瞑想と精神世界

瞑想や精神世界を中心とする覚書

グリーンヒル瞑想合宿レポート06

2006年08月28日 | 瞑想合宿レポート
◆サティを保ちつつイメージを追求
5日目、少し集中が深まったときにまた別のイメージを見た。同じイメージが何回か出たのだが、そのつど「イメージ」とサティして腹の動きに戻った。結果的にはこのイメージはその後とくに深まりや展開はなかったのだが、これに関してその日の面接で地橋先生が語ってくれた話が印象的だった。前日の面接での話とも関連していた。

「集中が高まってくるとたいていの人は、体感や心の状態などの総体的な印象によって、サマーディのファクターが成長してきたと分かるでしょ。そのように集中が深まってくると雑念の干渉が少なくなるので潜在意識の層からイメージなどが浮き上がりやすくなる。そのときサティがちゃんと機能しているかいないかが、サマタとヴィパッサナーのサマーディの違いを示すといってもいい。そこからサマタ的なサマーディの深め方とヴィパッサナー的なサマーティの深め方とは完全に分かれます。」

「マハーシ方式では、初心者にインストラクションをする場合は、サティの仕方としてそのつど中心対象に戻すオーソドックすな方法をまず指導します。ピンポンのように「イメージ」→「腹」→「イメージ」→「腹」‥‥と戻すマハーシの基本をまず学びなさいといいます。しかし、心随観で徹底してやろうという場合には、いちいち腹(中心対象)帰るのはわずらわしい。そのつど中心対象に帰らず、イメージが浮かんだ瞬間に「イメージ」、つづけてそのまま「イメージ」「イメージ」‥‥とラベリングを継続する仕方もあります。」

「あるサマーディ感覚のなかで無意識の世界が提示してくるイメージを次々ととらえられるような状態になったとき、しっかり自覚したうでそのイメージを連続的に見て行くという修行の設定の仕方もあんです。ただそのときにラベリングをしないと、マインドフルネスを全く失った状態になる危険性がある。」

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