モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

2023年の鳥海山。彼方此方から

2023年12月26日 | 鳥海山(年次)

(いつもご覧いただきありがとうございます。私、冬期間は山歩きを休止しております。
そのため、今後しばらくリアルタイムの山歩き記事は投稿出来ません。
投稿自体も間遠になり、有っても振り返りや再編集の記事が主体となりますが、
どうかご寛容下さい。引き続きよろしくお願いいたします。)

例年、冬場は天候不順で鳥海山はなかなか見えない。
それでも稀にある冬晴れの日は旧鳥海町までクルマを走らせ、真白い鳥海山を見に行くものだが、
今年はそれが無かった。しかし一月には珍しく秋田市自宅近くから遠景を眺めていた。
今年は暖冬で雪が少なかった。

2023/01/19 秋田市四ツ小屋から、夕方の鳥海山。



三月末になると、私は庄内地方によく行く。

今年は3月28日に酒田市の経ヶ蔵山に登山しているが、その日の朝、升田地区から鳥海山を眺めている。
ここから眺める鳥海山は幅広なので、私はいつもキリマンジャロを連想する。

2023/03/28 酒田市升田から。



庄内から見たら、次は秋田から。

2023/04/02 由利本荘市猿倉から。



雪解けが進んだので、出羽丘陵の一角、保呂羽山の山頂部から眺めて見た。

このポイントは一昨年秋に見つけた。少し距離は有るが、個人的には最も美しい姿だと思っている。

2023/04/25 保呂羽山山頂部から。



上写真とよく似た構図だが、こちらは八塩山の山頂台地から眺めたもの。

保呂羽山よりも近いので、美しいだけでなく迫力のある姿だと思っている。

2023/04/28 八塩山の山頂台地から。



こちらは上写真と全く同じ場所から見た約一ヶ月後の鳥海山。

雪解けが進み、残雪がまだら模様になっている。このような残雪スタイルは国内では珍しいと言われる。

2023/06/01 八塩山の山頂台地から。



久々に庄内から見た鳥海山を。この日は月山に登っている。

月山に登っている間は雲に包まれていたが、帰り道、山麓を掠めた時には見えた。
左側(西側)に笙ヶ岳が突き出ているが、これは庄内鳥海の特徴だ。

2023/06/19 遊佐町藤崎付近から。



たまたま登った秋田駒ヶ岳から。
この日は早朝だけ見えたが、その後は湧き雲に包まれた。

形としては八塩山から見た姿に似ている。

2023/06/26 秋田駒ヶ岳から。



この日は今年の初登山。ただし山頂には向かわず、西端の笙ヶ岳をめざす。

ハクサンイチゲのお花畑越しに鳥海山を望んだ。

2023/07/04 笙ヶ岳山頂近くから。



今年の鳥海山はニッコウキスゲが裏年だった。
この日は視程が好かったので、花よりも団子、いや景色に徹した。

2023/08/09 長坂道稜線から鳥海山と鳥の海(鳥海湖)を一緒に。



御浜から扇子森に登る途中、鳥の海(鳥海湖)と鍋森がよく見えた。

この日はその向こうに月山や朝日連峰、庄内平野もよく見えた。

2023/08/09 扇子森山頂手前から。



この日は扇子森に登った後、鳥の海(鳥海湖)のほとりにも立ち寄ってみた。右奥のピークは扇子森。

鳥の海の水位をご記憶下され。

2023/08/09 鳥の海(鳥海湖)



次は約ひと月後の鳥の海。

実はこの前日(9月7日)、地元紙で鳥海湖が干上がりそう!との報道があり、
こっ( ̄π ̄;こりゃたいへんだー!と慌てて駆け付けたような次第。
詳細は「鳥の海は干上がるのか。1(2023年9月8日)」でどうぞ。

2023/09/08 鳥の海(鳥海湖)



鳥海山は雪の多い山なので、晩夏、初秋でも雪渓のかけらを残したまま、

初雪を迎えるものだが、今年の九月の鳥海山は真っ黒けだった。
私自身、鳥海山を、60年間も眺めていて、こんな鳥海山を見たのは初めてかもしれない。
それだけ今年の夏の暑さはひどかった。

2023/09/23 由利本荘市猿倉から。 



今年の鳥海山の初冠雪は例年より二日早く、10月8日との報道だった。

13日、横手実家を訪ねたら、それがまだ残っていた。

2023/10/13 横手実家付近から。



翌14日もよく晴れていたので、紅葉狩りも兼ねて鳥海山に迫ってみた。

四合目の善神から見たら、紅葉前線は中腹より下にあったが、紅味は乏しいと感じた。
今年は夏場の高温障害で北東北の山の紅葉は軒並み不作だった。

2023/10/14 祓川ルート四合目善神から望む。



康新道から稲倉岳や北面の爆裂火口内(中島台上部)を望む。

火口内の紅葉は割と良かったと思った。

2023/10/14 康新道からの眺め。



紅い鳥海山。
紅葉はたいしたことはなかったが、モルゲンロートで一瞬だけ紅味が強まって見えた。

2023/10/24 由利本荘市猿倉から。



猿倉で紅い鳥海山を眺めた後、八塩山に登山した。
八塩山の紅葉もあまり芳しくなかったが、贅沢は言うまい。

2023/10/24 八塩山の山頂台地から。



11月中旬。この日は朝、秋田市からも鳥海山が見えたが、もっと近くから眺めたいと思い、

昼過ぎににかほに向かった。雲をかぶる寸前に間に合ったが、
背景が暗く、奇麗と言うよりも怖かった。

2023/11/16 にかほ市田抓から。



初冬の鳥海山。白銀の姿は奇麗だったが、手前の風力発電にガックリ。

2023/12/06 由利本荘市前郷付近から。



今年最後の猿倉鳥海。右側の雲が奇麗だった。

2023/12/06 由利本荘市猿倉から。



以上。


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2 コメント

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鳥海山 (ミルク)
2023-12-26 13:19:51
どの方角から見ても、鳥海山は美しいです。
私も何年か前に、遊佐から見たのですが
ちょっと違うなぁと思いながら。
鳥海山たくさん見せていただき、
ありがとうございました。
山歩きは花の季節迄お休みですね。
ちょっと、物足りないことでしょう・・・
返信する
ミルクさんへ。 (モウズイカ)
2023-12-26 13:42:30
コメントありがとうございます。
鳥海山はいつどこから見ても奇麗で立派ですね。
しかも同じ時期でも年によって少しずつ違う表情を見せてくれます。
昨年(2022年)はニッコウキスゲなど花の当たり年でした。2020年は紅葉が奇麗でした。
他の年の鳥海山は画面下の「鳥海山(年次)」カテゴリの目次から入れます。
返信する

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