もっちゃんのボケ防止日記

新型コロナウイルスに感染しないよう三密を避けて鳥撮りに嵌っています。

昨日は寒空の中をミニドライブ&鳥撮り

2021年03月09日 07時40分55秒 | 日記
 昨日は早めに起きて出かけた。家を出るときには雨が降っていたが、北の方は止んでいると思って東北道を走った。久しぶりの高速道路は実に快適だ。雨模様は諦めて走ったが、途中からは雨が降っていなかった。

 葛西臨海公園のクロツラヘラサギはまだいるが、昨年初めて出会ったヘラサギのその後を知りたくて多々良沼を目指した。

 途中、渋滞もなく1時間ちょっとで公園駐車場に着いた。雨は降っていなかったが気温が低い。

 直ぐに浮島弁財天に向かうと、川向うに4羽のコハクチョウがいた。頻りに餌を啄んでいたが、どうやら幼鳥のようだ。元気に旅立ってくれることを願うばかりだ。



 浮島弁財天に着くと沼の水位が上がっていた。ヘラサギやシギチのいた浅瀬もなくなっていて、鳥影はなし。皆、移動してしまったようだ。

 沼辺にカワウの群れとヒドリガモの群れがいた。カメラを向けると、カワウの間にセグロカモメらしきものも混じっている。カモメもよく分からないが、ウミネコにしては足が黄色でなくピンク色がかっている。寝ているカルガモの間にマガモの姿もある。双眼鏡で見たら、遠くにカンムリカイツブリも見える。あれほどいたカンムリカイツブリだが、今日は1羽しか見えない。



 沼辺の草地にヒドリガモの群れがいた。よく見たら、群れの中にヨシガモを発見。オス2羽いたが、どちらもきれいな羽色をしている。後頭の光沢ある緑色が曇り空のためにはっきりしないのが残念だ。長い三列風切羽がカールして垂れ下がっている。下尾筒にあるクリーム色の三角斑もはっきりしている。近くにはメスの姿もある。



 数人のCMさんがいたので話をすると、ヘラサギは少し前までいたけど今日は見ていないとのこと。CMさんが、夏羽に変わってきれいな冠羽の伸びた画像を見せてくれた。こんな姿に出会いたかった…。

 どこかへ餌取に行っているのだろうか。戻ってきてくれそうならば待ってみるのだが…。野鳥との出会いは偶然の産物でしかない。

 沼辺の広場を歩くと梅の花がまだ咲いていた。藤棚の所にジョウビタキ♂が飛び出してきた。近くの木にはツグミが止まっていた。見ていたら、ジョウビタキ♀がやって来た。

 双眼鏡で見たが、ヘラサギの姿はなし。諦めて、車に戻って移動することにした。

 昨年、コウノトリと出会ったガバ沼に行ってみた。沼畔にはCMさんの姿もあった。沼にいたのはオナガガモの群れにハシビロガモ。奥の方にはコガモの群れもいた。ダイサギの姿もあるが、コウノトリもヘラサギの姿もない。杭に止まったカワウが羽を広げていた。

 ハクチョウはいないのかと思っていたら、オオハクチョウが1羽だけいた。沼畔のヨシに鳥影を発見。オオジュリンだ。



 帰るには早いので、渡良瀬遊水地に移動することにした。遊水地まで、それほど距離はない。

 遊水地に着いて北トランスから入り、ウォッチングタワーに行こうとしたらゲートが閉まっていた。うっかりしていたが、月曜日は休みだ。

 諦めて、第1調節池から第2調節地の中を走ってみた。渡良瀬川沿いに車を止めてお昼にする。看板が立っていたので見ると、今週土曜日はヨシ焼きのためにゲートを閉めると書いてあった。食べ終わってヨシ原を歩いたが、鳥影はほとんどなし。ホオジロが道に降りていた。

 のんびり歩いていたら、上空に猛禽が飛んできた。慌ててカメラを向けるとミサゴだ。魚は捕まえていないようだ。撮った画を見ると、何とか満足できる画が撮れた。



 車に戻り、コウノトリの人口巣塔に行ってみることにした。ところが、カーナビに地点登録していなかったので場所が分からない。走り回っていたら、道にキジが姿を見せた。急いで車からカメラを向けたが、直ぐにヨシの中に入られてしまった。遊水地の中の道は、両側が高いヨシに囲まれていて走りにくい。砂利道があり、ところどころにゲートがある。道に何かが飛び出してきても、直ぐに隠れてしまう。

 桜堤を探しながら走り、何とか見つけることができた。車を止めて、土手に出ると雨がぱらついていた。冷たい風も吹き、CMさんの姿もない。上空をトビが飛んでいた。



 ヨシ原の中に立つ人口巣塔を見ると、巣の中に何かがいた。コウノトリかと思って双眼鏡で見たがはっきりしない。暫く眺めていたら、動きがあった。巣の上に立ち上がり、向きを変えていた。抱卵しているのだろうか。1羽しか見えないが、今季も子育てが始まったのなら嬉しいのだが…。昨季は2羽の雛が巣立ったが、1羽は残念なことに亡くなったそうだ。

 昨季に雛を撮った時もそうだったが、距離があっていい画が撮れない。今のカメラでは仕方がないと諦める。



 コウノトリが巣に座り込んでしまったので、近くの沼を見るとカワウとアオサギの群れが休んでいた。その手前にはハシビロガモの姿もある。ヨシ原脇にシメの群れが降りていた。



 突然、ヒドリガモの群れが飛び立った。何が来たのかと思ったら、遠くに猛禽の姿を発見。カメラを向けたが遠すぎる。それでも撮った画を見るとチュウヒのようだ。人口巣塔も距離があるが、遥か彼方を飛ぶチュウヒは撮れるものではない。何とか出会いの証拠写真にはなるだろうと諦めることにした。



 土手にいたら、体が冷え切ってしまった。こんなことなら、天気の良い日に来ればよかったと自省する。コウノトリの雛が誕生する頃、また来ることにして帰ることにした。

 帰りは一般道を使ったが、渋滞もなくスムーズに帰ってくることができた。家に着くと、164.2㎞走っていた。久しぶりのミニドライブで、ヘラサギには出会えなかったがコウノトリの様子が分かったので満足満足。