ようさんの山物語(ブログ版)

山遊び人ようさんの山行記録

水浴び、水浴び、たまに歩き、そして雪風呂

白山・御前峰(2702m)平瀬道

2012年09月29日 | 山歩き
2012年9月29日

天候:曇り時々晴れ

次の連休までにこの日しか休みはない。
先週も仕事で山行っていないし、山バカとしては今日しかないのである。
ということで、次のスキーシーズンに向けて偵察をかねて
まだ行ったことのない、飛騨側から白山へ行ってみた。
そして、今回はいつものように漠然と行くのでなくテーマを持って行ってみた。
●心肺機能強化のため、呼吸法をきちんとやりながらハイペースでいく。
●白山東面の地形概念をつかむ。

である。

まずは金曜晩に、道の駅飛騨白山へ。
ジムニーを車泊快適化して初の車泊である。
凹凸は少し気になるが、大枚叩いたシェードはばっちりである。
明るい道の駅でも真っ暗になる。
さて、朝は少し寝坊したが、朝食とって大白川ダムへ向かう。
すでに満車寸前であった。速攻準備して6時発。


登山口にある休憩所

いきなり九十九折れの道であるが、整備されており順調に高度を稼ぐ。


ブナなどの広葉樹林帯

陽はもう上がっているが、雲の中である。
後ろを振り向くと、乗鞍から槍穂、御岳など見えてきた。



すぐに樹林帯を抜け、ダケカンバと笹の植生に変わってきた。
紅葉も始まっておりその向こうに白山主峰が見えてきた。


御前峰(左)剣が峰(右)

下を見ると緑色した水を湛えた大白川ダムが見える。
一休憩入れて、その後すぐに大倉山山頂の標識に出た。



そのすぐ先が避難小屋であった。きれいに使われているようである。


大倉山避難小屋

そこからナナカマドなどの紅葉した道を抜けていく。一旦下ってから急登を登っていく。



三方崩山に隠れていた立山・剣も見え始めてくる。


三方崩山

道がトラバースするようになるとカンクラ雪渓の看板。





しかし、雪渓はなし。ガレがあるのみであった。


御前峰

次第に御前峰が近づいてきた。
一登りで稜線に出た。室堂へはもうすぐである。


賽の河原

ハイマツの中の多少アップダウンのある道を行くと室堂のビジターセンターが見えてきた。
ここまでハイペースで30名位抜いて、3時間であった。
室堂はまだそんなに人もいなくて静かであった。
神社でお参りして山頂へ向かう。


白山神社奥社

春にも来た道を黙々と上がる。上に行くに従って風が強くなってきた。
山頂神社の陰でカッパの上装着。


山頂神社



今日は春と違って大展望であった。空気も澄んでおり遠くまで見渡せた。
風が強いので長居は無用で、今回は行ったことのない「池めぐりコース」を行ってみる。


大汝峰と紺屋ヶ池

ザレた道で歩きにくいが、景色を楽しみながら行く。


翠ヶ池


大汝峰

翠ヶ池を過ぎて分岐。



今日は金沢市街なども見えた。


金沢市街方面

分岐から少し下ると千蛇ヶ池。


千蛇ヶ池

この池は水がなく雪渓である。どうも千匹の蛇が雪渓で閉じ込めてあるらしい。
これを過ぎて室堂へ戻る。この頃には大勢の人がいた。


室堂の紅葉


ナナカマドと御岳

後は来た道を飛ばし、2時間くらいで登山口に着いた。
きちんと呼吸整えていったので思いのほか疲れてはいない。煙も登りはやらなかったので順調であった。
これを教訓にしなければいけないが、いつも過ちを犯してしまう。弱いのだろう。


登山口の入口

その後は、登山口の先の大白川大露天風呂へ行ってみた。
ロッジで300円払う。


露天入口


露天風呂

泉質はやわらかくていい感じであった。風呂の底は滑っていて滑りやすい。
なお、石鹸シャンプーは使用禁止である。浸かるだけ。
しかし、汗も流せて気持ちよかった。
その後、荘川方面へ行ってみた。そこで温泉にまた浸かる。今度は体洗う。
下道をがんばって高山へ向かい、市内探索。高山ラーメン食べて帰路につく。