こころ模様

人はなぜ生きるのでしょうか。希望、居場所、時間というキーワードから、人生とは何かについて考えていきます。

716 散歩の愉しみ

2020-04-15 23:21:40 | 自然
自粛要請、三密防止。新型コロナウィルス感染の最善の防止策は家を出ないこと。と言っても、引きこもってばかりはいられない。ということで、近くを散歩する。黙々とウォーキングするよりも、ブラブラと歩いている。すると、色とりどりに咲いている花を見たり、小鳥のさえずりを聞いたり。それはそれで愉しいものだ。さて、明日は何が目にとまり、何が耳に聞こえるか。

717 区切りをつける

2020-04-14 22:23:36 | 時間
卒業式や入学式が中止になってしまった学校も多い。終わりも、始まりも、全てがないままに過ぎていく。その影響は限りなく大きい。

初めと終わり。それを区切ることで、次へのステップが意識化される。区切りがないままでは、気持ちの整理もできはしない。

いま、全国の子どもや若者が、自分の気持ちを切り替えられないまま、時間だけが過ぎていく。こんなことは未だかつてないことだ。

どうしていくか。どうすればいいか。課題は大きい。

719 明日への元気

2020-04-12 21:00:36 | 生き方
今日の終わり。そして、明日が来る。それを信じて、人は生きる。昨日と、今日と、明日。それが繋がっていると、信じている。

誰もが信じている明日は、明るい明日なのか。そうだ、明日が来ることを信じることが、きっと大切なのだ。

明日は来る。明日は来る。明日は来る。そう思っていると、どこかから元気が湧いてくる。そうなのだ。

720 どこへ行こうか

2020-04-11 21:38:50 | くらし
気持ちよく晴れた4月の土曜日。いつもであれば、ちょっと遠出でも、と思うところだが、どこも開いていない。まるで、ヨーロッパで日曜日に観光地に行ったときに、店が閉まっているような状況と同じ。映画館も、遊園地も、どこもかしこも営業していない。

そんなときは、空想旅行でもしようか。自分の頭のなかでなら、どこへでも自由に行ける。温泉でも、海外旅行でも、なんでもOKだ。そんなことを考えていると、心が自由になってくる。いまは、それが大事だ。

721 散歩の日々

2020-04-10 21:44:58 | くらし
このところ毎日の日課は散歩。豊かな自然を楽しむことも、買い物に出かけることも。

そう言えば、このブログを始めたベルギーのルーヴァンに居た頃も、よく散歩をしていた。アーレンベルグの森に行ったり、市内をグルリと囲んでいるリングを歩いたり。駅に行くにも、買い物に行くにも、とにかく歩いた。

そして今。また再び、歩く日々が訪れるとは、思いもしなかった。ルーヴァンでの生活は半年で終わったが、この生活がいつまで続くのか。予想もつかない。

「書を捨てよ町に出よう」。寺山修司の言葉を借りて、次のように言ってみよう。「ネットを捨てよ町に出よう」、自らの目で見て、自らの頭で考えるために、

723 ウグイスの声を聞きながら

2020-04-08 22:32:48 | 自然
戦前は陸軍の戦車が走っていた訓練用の専用道路も、いまは遊歩道に生まれ変わっている。一般公道と全く交わることがない道路が数キロ以上にわたって続いている。桜並木が続き、サンクチュアリも隣接している。タヌキがときどき出没するのは、こうした豊かな自然が残っているからだろう。そう言えば、「平成狸合戦ポンポコ」の舞台となった地域も、近くにある。

本日は散歩の途中で、ウグイスの鳴き声を聞いた。なかなかに素晴らしい鳴き声だった。非常事態宣言が東京にも出されて、緊張感が高まるなかで、心安らかになる瞬間だった。

724 遠くの友人

2020-04-07 22:31:20 | 生き方
遠くの親戚よりも近くの他人。そんなふうに言われるが、今は人との距離が近いといけい。。近くの他人との距離がどんどん遠くなっていくような気がする。

そんなときに勇気づけられるのが、遠くの友人。このところ、久しぶりにメールをもらったり、電話がかかってきたり。遠くの友人は有難いものだ。

友だちの友だちの友だちの友だち。こんなふうに友だちの輪を広げていって、大きな円を作り、知恵を出し合って協力していけば、新型円環(コロナ)ウィルスを包囲するような大きな円を作り出せるのではないか。スーパームーンの夜の夢想。

725 日常ということ

2020-04-06 22:22:21 | 時間
普段はあまり意識してこなかった何気ないことの大切さ。

人と接することが、新型コロナウィルス感染の原因の一つだとされ、いろいろな場面で人と遠ざけられる。1メートル以上も離れて置かれた椅子。そこに座るように指示され、「飛沫感染防止のために私語はしないように」とも言われる。「いつもとは違う。何か変だな」と思っていても、それに従うしかない。

これまでのように、好きなように話し、好きなように座ることができるのが、なんと素晴らしいことだったのか。「失って」しまったことで初めて気づく、日常の大切さ。それを取り戻すには、ひとり一人が自分の意志で、新型コロナウィルスの感染から自分を守るような行動を自主的におこなうことが必要なのだと思う。

726 散歩

2020-04-05 22:54:00 | くらし
家にいると運動不足になるので、意識的に散歩をするようにしている。この辺りは高齢化率が高く、これまでならば、散歩している人が多いのに、このところ見かけることが少なくなったような気がする。高齢者が新型コロナウィルスに感染すると重症化するリスクが高いという話が広く行き渡ったせいかもしれない。

換気のよくない室内で、人と接するのは避けた方がよいが、一日中部屋のなかに閉じこもっているのは、身体にも心にもよくない。天気が良い日は、外に出て太陽の日を浴びる。それだけで、気持ちが少しは晴れるものだ。「自粛」を呼びかけるのもいいが、健康を維持するために適度の運動をすることも、併せて呼びかけるべきではないかと思う。

とりあえず、健康維持のために、そして、抵抗力を高めるために、一日に最低でも5000歩は歩いて行こう。長期戦に備える、一人ひとりの心構えが大事である。


727 家飲み

2020-04-04 21:37:13 | くらし
コンビニがまだ身近になかった大学生の頃、お酒は酒屋で買うものだった。街の酒屋には、立ち飲みのスペースがあったが、一度も立ち寄って飲んだことはなかった。

下宿には冷蔵庫もなかった。酒屋で買うのはウィスキー。それも値段の安いもの。角は高級で、ジョニ黒などには手も出なかった。もっぱら、トリスを飲んでいた。「トリスを飲んで、ハワイに行こう」というCMで有名だったウィスキー(というのは、後になって知ったことで、当時、部屋にはテレビもなかった)。同じ下宿にいた下級生から、ポッカレモンを入れて飲むと美味しくなると聞いて、二人でそういう飲み方をしていたものだ。その彼は、鬼籍に入ってしまった。

金がないので、外で飲むということはほとんどなかった。覚えているのは、茗荷谷の駅裏の店のカウンターに友人と二人で座り、一杯のお酒をチビチビと飲みながら話したこと。その彼は、若くして亡くなってしまった。

若かったあの頃。家飲みを楽しんでいた頃。そして、今。外で飲むことがなくなり、再び家飲みの生活に。オイルショックのときの真っ暗になってしまった東京の光景が、ふと思い出される。明けない夜はない、と信じたい。

728 気が付いたこと

2020-04-03 22:32:20 | くらし
久しぶりに電車に乗る。

あれ、風が、と思ったら、窓が開いている。そうか、新型コロナウィルス対策か、と合点。

上を見ると、いつもとちょっと違う。何かなと思ったら、広告がない空白のスペースが。こんなところにも、新型コロナウィルスの影響が出ているのか。

席が空いているのに、座らない人。いつもより空いている車内。ここにも新型コロナウィルスの影響が。

いつまで続くのか。いつ終わりになるのか。それが分からない。

新型コロナウィルスの感染も怖い。それよりもっと怖いのは、人間の心が変わってしまうことかもしれない。そんなふうに思うのは、私だけなのだろうか。




729 発想の転換

2020-04-02 17:04:57 | 生き方
テレビニュースで、昨日の入社式の様子を紹介していた。あるネット関係の会社では、自宅にいる新入社員たちを「集めて」、ネット上での入社式をおこなっていた。普段は会社で「リアルに」おこなう新入社員研修も、VR(ヴァーチャル・リアリティ)技術を活用して実施していくという。映像に映し出されていたのは、名刺を渡すときの仕草についての練習だった。ネット関係の会社であれば、こうしたこともお手の物だろう。

興味深かったのは、上司のコメントだった。その要点は、こういうときだから、これまでのやり方にこだわらず、新しい方法を考えて作っていくチャンスかもしれない、という内容。確かにそうだと思う。「働き方改革」などと旗を振っても、とんと動かなかった職場環境が、どんどんとテレワークへと変わっていく。満員電車を避けるために、時差出勤(遅い出社、早めの退社)が推奨されて、実行されていく。もちろん、全ての職種・職業で同じようにはいかないとしても、これまでとは異なる働き方が実現されているのだ。

大切なのは、発想の転換。頭を切り替えて、ピンチをチャンスに変えていこおうとする気持ちなのだ。

新年度の始まり 730 

2020-04-01 22:10:49 | 時間
2020年度が始まった。いつもの年度初めとは、随分と違った感じだ。それには二つの訳がある。
一つは、新型コロナウィルスの感染拡大によって、自粛が求めらていること。いつもの春休みなら、どこかに旅行に出かけるのに、それもできない。日常が非日常になる日々。
もう一つは、定年まで、あと2年となったこと。そろそろ具体的に、先が見えてきた。タイトルに付いている730という数字は、定年退職までのカウントダウンを示している。
このブログは、2005年の4月から9月までの在外研究(ベルギーのルーヴァン大学)を機に始めたもの。そのときから、既に15年。その当時から見ると、私自身も、日本も、世界も、大きく変わった。
定年まで残り2年という節目を機会に、自分を改めて見つめるために、このブログを再開しようと思う。