私が書くと・・・いろいろと波紋を呼ぶのですが・・・やっぱり書かねばなるまい。(笑)
何をって?
もちろん中国のチームについてです。
今回の世界大会にレスキューBで参加していたチームは全部で11チームです。
その最後を飾るのが中国からの参加チーム「Nan'An Team」です。
男の子と女の子の2人のチームでした。
見た目は・・・もしかしたら小学生? という感じでしたねぇ。
最終日の SuperTeam でイランチームと組みました。
中央の2人が中国チームのメンバーです。
ロボットはNXTを使ったクローラのロボットです。
(あれっ 比較的まとも!)
私が近くで見せてもらった訳ではないのですが・・・温度センサーって付いているのかなぁ?
写真を見る限りでは、どこにもそれらしき物は無いのですが・・・
NXTの黒い(硬い)ケーブルの黒のビニールの被覆を外してしまって、配線しています。
で、走りのほうですが・・・
最初の練習で、2つ目の角まで・・・次に来ると3つ目の角まで・・・次は4つ目の角まで進めるようになってます・・・と、いう様に段々と進める距離が伸びます。
判り易過ぎるゾ!
どう見ても、「決め撃ち」です。
「決め撃ち」という言葉が当てはまるかどうかわかりません・・・あらかじめプログラムされている・・・ 「プログラムに埋め込み」Fixed program といったところでしょうか。
1ブロック前進、右90度回転、3ブロック前進、左90度回転、2ブロック前進、右90度回転、・・・・
こんな感じです。
そして、とうとう5回目の競技では、Fullmark(満点)を出したとか・・・
もしかしたら被災者発見のアピールのランプ点滅も「プログラムに埋め込み」なの?
さすが中国チーム・・・
複雑な迷路の中を何の躊躇もなく最短経路を進んで行くロボットって・・・素晴しい!
けど、どう見ても、おかしいだろ!
迷路をものともせずに進み、次から次へと被災者を発見?します。
これ、すごい高得点だ!
どこの国のチームもこれには、かないません。
どこで曲がれば良いのか、何処に被災者がいるのか・・・判ってるんだもん。
じゃあ、なんでそんなチームが10位だったの?
と疑問に思うのは当然です。
私も、正直なところ「中国のチームにも負けた!」と思ってましたよ。
でも、審判の目は節穴ではなかったようです。
埋め込み作戦は「迷路を抜ける」ということをしていない、という判断で「得点なし」になった競技が何回かあったようです。
もしかしたら・・・被災者もセンサーで発見していない、ということで被災者得点も無効になったのかも!?
あとで聞いたのですが・・・Docilio先生が中国チームのチームメンバーを集めて話合いをしていたそうです。
最終得点が205点だったので、ほとんどの競技の得点が認められなかったようです。
(逆に言うと・・・認められた得点も有ったということですね。)
今後、レスキューBでは、ちゃんと迷路を抜けているのか・・・埋め込み作戦で進んでいるのか・・・を判断するのが難しくなると思いますが、今回の競技会で「埋め込み作戦」の得点を排除したことに対して、勇気のある判断だったと喜んでおります。