カンボジア日記  ゆめきの日々

カンボジアの情報と、世俗・慣習・文化
等も少し入った文章にしようとしています

ご期待の下さい

プレィビヒァー遺跡についての解説

2013-02-20 10:29:38 | 日記
プレィビヒァー遺跡についての解説
この遺跡は、常にタイとカンボジアの武力紛争地域でして、遺跡を取り囲むようにタイの領土が確定されています。
※タイ側から見れば、タイの領土にカンボジアの領土が突出しているように見受けられというタイの主張。
常に紛争は毎年のようにありまして、武力紛争の度に遺跡訪問抑制処置が行われていましたから訪問不可能ですが、軍事休戦調停による
書面交換が行われる都度に訪問再開処置が始まりました。
しかし、幾度となく軍事休戦協定の契約は反故にされまして、毎年のように弾丸が飛び交う地域ですが「休戦協定契約直後」の訪問は
比較的安全とされまして、私も含めて外国人の遺跡訪問はありました。
私も何度か訪ねた事がありますが、最終訪問は5-6年前だったと思います。
最終訪問以前は、少数の外国人がたびたび訪ねて居た事もありましたので、外国人の死傷を避ける意味でタイ軍の軍事行動には特徴があり、
常に西陽が落ちてからのアソートライフル射撃というか規制された軍事行動でしたので昼間は比較的安全とされましたから、訪問したら日が
落ちる前に遺跡を離れて宿泊施設に向かうのが通常の行動とされていました。
従いまして、遺跡訪問は「幾度となく開放と閉鎖があった」という事でして、大規模な軍事衝突は数年前のものが初めてです。
※以前は、カンボジア軍に遺跡周辺に兵士を対峙させるだけの軍事能力がありませんでしたから、タイの一方的軍事行動を容認するしか
ありませんでしたが、軍事能力の整備に伴いましてタイ軍と交戦できる能力が備わってきましたから、タイ軍も夜間にのみという軍事行動
規制を取り払いまして昼夜の軍事行動もするようになりました。
使用される武器も、弾丸の秒速が1000mを超える武器やロケットモーター(迫撃砲)に加え、アメリカ製のM-1戦車もタイは近隣に配備しましたから、対するカンボジアも重火器と対戦車砲弾の整備等を行いましたので、地域限定でも大規模な軍事紛争になったのが数年前の話です。
ここで使用されている秒速1000mを超える武器と言いますと、弾丸の到達地点は最大で10km程度は簡単に届きますから、とても危険という意味で「訪問不可能」と記述して来ました。
※この期間中に訪問実績のある方は、この事実を知らなかったと思慮しませう。
現在、両国で兵士のパトロールによる偶発的紛争を避ける意味で兵士の後方待機がされ始まったと伝聞で聞き及びますが、使われている武器が
以前とは異なる段階の種類で多種多様ですから、突発的というか何らかの偶発的軍事事件が再開した場合は、現場地域から避難する時間と距離
が既に失われた事を意味します。
一般的な旅行者の方に、日本はこのような解説を行わないので、単に「不要不急または興味本位での訪問はしないでください」程度ですから、
意味が伝わらないと思いませう。
私が遺跡訪問が可能と記述しましたが、手順を明確に記述しないのは「お奨め」しないからであり、できるならは自粛されるように願うからでもあります。
ただ、「嘘つき呼ばわりされるのが嫌で記述しましたが」、カンボジアのテレビ局が現地視察を行いましてある程度は「いいだろう」という事で記述した程度に理解して欲しいです。
★現在でも、日本の公式見解は訪問自粛地域にされています。(19th/feb/2013)
以前の日記の中にも、少しずつ記述した事があります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする