(本頁は「雨の八甲田・花紀行2(2016年6月14日)」の続きです。)
昨年6月と同様、青森の帰りは深浦海岸を廻って帰ることにした(昨年の記録はこちら)。
この日の津軽地方の天気は曇りのち雨との予報なので朝早めに青森市の宿を出る。
五所川原市が近づくと行く手に岩木山が聳えているが、残念ながら雲がかかって全容は望めない。
五所川原手前から望む岩木山
五所川原市を抜け、つがる市に入っても山頂の雲は取れなかった。
鯵ヶ沢を過ぎると、岩木山は見えなくなる。さよなら。
今度は白神山地と日本海。
北金岡付近の海岸はいつ見ても美しい。
風合瀬(かそせ)付近でフウロソウの群生に遭う。
ここのフウロソウは花が大きく、4センチを超えるものもあった。
一般的なハマフウロと較べると、花が大きく、開花時期も早い。
種名は何なんだろう。もしかしたら園芸品種の逸生か。
今回の立ち寄り先メインは深浦町の行合崎(いきあいざき)。
ここは海岸植物の宝庫だ。
花の撮影を始めると同時に雨がぱらつき出したが、ギリギリまで頑張ってみる。
ツリガネニンジンだろうか。開花には少し早すぎる気もするが・・・
ノアザミ
アズマギクの咲き残り
数は少ないが、ニッコウキスゲも咲き出していた。
たぶんエゾスカシユリ
エゾネギの白花品種
エゾネギ
キリンソウ
ノコギリソウ
ハマヒルガオ
エゾヒナノウスツボ
ハマナス
クサフジ
ここの花は総じて花の色が鮮やかだ。
何やら高山のお花畑に迷い込んだような錯覚に陥るが、
猛烈な風や強烈な紫外線、乾燥など環境の過酷さは高山とそれほど変わらないのかもしれない。
北海道まで行くと、高山性の植物が海岸でも多く咲くようになるが、ここではその予兆を感じる。
南側の岩壁にはニッコウキスゲの群生地がある。
ニッコウキスゲ
この海岸で
もうひとつ見逃せないのがハマベンケイソウ。
こんなふうに全身コバルト色の植物はそうはないと思う。
もっと写したかったが、雨が本降りになって来た。今回はここまでとしよう。
以上。
ニッコーキスゲは、知っていましたが。
行合崎の表示を見て、行ってみたかったですが
いつも、時間的にということで、まっすぐ・・・
参考になりました。
行合崎は私の知る範囲では、深浦岩崎八森の海岸エリアでは最も花が豊富なスポットです。
夏や秋も好いようですが、そちらはこれから開拓します。