今年は暖冬だった。
常ならば雪を毛布のように被っている筈の鳥海山だが、1月7日時点ではまだまだケバケバしていた。
雪の化粧のりもイマイチの感だった。
2020/01/07 由利本荘市矢島町から。
2020/01/07 由利本荘市栗沢から。
二月以降は日本中が新型コロナ感染の暗雲に包まれてしまった。
そのせいか、二月は鳥海山をほとんど見ないで終わってしまった。
再び見えたのは三月も中旬になってから。
2020/03/15 秋田市四ツ小屋から。
2020/03/30 鶴岡市高館山大山公園から。
2020/03/30 酒田市八幡町から。
2020/03/30 遊佐町月光川朝日橋(映画「おくり人」ロケ地)から。
この日の朝は鶴岡で聞いたラジオ(NHK第一)、山形県知事の談話が印象に残った。
内容はこんな感じ。
『山形県の吉村美栄子知事は28日、都市部を中心に新型コロナウイルスが感染拡大していることを受け、
県民に「当面の間、県外との往来は極力控えていただきたい」との談話を発表した。
県内では感染者は確認されていない。』
既にコロナ感染者が複数居る秋田県人としては複雑な気分だった。
なお帰り(午後)のラジオは志村けんさんの訃報一色だった。
四月は遠く男鹿から。
2020/04/16 男鹿海岸から。
五月下旬は比較的近くから。鳥海山東斜面特有のまだら模様残雪が素晴らしい。
2020/05/26 由利本荘市栗沢から。
2020/05/26 由利本荘市栗沢から。
六月以降、県境をまたぐ移動制限が解除になった。
6月24日は鳥海山に今年の初登山。ハクサンイチゲの群生がみごとだった。
2020/06/24 長坂道稜線のお花畑。
七月中旬は同じ場所がニッコウキスゲの花の海になっていた。
2020/07/17 長坂道稜線のお花畑。
八月中旬も途中まで登る。早くも今年四回目の登山だが、山頂は極めていない。
2020/08/18 御田ヶ原から鳥海山本体を望む。
八月下旬はちょっと変わった場所から。
2020/08/26 禿岳山頂から。神室連峰の小又山と天狗森の間から少しだけ見える。
九月は遠く男鹿から。この日は月山も見えた。
2020/09/03 男鹿・鵜ノ崎海岸から。右奥に小さく月山が見える。
9月7日は滝の小屋ルートから山頂をめざす。
2020/09/07 早朝、滝の小屋入口から山頂部を望む。
今年は何故か千畳ヶ原に四回も来てしまった。
最終日の10月2日は天候には恵まれなかったが、草紅葉はゾッとするほど美しかった。
2020/10/02 千畳ヶ原の草紅葉
今年の十月は各所で鳥海山の展望に恵まれた。
2020/10/09 焼石岳山頂手前の鞍部から。
2020/10/09 焼石岳山頂から。手前は西焼石岳。
2020/10/28 猿倉から。紅葉に雪化粧した鳥海山。
百宅は富士山型鳥海を間近に仰げる好ポイントだが、
ついに鳥海ダムの工事が始まったようで、早朝から工事用車両が多く行き交うようになった。
今後しばらくここには近寄りにくい状況が続くだろう。
2020/10/28 百宅入口から。
八塩山は山上から鳥海山を望む好ポイントだが、最近は樹木が繁って段々見えにくくなって来た。
ところが、今回、新たな展望ポイントが整備されていた。ここは以前の展望地よりも素晴らしい眺めだった。
2020/10/28 八塩山山頂台地から。
十一月もよく見える日が多かった。
2020/11/12 横手実家の近く、平鹿町明沢のりんご畑から。
2020/11/17 岩手の姫神山山頂から。和賀山塊の左奥に聳え立っていた。
2020/11/25 由利本荘市の東光山山頂から。
十二月は天候不順や間の悪さもあり、12月19日時点で鳥海山は撮影出来ていない。
今後、年内に見えた場合は追加するかもしれないが、まずはここらで一区切りとさせて頂く。
「2021年の鳥海山」に続く。
また!とは思うのですが、百名山の人出を考えるとためらいます(><)
今年はコロナ影響もあり、近場の鳥海山ばかり登っておりました。
平日ばかり登ったせいもありますし、
御浜や新山山頂近くの御室は避けて歩いたせいか、登山者はガラガラ、密を感じさせませんでした。
これは山がでかいせいも有ると思います。