以前、金沢市を訪問した時から感じていました。古い建物が多く有ります。「きっと、空襲に会わなかったのだろう。」と考えていました。当たりです。

「金沢は、空襲(くうしゅう)など、戦争の災害(さいがい)からまぬがれ、古いまちなみをそのまま残しています。」
代わりにお隣の富山県富山市は1945年(昭和20年)8月1日~2日に大空襲に会っています。密集市街地に爆弾が投下されたため、多くの犠牲者が出ました。

「米沢茶店」の看板は、右から左に書かれています。


「綿谷小作薬局」とお隣の商店もかなり歴史が有りそうです。

浅野川には、3径間連続のRCアーチ橋である「浅野川大橋」が架かっています。トップの写真です。親柱には、1922年(大正11年)12月竣工となっています。


こちらの「八百萬本舗」さんは、建物は古いようですが、看板は左から右に書かれています。

「黒田香舗」さんは、線香、蝋燭の専門店です。


たしか、提灯の専門店も以前見た記憶が有ります。
「石黒薬局」さんも歴史が有りそうな建物です。

洋風の「町民文化館」が有りましたので、中に入ってみました。「元は銀行だ。」と直ぐに気が付きました。


1907年(明治40年)に金沢貯蓄銀行の建物として創建されたようです。1943年(昭和18年)に北陸銀行尾張町支店となり、1976年(昭和51年)まで使われます。閉店した後、建物は金沢市に寄贈されました。
アーチ状の内装が見事です。


地下の金庫部分には、懐かしいお札が展示されていました。

100円札、500円札、伊藤博文の1000円札、私、持っています。夏目漱石の1000円札やその他は持っていません。