名鉄は名古屋から犬山までも路線があり、宝塚の如き集客戦略もあったようです。

現在はコロナウイルス問題で臨時の休館日もあります。

「日本モンキーパーク」は遊具施設中心です。
犬山市のH.P.開いても日本モンキーセンターは未掲載のようです。

コロナウイルス問題で小生も行動には慎重さを心掛け雑踏を避けて新鮮な空気の
場所を、と思っていますが行き先は限定的になりますね。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする