こころ模様

人はなぜ生きるのでしょうか。希望、居場所、時間というキーワードから、人生とは何かについて考えていきます。

714 ソーシャル・ディスタンス(social distance9

2020-04-17 23:28:49 | 生き方
スーパー・マーケットのレジに、店員とお客の間を隔てる透明な板が設置されるようになった。レジでは、近距離でやりとりをするので、飛沫感染を防ぐという意味があるようだ。透明なので、相手の顔は見えるし、これまでとあまり変わらないようにも思えるが、店員と客との間の関係性は、、j従来とは質的に大きく異なるものになってしまった。

人と人との距離が近いと、飛沫感染のリスクが高くなるということから、レジに並ぶ列にも等間隔でシールが貼られていて、1メートル半ぐらいの間を空けて並ぶようにがなっている。座るときも同じ。椅子と椅子の間隔が離して置いてあったりする。

こんなふうに人と人との距離が物理的に離れる状況が続くと、心理的にもだんだんと人を遠ざけるようになっていくものだ。散歩をしているときに、向こうから知らない人が歩いてくると、何となく互いに避けてしまうことも少なくない。

ソーシャル・ディスタンス(社会的距離)が広く;遠くなっていくことが人間性に及ぼす影響は、まだ始まったばかりだ。心理学者としては、注視していかないといけない点である。

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