追われ、追われて、少しでも聖地に近い処へと、
アンダルシアを後にして、幾年月…
月明かりを頼りに、歩き続け、
月の満ち欠けが幾夜巡ったのか、
もう、わかなくなってしまうほど、沙漠を歩いた末に、
たどりついた町。
緑多く、山ありて、それでいて乾いた土地
夢まぼろしか、
幻覚か、
ここに見える、アンダルシア
チュニスから約2時間、
テストゥールという町は、小さなアンダルシア。
アンダルシアの人々が移り住み、町を作り、音楽を楽しんでいる。
マールーフという、アンダルシアの音楽を取り入れた、アラブ国際音楽祭が、来月この地で開かれる。
15世紀、アンダルシアを追われた人たちの調べは…
その風貌はチュニジア人のようで、
女が一人、歩く姿に向けるまなざしもアラブ的なものではあれど、
羊を連れて歩く姿や、
この街並みは、どうして、どうして、
アンダルシア以外の何物でもない。
いつの日か、マールーフに合わせて、この地で、アンダルシアの音に、望郷の念を見いだしたい。
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