俺の翼に乗らないか?

スターフォックスの一ファンのブログ

積み重ねるだけの情熱がなかった

2016年02月22日 23時58分59秒 | 日々のつぶやき



 ……なつかしくてイタいものが出てきた。
 大学の同好会の会誌に載せたイラストだ。
 『デ・ジ・キャラット』のピョコラ様。


 …………あんたきっと笑うぜ!!!! サムネクリックして拡大したら!!!!


 あーはっはっはっはっは!!! いっちょまえに漫画原稿用紙に描いていやがる。スクリーントーン貼ってる。
 服の形に合わせてトーンを切り貼りするなんて器用なことができないから、服の模様は手で描いている!!!

 画材はいったい何だ?? つけペンなんてものを扱う技術も根性もないから、ミリペンかなんかで描いたはずだ。


 きっとムチャクチャだよね。上手い人から見たらね。
 左右の手の長さが違うし。

 デッサンが狂っているとか、狂っていないとかの判断も、私にはできない。そもそも「デッサン」が何なのかわからない。


 私にもですね、イラストが上手くなれたらいいなぁ、って思う時期があったんです。
 絵のことは何もわからない。しかし、絵を志すということは、終わりのない積み重ねを、己の情熱の続く限り続けることなんだ、ということだけは分かる。

 私は、その積み重ねを続けるだけの情熱を持つことができなかった。描きかけたけれど完成しなかった絵がたくさんある。

 ところがですね。珍しく、このピョコラ様は完成した。まぁ、上手い下手はともかくとして。

 技術も経験もないが、「ピョコラ様を描きたいんじゃあああ!!!! ワシにできる限りの最大の可愛さでええええ!!!!」という、ピョコラ様への愛だけを推進剤にして爆発燃焼させ、突っ走って完成させた。

 「好き」ってもの凄いエネルギー源ですね。
 考えてみたら、私が「様」付けで呼ぶキャラクターなんて、ピョコラ様だけですよ。アンドルフだって様は付けない。
(アンドルフには様はつけないけど、理想を追い、迫害されてもなお闘った一人の男として敬意は抱いています。敬意をこめて、アンドルフ、あるいはDr.アンドルフ、と呼びます。……様をつけないのは、ニュートンやガリレオに様付けしないのと同じだと思ってくださいませ)

 もっと、絵を描くことが好きになれて、積み重ねることができたら上手くなれたのかもしれないけど、なれなかった。
(……上手い下手はともかく、楽しんで描けたらそれでもいいかも、とも思いますがね)

 だから、絵が描ける人はうらやましい。私の憧れ。

 私を笑わせることも、涙ぐませることも、幸せにすることも切なくさせることもできる力を持った人たち。
 あんたらスゲーよ。
 たぶん、その人にとってみたら「普通」のことなんだろうけど。
 信じられないよ。私には。


 

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