……なつかしくてイタいものが出てきた。
大学の同好会の会誌に載せたイラストだ。
『デ・ジ・キャラット』のピョコラ様。
…………あんたきっと笑うぜ!!!! サムネクリックして拡大したら!!!!
あーはっはっはっはっは!!! いっちょまえに漫画原稿用紙に描いていやがる。スクリーントーン貼ってる。
服の形に合わせてトーンを切り貼りするなんて器用なことができないから、服の模様は手で描いている!!!
画材はいったい何だ?? つけペンなんてものを扱う技術も根性もないから、ミリペンかなんかで描いたはずだ。
きっとムチャクチャだよね。上手い人から見たらね。
左右の手の長さが違うし。
デッサンが狂っているとか、狂っていないとかの判断も、私にはできない。そもそも「デッサン」が何なのかわからない。
私にもですね、イラストが上手くなれたらいいなぁ、って思う時期があったんです。
絵のことは何もわからない。しかし、絵を志すということは、終わりのない積み重ねを、己の情熱の続く限り続けることなんだ、ということだけは分かる。
私は、その積み重ねを続けるだけの情熱を持つことができなかった。描きかけたけれど完成しなかった絵がたくさんある。
ところがですね。珍しく、このピョコラ様は完成した。まぁ、上手い下手はともかくとして。
技術も経験もないが、「ピョコラ様を描きたいんじゃあああ!!!! ワシにできる限りの最大の可愛さでええええ!!!!」という、ピョコラ様への愛だけを推進剤にして爆発燃焼させ、突っ走って完成させた。
「好き」ってもの凄いエネルギー源ですね。
考えてみたら、私が「様」付けで呼ぶキャラクターなんて、ピョコラ様だけですよ。アンドルフだって様は付けない。
(アンドルフには様はつけないけど、理想を追い、迫害されてもなお闘った一人の男として敬意は抱いています。敬意をこめて、アンドルフ、あるいはDr.アンドルフ、と呼びます。……様をつけないのは、ニュートンやガリレオに様付けしないのと同じだと思ってくださいませ)
もっと、絵を描くことが好きになれて、積み重ねることができたら上手くなれたのかもしれないけど、なれなかった。
(……上手い下手はともかく、楽しんで描けたらそれでもいいかも、とも思いますがね)
だから、絵が描ける人はうらやましい。私の憧れ。
私を笑わせることも、涙ぐませることも、幸せにすることも切なくさせることもできる力を持った人たち。
あんたらスゲーよ。
たぶん、その人にとってみたら「普通」のことなんだろうけど。
信じられないよ。私には。
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