夏の間、低山では、花は皆無に近くなるが、
秋めいてくると幾つかの種類が咲き出して来る。
2016年9月5日はそれを探して森吉山の麓を彷徨っている。
打当集落から見た森吉山
道路端でトリカブトの大株に出会った。
たぶんオクトリカブトだと思う。
秋の風物詩、ツリフネソウ。
通常、ツリフネソウの花色は紅色(マゼンタ?)だ。
ときおりピンクや白っぽい株を見かけるが、
森吉山の周辺では何故か白っぽい色の品種が多かった。
ツリフネソウの白花タイプ
2012年に完成した森吉山ダムの方にも廻ってみた。
するとダム手前の道路法面にシソ科の花がいっぱい咲き出していた。
ヒキオコシ
メハジキ
ヒキオコシは県北部の山あいなどでよく見かけていたが、
メハジキは珍しい。秋田ではずっと見なかったが、最近、道路の法面などにときどき見かけるようになった。
パイオニア植物なのか、初めはクワモドキ(オオブタクサ)などけしからん帰化植物と覇を競っているが、
数年で敗退、消滅するようだ。
コシオガマ (ハマウツボ科)も有った。この植物も秋田では見かけることが少なくなった。
コシオガマ
実はこの法面、2023年8月下旬にも再訪しているが、メハジキなどシソ花は皆無になっていた。
他の強壮な多年草(オオハンゴンソウやヨモギなど)やつる草に覆われてしまい、消滅してしまったようだ。
この二日後、9月5日は太平山南麓の鵜養(うやしない)、伏伸(ふのし)滝を訪ねてみた。
この付近ではツリフネソウ、
キバナアキギリ
キバナアキギリの他にシソ科の大形植物を見た。
このシソ科、亀さんのような葉の形から、
当初カメバヒキオコシかと思ったが、後で識者からタイリンヤマハッカだとご指摘いただく。
以上。
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