昨夜は、生暖かい風が吹いて気温が下がらなかった。
今朝も風が吹いていて、気温が下がらない。曇り空で、雨が降りそうで降らないようだ。
昨日は早起きして出かけてきた。日の出前に家を出て、東北道を館林まで走った。久しぶりの高速運転は、少々緊張した。途中、事故で渋滞していた。追い越し車線にトラックが止まっていて、積み荷が散乱していた。まだ、パトカーが来ていなかった。
それでも、1時間余りで目的地の多々良沼に着いた。ヘラサギが来ていると聞いたので、初めての出会いを期待してガバ沼に行ってみた。
駐車場に着くと青空が広がり、風もなく暖かい。直ぐに上着を脱いでしまった。ここはトイレもベンチもあって、きちんと整備されている。
沼畔に行くと数人のCMさんがカメラを構えていた。沼を見ると、オナガガモの大群がいた。見ていたら、岸辺に上がって来た。100羽以上いそうだ。
期待したヘラサギがいないかと双眼鏡で見たが、いたのはダイサギとアオサギくらいだ。
昨季にはコハクチョウと出会えたのだが、今日は姿がない。まだ、渡って来ていないのだろうか。
突然、カモたちが飛び出した。上空を猛禽が飛んでいた。何かは分からなかったが、直ぐに西の方へ飛び去って行った。
オナガガモに混じって、岸辺に大きな鳥影があった。何とコウノトリだ。草の間から顔を覗かせている。渡良瀬でコウノトリの雛と出会ったが、ここで出会えるとは驚きだ。
暫く待っていたら、コウノトリが動き出した。水の中を歩き、餌を探している。カメラを向けたら満足いく画がたくさん撮れた。右足に黄色と緑、左足に赤の足環がついているので、帰ってから調べてみた。
野田市にある「こうのとりの里」で去年の4月に生まれ、7月に放鳥されたオスのカズだそうだ。
渡良瀬で巣立った2羽の雛のうち、1羽は死んでしまったそうだがカズは元気に成長している。
コウノトリを撮っていたら、向こう岸に小さな鳥影を発見。カメラを向けたが遠すぎる。それでも撮った画を見ると、どうやらタカブシギのようだ。羽色から間違いないと思うが、もっと近くに来てくれれば…。
傍のススキの中に飛び込んだ鳥影があった。カメラを向けたらジョウビタキのメスだ。ハクセキレイもやって来た。オナガガモの群れは陸に上がって採餌に夢中になっている。
暖かな日差しの中、ベンチでコーヒータイム。CMさんと話すと、ヘラサギは今日は姿を見せていないと言う。
CMさんが三々五々帰り始めたので、移動することにした。
浮島に行くと、沼の水位がかなり下がっていた。水路を眺めながら行くと、コハクチョウの姿があった。岸辺に上がり、草を食べている。ガバ沼にはいなかったが、渡ってきてはいたようだ。
浮島弁財天に行くと数人のCMさんがいた。沼の中にカモの群れが休んでいた。双眼鏡で見ると、カルガモにオナガガモの群れだ。中に、小さな鳥影もあった。よく見るとアオアシシギの群れのようだ。逆光になっているため、はっきり羽色が見えない。嘴の様子から間違いないだろうと思うが…。
ダイサギの隣に後ろを見せているサギの姿があった。ちらっと動くと黒い嘴が見えた。ヘラサギだと思い、急いでカメラを向けてみた。しかし、なかなか動いてくれない。ヘラサギと同じようなクロツラヘラサギに出会いたくて、葛西臨海公園まで何度行ったことか。あの時も寝てばかりいて、撮るのに難儀したことを思い出した。
「待てば海路の日和あり」と暫く待つことにした。遠くにカンムリカイツブリの姿が見える。
ヘラサギとクロツラヘラサギの違いは目先の黒い裸出部の広さで分かると図鑑に載っている。動いてくれれば、その違いが分かると期待して待ってみた。
やっと動き始めてカモの群れの間を歩いている。カメラを向けると長いしゃもじのような嘴がはっきりと分かる。216番目の出会いに嬉しくなった。逆光で、黄色味を帯びた嘴の先端がはっきりしない。
暫くすると、また後姿で寝てしまった。時々、羽繕いをするが動こうとしない。ヘラサギは世界的希少種のクロツラヘラサギよりも観察頻度が低く、数羽が飛来する程度だそうだ。そういう意味では、ヘラサギは珍鳥と呼べるようだ。
また動き始めたと思ったら、羽を広げて場所替えをした。夏羽の名残か、胸の色がくすんで見える。
ヘラサギに満足して、早めのお昼にした。林の方のベンチで食べていると野良猫がやって来た。ベンチ脇には餌箱があり、誰かが餌をやっているようだ。林の中ではシジュウカラとメジロの混群が飛び交っていた。
車に戻ろうとしたら、小さな流れの中に小さな鳥影を発見。カメラを向けたが遠すぎる。撮った画を見ると、白いアイリングがはっきりしているが何シギかは分からない。また、水のなくなった所にコチドリらしき鳥影を発見。撮った画を見るとイカルチドリのような気もするが…。シギチの同定は難しい。
小さな流れの脇を歩いていたら、コハクチョウが飛んで来た。4羽が水のなくなった所に着地したが、灰色をした幼鳥も混じっている。
車に戻り、沼の南側に行ってみた。沼畔に出ると順光でカモの姿がはっきりする。ヘラサギの姿もはっきりしているが、かなり距離がありすぎる。
諦めて、帰ることにした。帰りの高速は渋滞もなく、1時間かからずに家に着いた。往復2,860円の高速料金は出費だが、今日は新しい出会いもあって大満足の日となった。
多々良沼にはマガンやカワアイサ、ツクシガモなども来るそうだが、もう少し近ければ出かけるのだが…。
※ 17日の「日の出海岸の日記」もお読みいただけると幸いです。
今朝も風が吹いていて、気温が下がらない。曇り空で、雨が降りそうで降らないようだ。
昨日は早起きして出かけてきた。日の出前に家を出て、東北道を館林まで走った。久しぶりの高速運転は、少々緊張した。途中、事故で渋滞していた。追い越し車線にトラックが止まっていて、積み荷が散乱していた。まだ、パトカーが来ていなかった。
それでも、1時間余りで目的地の多々良沼に着いた。ヘラサギが来ていると聞いたので、初めての出会いを期待してガバ沼に行ってみた。
駐車場に着くと青空が広がり、風もなく暖かい。直ぐに上着を脱いでしまった。ここはトイレもベンチもあって、きちんと整備されている。
沼畔に行くと数人のCMさんがカメラを構えていた。沼を見ると、オナガガモの大群がいた。見ていたら、岸辺に上がって来た。100羽以上いそうだ。
期待したヘラサギがいないかと双眼鏡で見たが、いたのはダイサギとアオサギくらいだ。
昨季にはコハクチョウと出会えたのだが、今日は姿がない。まだ、渡って来ていないのだろうか。
突然、カモたちが飛び出した。上空を猛禽が飛んでいた。何かは分からなかったが、直ぐに西の方へ飛び去って行った。
オナガガモに混じって、岸辺に大きな鳥影があった。何とコウノトリだ。草の間から顔を覗かせている。渡良瀬でコウノトリの雛と出会ったが、ここで出会えるとは驚きだ。
暫く待っていたら、コウノトリが動き出した。水の中を歩き、餌を探している。カメラを向けたら満足いく画がたくさん撮れた。右足に黄色と緑、左足に赤の足環がついているので、帰ってから調べてみた。
野田市にある「こうのとりの里」で去年の4月に生まれ、7月に放鳥されたオスのカズだそうだ。
渡良瀬で巣立った2羽の雛のうち、1羽は死んでしまったそうだがカズは元気に成長している。
コウノトリを撮っていたら、向こう岸に小さな鳥影を発見。カメラを向けたが遠すぎる。それでも撮った画を見ると、どうやらタカブシギのようだ。羽色から間違いないと思うが、もっと近くに来てくれれば…。
傍のススキの中に飛び込んだ鳥影があった。カメラを向けたらジョウビタキのメスだ。ハクセキレイもやって来た。オナガガモの群れは陸に上がって採餌に夢中になっている。
暖かな日差しの中、ベンチでコーヒータイム。CMさんと話すと、ヘラサギは今日は姿を見せていないと言う。
CMさんが三々五々帰り始めたので、移動することにした。
浮島に行くと、沼の水位がかなり下がっていた。水路を眺めながら行くと、コハクチョウの姿があった。岸辺に上がり、草を食べている。ガバ沼にはいなかったが、渡ってきてはいたようだ。
浮島弁財天に行くと数人のCMさんがいた。沼の中にカモの群れが休んでいた。双眼鏡で見ると、カルガモにオナガガモの群れだ。中に、小さな鳥影もあった。よく見るとアオアシシギの群れのようだ。逆光になっているため、はっきり羽色が見えない。嘴の様子から間違いないだろうと思うが…。
ダイサギの隣に後ろを見せているサギの姿があった。ちらっと動くと黒い嘴が見えた。ヘラサギだと思い、急いでカメラを向けてみた。しかし、なかなか動いてくれない。ヘラサギと同じようなクロツラヘラサギに出会いたくて、葛西臨海公園まで何度行ったことか。あの時も寝てばかりいて、撮るのに難儀したことを思い出した。
「待てば海路の日和あり」と暫く待つことにした。遠くにカンムリカイツブリの姿が見える。
ヘラサギとクロツラヘラサギの違いは目先の黒い裸出部の広さで分かると図鑑に載っている。動いてくれれば、その違いが分かると期待して待ってみた。
やっと動き始めてカモの群れの間を歩いている。カメラを向けると長いしゃもじのような嘴がはっきりと分かる。216番目の出会いに嬉しくなった。逆光で、黄色味を帯びた嘴の先端がはっきりしない。
暫くすると、また後姿で寝てしまった。時々、羽繕いをするが動こうとしない。ヘラサギは世界的希少種のクロツラヘラサギよりも観察頻度が低く、数羽が飛来する程度だそうだ。そういう意味では、ヘラサギは珍鳥と呼べるようだ。
また動き始めたと思ったら、羽を広げて場所替えをした。夏羽の名残か、胸の色がくすんで見える。
ヘラサギに満足して、早めのお昼にした。林の方のベンチで食べていると野良猫がやって来た。ベンチ脇には餌箱があり、誰かが餌をやっているようだ。林の中ではシジュウカラとメジロの混群が飛び交っていた。
車に戻ろうとしたら、小さな流れの中に小さな鳥影を発見。カメラを向けたが遠すぎる。撮った画を見ると、白いアイリングがはっきりしているが何シギかは分からない。また、水のなくなった所にコチドリらしき鳥影を発見。撮った画を見るとイカルチドリのような気もするが…。シギチの同定は難しい。
小さな流れの脇を歩いていたら、コハクチョウが飛んで来た。4羽が水のなくなった所に着地したが、灰色をした幼鳥も混じっている。
車に戻り、沼の南側に行ってみた。沼畔に出ると順光でカモの姿がはっきりする。ヘラサギの姿もはっきりしているが、かなり距離がありすぎる。
諦めて、帰ることにした。帰りの高速は渋滞もなく、1時間かからずに家に着いた。往復2,860円の高速料金は出費だが、今日は新しい出会いもあって大満足の日となった。
多々良沼にはマガンやカワアイサ、ツクシガモなども来るそうだが、もう少し近ければ出かけるのだが…。
※ 17日の「日の出海岸の日記」もお読みいただけると幸いです。