モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

初めての三ツ石山紅葉・前編(2017年9月25日)

2023年10月16日 | 裏岩手・三ツ石山

(本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。)

岩手の三ツ石山は紅葉がとても綺麗だと聞いていた。
写真は昨年(2016年)10月2日、乳頭山から見た三ツ石山だが、
遠く離れていても山頂部が赤く紅葉していることが分かると思う。

2016/10/02 乳頭山から望んだ三ツ石山



三ツ石山は比較的近場に有るのにまだ行ってなかった。

face book 等の情報では、他の高山に較べ、紅葉するのが早く、
人気スポットなので休日は凄まじく混雑しているとのこと。

(´π`;)ワタシは毎日が日曜の身分なので、混雑を避け、9月25日(月曜日)に行ってみた。

この日の天気は午前中は少し曇るが、昼以降は晴れとの予報だった。
写真は朝5時半頃、網張温泉付近の様子。




遠く早池峰山は見えるのに三ツ石山に続く岩手山は雲を被っていた。
三ツ石山は網張付近からは見えない。
従って、天気は行ってみないとわからない。

平日早朝にもかかわらず、奥産道(奥地等産業開発道路)登山口の駐車場には
既に20台を超えるクルマが乗り入れてあった。




噂には聞いていたものの、この登山口ゲートは実にユニークだった。

此処から先は歩行者と背負った荷物しか入れない。
その後、アスファルトで舗装された登山道?がしばらく続く。







一時間弱歩いてやっと土の道。登山道に入る。ブナ林が少しだけ続く。




傾斜がきつくなると樹林が途切れて展望が開ける。

下の湯気は葛根田地熱発電所だろうか。




その後、平らになったら、今度はアオモリトドマツの針葉樹林になる。

三ツ石山荘のあたりはガスで視界ゼロだった。

朝の三ツ石山荘
   

                                           エゾオヤマリンドウ

三ツ石山山頂(1466m)には朝8時前に到着したが、ガスで何も見えなかった。

先行者が一人だけ居た。ご挨拶したら、
なっ( ̄π ̄;なんと今朝5時からガスが晴れるのをずっと待ち続けているとのこと。

私が着いたらただちにガスが晴れた。

朝8時頃の三ツ石山山頂



かと思ったら、またすぐに見えなくなり、その後は30分経っても晴れなかった。
先行者は諦めて下山したが、
ワタシは膝故障を押してまで来たのに、
有名な紅葉を見られないのは残念。昼頃からは晴れるとの予報を信じて、

どこかで時間稼ぎをしようと思い、稜線を西側に進んでみた。
ガスで遠くは見えないものの、登山道脇のミクロな紅葉なら見れるだろう。

ミヤマダイコンソウの草紅葉
   

                                         オオバスノキ?の紅葉


木や草の実も色づいていた。

ツルツゲ 



コケモモの実とガンコウラン  
 

                                           ゴゼンタチバナ


三ツ沼はガスで何も見えなかったが、
その先、
覘標(てんぴょう)ノ台、そして小畚(こもっこ)山まで足を伸ばしたところ、
時おりガスが晴れてドキッとするような紅葉が見えた。

異常なまでに赤かった紅葉。




小畚山に続く稜線の紅葉も素晴らしかった。







覘標ノ台(1448m)を振り返る。




この稜線、高低差がほとんどなく、とても歩きやすい。晴れていたら、天国のような眺めだったろうなと思う。

ホソバイワベンケイの草紅葉
   

                                     小畚山山頂から大深岳のジグザク急坂を望む。


小畚山山頂(1467m)から大深岳を望む。鞍部の紅葉が綺麗だ。




しかし大深岳まで行くとなれば、上り下りもあり、タイヘンそうだった。
今回は小畚山山頂から往路を引き返す。

この稜線の樹木紅葉の正体は大多数がミネカエデだった。

ミネカエデ 



オレンジのミネカエデ

 



黄色っぽいミネカエデ 




真っ赤もあればオレンジや黄色も。

ミネカエデはたった一種類でいろんな紅葉を演じていた。


初めての三ツ石山紅葉・後編」へ続く。


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