モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

2023年7月4日、鳥海山・笙ヶ岳(1)

2023年07月20日 | 鳥海山/鉾立・夏

7月4日は晴れとの予報だったので、今年初めて鳥海山に登ることにした。
まだ残雪が豊富な時期なので、今回は山頂には行かず、
賽ノ河原から雪渓に入り、支峰の笙ヶ岳に登り、鳥海山本体の山岳展望を愉しむことにした。

鳥海山笙ヶ岳とはこんなお山(6月19日、月山からの帰り道、遊佐町から撮影)。



4時前に自宅を出たが、霧で何も見えなかった。

通常なら、旧雄和町で雄物川を渡れば晴れるものだが、
今回はどうしたことだろう。
本荘や仁賀保を過ぎても霧は取れず、何も見えなかった。
ところが山麓の象潟まで来たら、スパッと晴れた。

象潟から見えた鳥海山。笙ヶ岳は右端のピーク付近。



これは素晴らしいことだと嬉しくなって田んぼ中の道を走っていたら、

左側からバキッ!!と音がした。
左を見ると、助手席側のドアミラーが破損していた。

道路際にある赤白の除雪ポールに当たったようだ。
このポール、かなり頑丈な造りだった。

時間的にも角度的にもちょうど上ったばかりの太陽が目に入り、
眩しくて目測を誤ってしまったようだ。
修理費はたぶん5万円くらいだろう。
運転にはほとんど支障が無かったので、ガムテープで補強し、
登山口の鉾立に向かった。

今回のマップ



鉾立から見る鳥海山は奈曽渓谷の向こうに有る。

朝はお日様が渓谷の向こう側なので、どうしても逆光気味になってしまう。

展望所から見た奈曽渓谷と鳥海山



歩き始めてすぐに見た花たち。

ミヤマカラマツ



ヤマホタルブクロの蕾
 

                                            クルマユリの蕾


この辺りを境に鳥海山の姿は見えなくなる。




県境標
 


右上は道端で咲き残っていたシラネアオイ。


賽の河原(標高約1530m)に到着した。

賽の河原から小砂川堰を望む。



雪渓の末端から何やら水路のようなものが現れていた。

これは「小砂川堰」といって、昔、作られた人工の堰だとのこと。
この堰の水は白糸の滝や奈曽渓谷の方には向かわず、稜線の下を暗渠となって、
鳥海山の西海岸、小砂川集落に向かって流れ落ちているらしい。
何故このような堰が昔、造られたのか?
詳細はこちらの頁の下の方を参考にされたし。

ここから先、笙ヶ岳に行くには、正式ルートでは御浜まで登り、長坂道稜線を西に下ることになるが、
今回は目の前に迫る雪渓を歩き、ストレートに笙ヶ岳をめざすこととした。

雪渓の登り口



雪渓の末端は傾斜が急なので、アイゼンを装着して登った。
この雪渓は登ってしまえば、その後の傾斜はとても緩い。
しかしアイゼンをつけたままの方が歩きやすかった。


スプーンカットになった雪渓









雪渓の上部、左奥の緩いピークが長坂道稜線(岩峰)。今日はここに直登してみる。

雪渓歩きの終点付近から来し方を振り返る。

長坂道稜線のピーク、岩峰に到着。
このピークの標高は地図を見ると笙ヶ岳(1635m)より少し高く1660mを越えるが、
山頂部はご覧の通り湿原が広がり、池塘もあった。

岩峰山頂部の湿原



少し歩くと、鳥海山本体が見えて来た。




長坂道稜線からの眺めを続ける。

稜線から鳥海山本体を望む。手前の小山は鍋森。



たしか三峰。




稲倉岳方面を振り返る。




たぶん左奥が笙ヶ岳だと思う。





鳥海山・笙ヶ岳(2)」に続く。


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