2015年:仏=伊。 監督:マーク・オズボーン。 WOWOWからの録画。
世界的に愛されている名作、サン=テグジュペリの『星の王子さま』。
このアニメは、その後日譚。『星の王子さま』を下敷きに、若干の創作を加えたもの。
オリジナルにかかわる部分は大切に再現されていると感じますし、プラスアルファの
部分も自分的にはあまり抵抗を感じるようなところはなく、好ましいと感じました。

名門校受験の日。緊張の母娘。 学区内に家を買う。
娘の教育に熱心な母親。熱心の度が過ぎているという感じもありますが。
ともかくプレッシャーが大きすぎたのか、娘は緊張のあまり名門校の
入学面接試験に落ちてしまう。
だが母親は学区内にある一軒の家を即座に購入。これなら大威張りで名門校に入学できる。

隣地からプロペラが飛んでくる。 弁償金として小銭がギッシリ入ったビンを差し出す。
ただお隣さんはちょっと変わった人のようだ。まあそのおかげで安値で家を買えたのだが。
ある日、いきなり隣家からプロペラが飛んでくる。壁を突き破り人身事故になりかねないところ。
お巡りさんも飛んでくる。様子からするとこんな騒ぎをたびたび起こしている人物のようだ。
おたがい知り合ううちに仲良くなる。 元・飛行士は体調を崩して緊急入院。
ただ実際に知りあってみると、決して悪い人ではないようだ。
彼は若いころは郵便飛行機の定期便パイロットとして働いていたという。

サハラ砂漠に不時着。王子と出会う。 王子にせがまれて羊の絵を描く。
あるときエンジン不調のためサハラ砂漠に不時着。当時は無線の性能があまり良くない時代。
救援を待つにしても、何とか自力でエンジンを直さなくては。
修理に疲れて、少しウトウトしていた時に話しかけてきた少年がいた。
それが星の王子さま。
こんな広い砂漠の真ん中で人と人が出会うだなんてことは不思議さを超えて奇蹟に近い。
彼は「羊の絵を描いて」とせがんできた。「あまり草を食べないような小さい羊がいい」

赤いバラとともに朝日を迎える。 大好きなバラとお別れをする。
それから王子とたくさん話をした。彼が住んでいた星はとても小さくて、家一軒と
ちょうど同じくらいの大きさだと言っていた。
バオバブの木は苗木のうちに見つけて根気よく抜かなくちゃ、後で大変なことになる。
横着しているとたちまち大きく育ってしまい、その根っこで地面が見えなくなっちゃうんだ。
そして一本の赤い花。大切に世話をしていた、とても綺麗な赤い花。世界で一番美しい赤い花。
どこかよそからやってきた種が王子さまの星で芽吹いた赤い花。
王子さまはその赤い花をとても大切に扱ったが、その赤い花は満足という言葉を知らないかの
ようで、つぎつぎと際限なく要求を王子に突きつけてくるのだった。
「もっと私を大事にして」「寒いわ。暖かいガラスの覆いをかけて」「風がこないように衝立で
防いで」「わたし、お水をいただきたいわ」
しまいに王子さまはへとへとになり耐えられなくなってきた。
あるとき渡り鳥たちが王子さまの星の近くを通りかかったのを潮に、自分の星を離れることにした。
そしてここ地球にたどり着くまでにさまざまな星のいろいろな人種を目にしてきた。
そして今は赤い花を置き去りにしてしまったことをとても後悔している。
どうして自分はあの赤い花の本当の気持ちに気づいてやれなかったんだろうかと。
全世界の『星の王子さま』ファンに向けて制作されたアニメだということが良く分りますね。
女の子は入院してしまった元パイロットの代わりに”星の王子さま”を探しに行く。
そして大事なメッセージを王子に伝えようと心に決める....。
ここでふと思いついて『星の王子さま』を久しぶりに再読。(^^;
いま読んでみても伝わる何かがある良い本でした。
世界的に愛されている名作、サン=テグジュペリの『星の王子さま』。
このアニメは、その後日譚。『星の王子さま』を下敷きに、若干の創作を加えたもの。
オリジナルにかかわる部分は大切に再現されていると感じますし、プラスアルファの
部分も自分的にはあまり抵抗を感じるようなところはなく、好ましいと感じました。


名門校受験の日。緊張の母娘。 学区内に家を買う。
娘の教育に熱心な母親。熱心の度が過ぎているという感じもありますが。
ともかくプレッシャーが大きすぎたのか、娘は緊張のあまり名門校の
入学面接試験に落ちてしまう。
だが母親は学区内にある一軒の家を即座に購入。これなら大威張りで名門校に入学できる。


隣地からプロペラが飛んでくる。 弁償金として小銭がギッシリ入ったビンを差し出す。
ただお隣さんはちょっと変わった人のようだ。まあそのおかげで安値で家を買えたのだが。
ある日、いきなり隣家からプロペラが飛んでくる。壁を突き破り人身事故になりかねないところ。
お巡りさんも飛んでくる。様子からするとこんな騒ぎをたびたび起こしている人物のようだ。


おたがい知り合ううちに仲良くなる。 元・飛行士は体調を崩して緊急入院。
ただ実際に知りあってみると、決して悪い人ではないようだ。
彼は若いころは郵便飛行機の定期便パイロットとして働いていたという。


サハラ砂漠に不時着。王子と出会う。 王子にせがまれて羊の絵を描く。
あるときエンジン不調のためサハラ砂漠に不時着。当時は無線の性能があまり良くない時代。
救援を待つにしても、何とか自力でエンジンを直さなくては。
修理に疲れて、少しウトウトしていた時に話しかけてきた少年がいた。
それが星の王子さま。
こんな広い砂漠の真ん中で人と人が出会うだなんてことは不思議さを超えて奇蹟に近い。
彼は「羊の絵を描いて」とせがんできた。「あまり草を食べないような小さい羊がいい」


赤いバラとともに朝日を迎える。 大好きなバラとお別れをする。
それから王子とたくさん話をした。彼が住んでいた星はとても小さくて、家一軒と
ちょうど同じくらいの大きさだと言っていた。
バオバブの木は苗木のうちに見つけて根気よく抜かなくちゃ、後で大変なことになる。
横着しているとたちまち大きく育ってしまい、その根っこで地面が見えなくなっちゃうんだ。
そして一本の赤い花。大切に世話をしていた、とても綺麗な赤い花。世界で一番美しい赤い花。
どこかよそからやってきた種が王子さまの星で芽吹いた赤い花。
王子さまはその赤い花をとても大切に扱ったが、その赤い花は満足という言葉を知らないかの
ようで、つぎつぎと際限なく要求を王子に突きつけてくるのだった。
「もっと私を大事にして」「寒いわ。暖かいガラスの覆いをかけて」「風がこないように衝立で
防いで」「わたし、お水をいただきたいわ」
しまいに王子さまはへとへとになり耐えられなくなってきた。
あるとき渡り鳥たちが王子さまの星の近くを通りかかったのを潮に、自分の星を離れることにした。
そしてここ地球にたどり着くまでにさまざまな星のいろいろな人種を目にしてきた。
そして今は赤い花を置き去りにしてしまったことをとても後悔している。
どうして自分はあの赤い花の本当の気持ちに気づいてやれなかったんだろうかと。
全世界の『星の王子さま』ファンに向けて制作されたアニメだということが良く分りますね。
女の子は入院してしまった元パイロットの代わりに”星の王子さま”を探しに行く。
そして大事なメッセージを王子に伝えようと心に決める....。
ここでふと思いついて『星の王子さま』を久しぶりに再読。(^^;
いま読んでみても伝わる何かがある良い本でした。