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みかんの部屋

自分の趣味(映画・漫画など)に関しての雑記ブログです。

『リトルプリンス~星の王子さまと私』観ました。

2016-10-16 16:00:00 | 劇場用アニメ
2015年:仏=伊。 監督:マーク・オズボーン。 WOWOWからの録画。
世界的に愛されている名作、サン=テグジュペリの『星の王子さま』。
このアニメは、その後日譚。『星の王子さま』を下敷きに、若干の創作を加えたもの。
オリジナルにかかわる部分は大切に再現されていると感じますし、プラスアルファの
部分も自分的にはあまり抵抗を感じるようなところはなく、好ましいと感じました。

 
名門校受験の日。緊張の母娘。           学区内に家を買う。

娘の教育に熱心な母親。熱心の度が過ぎているという感じもありますが。
ともかくプレッシャーが大きすぎたのか、娘は緊張のあまり名門校の
入学面接試験に落ちてしまう。
だが母親は学区内にある一軒の家を即座に購入。これなら大威張りで名門校に入学できる。

 
隣地からプロペラが飛んでくる。          弁償金として小銭がギッシリ入ったビンを差し出す。

ただお隣さんはちょっと変わった人のようだ。まあそのおかげで安値で家を買えたのだが。
ある日、いきなり隣家からプロペラが飛んでくる。壁を突き破り人身事故になりかねないところ。
お巡りさんも飛んでくる。様子からするとこんな騒ぎをたびたび起こしている人物のようだ。

  
おたがい知り合ううちに仲良くなる。        元・飛行士は体調を崩して緊急入院。

ただ実際に知りあってみると、決して悪い人ではないようだ。
彼は若いころは郵便飛行機の定期便パイロットとして働いていたという。

 
サハラ砂漠に不時着。王子と出会う。        王子にせがまれて羊の絵を描く。

あるときエンジン不調のためサハラ砂漠に不時着。当時は無線の性能があまり良くない時代。
救援を待つにしても、何とか自力でエンジンを直さなくては。
修理に疲れて、少しウトウトしていた時に話しかけてきた少年がいた。
それが星の王子さま。
こんな広い砂漠の真ん中で人と人が出会うだなんてことは不思議さを超えて奇蹟に近い。
彼は「羊の絵を描いて」とせがんできた。「あまり草を食べないような小さい羊がいい」

 
赤いバラとともに朝日を迎える。          大好きなバラとお別れをする。

それから王子とたくさん話をした。彼が住んでいた星はとても小さくて、家一軒と
ちょうど同じくらいの大きさだと言っていた。
バオバブの木は苗木のうちに見つけて根気よく抜かなくちゃ、後で大変なことになる。
横着しているとたちまち大きく育ってしまい、その根っこで地面が見えなくなっちゃうんだ。
そして一本の赤い花。大切に世話をしていた、とても綺麗な赤い花。世界で一番美しい赤い花。
どこかよそからやってきた種が王子さまの星で芽吹いた赤い花。
王子さまはその赤い花をとても大切に扱ったが、その赤い花は満足という言葉を知らないかの
ようで、つぎつぎと際限なく要求を王子に突きつけてくるのだった。
「もっと私を大事にして」「寒いわ。暖かいガラスの覆いをかけて」「風がこないように衝立で
防いで」「わたし、お水をいただきたいわ」
しまいに王子さまはへとへとになり耐えられなくなってきた。
あるとき渡り鳥たちが王子さまの星の近くを通りかかったのを潮に、自分の星を離れることにした。
そしてここ地球にたどり着くまでにさまざまな星のいろいろな人種を目にしてきた。
そして今は赤い花を置き去りにしてしまったことをとても後悔している。
どうして自分はあの赤い花の本当の気持ちに気づいてやれなかったんだろうかと。
全世界の『星の王子さま』ファンに向けて制作されたアニメだということが良く分りますね。
女の子は入院してしまった元パイロットの代わりに”星の王子さま”を探しに行く。
そして大事なメッセージを王子に伝えようと心に決める....。
ここでふと思いついて『星の王子さま』を久しぶりに再読。(^^;
いま読んでみても伝わる何かがある良い本でした。

『I LOVE スヌーピー:The Peanuts Movie』観ました。

2016-10-13 16:00:00 | 劇場用アニメ
2015年:米20世紀フォックス。 監督:スティーブ・マーティノ。 WOWOWからの録画。

 
やることなすことヘマばかりのチャーリー。     カワイイ転校生がやってきた!

やることなすことヘマばかりのチャーリー少年。
あるとき近所に誰かが引っ越してきた。子どもたちは興味津々。
どうやら同じ年頃の子どもがいるようだ。
ほどなくして彼女は転校生としてチャーリーのクラスに編入される。

 
彼女に一目ぼれ。天にも昇る気持ち。        にわかにダンスの自主特訓。

彼女を一目見たとたんに恋に落ちるチャーリー・ブラウン。
近く行われるダンスパーティで彼女と踊りたくて、スヌーピーの助力を得て
ダンスのステップの猛練習。

 
あの子とペアで踊りたい!             またも失敗。パーティはお流れに。

特訓の甲斐あって、当日は抜群の踊りでみんなの注目を浴びるチャーリー。
しかしそこは、やっぱりチャーリー・ブラウン。
スクリンプラーに靴が当たって屋内なのに雨降り状態。やむなくパーティーはお流れに。

 
チャーリーがテストで満点だって!?        ちゃんと評価してくれる人はいるものだ。

学力テストでただ一人満点のチャーリー・ブラウン。
だが彼自身どうにも腑に落ちないでいる。自分が満点を取ったなんて有りえないだろう。
結局ほかの生徒のテスト用紙と間違われただけだと気づいて自ら表彰式の壇上から降りる。
会場は「なーんだやっぱり」という雰囲気になるが、ただ友だちのライナスだけは
「君は立派だった」とチャーリーに声をかける。
実はチャーリーを正当に評価している人物がもう一人いた。それは誰か。
物語の最後になってその人物は明らかにされます。(^^;
50年以上むかし、自分が高校生だった頃、チャーリー・ブラウンとスヌーピーの
コンビはすでに英字新聞のマンガとして存在していましたから大変な長寿命ですね。
今回の映画にも、当時からのマンガの雰囲気がそのまま踏襲されています。
ファンなら安心して観ていられる、というところでしょうね。
スヌーピーは相変わらず自主独立、というか飼主のチャーリーに対しても
クールに向き合っていますね。(^^;
実はこのマンガを初めて見た高校生当時、そこが最も衝撃を受けた部分でした。

『スポンジ・ボブ 海のみんなが世界を救Woo!』観ました。

2016-10-11 16:00:00 | 劇場用アニメ
2015年:アメリカ。 監督:ポール・ティビットほか。 WOWOWからの録画。
アメリカの人気アニメ『スポンジ・ボブ』の劇場版です。
初めのうちはアメリカ風な絵柄にちょっと違和感を覚えましたけど、
観ているうちにあまり気にならなくなってきました。

 
いつも行列ができる人気のカニバーガーショップ。  調理場ではスポンジ・ボブが大忙し。

いつも行列ができる人気のカニバーガーショップ、”カーニー”。  
そこの調理場ではスポンジ・ボブが次々に入る注文をこなすのに大忙し。

 
激マズの競合店”エサバケツ”。          プランクトン氏は何度も金庫内のレシピを盗もうとするが....。

一方、近くの競合バーガー店”エサバケツ”。見るからに激マズなバーガーのため
お客がサッパリ入らない。そのためエサバケツ社長のプランクトン氏は
何とかカーニーのレシピを何度も盗み出そうとするが上手くいかない。
だんだん攻撃の手段も大胆になっていき、戦車、戦闘機、大型ロボットと際限がない。

 
カーニー社長はレシピを盗まれないよう警戒。    海賊風体のトボけたおじさん。実は重要人物。

カーニー社長はレシピを盗まれないよう警戒。だがある時レシピが忽然と消えてしまう。
レシピがないとあの美味しいカニバーガーはつくれない。
毎日大量にカニバーガーを食べている町の住民たちはパニックに陥る。
なかには強い禁断症状に襲われる者さえいる。
いっぽう海賊姿のとぼけたおじさん。のんびりカモメたちに本を読み聞かせている。
だが本作の中では大変重要な役割を果たす人物。


 
ある時、遂にレシピが盗まれる!          スポンジ・ボブたちは苦労のすえにレシピを取り戻すが....。

カーニー社長や町の連中はスポンジ・ボブがレシピを盗んだと早トチリ。
おかげで町じゅうから追いかけまわされるという大変な目に遭ってしまう。
中盤以降に真犯人が見つかるが、それは全く意外な人物だった。

序盤はそれほど盛り上がりませんが、中盤以降は結構面白くなってきます。
まあ記憶に残るような傑作かといわれれば、微妙ですけど(^^;

三菱スピーカー(試作品)の試聴会に参加しました。

2016-10-08 16:00:00 | オーディオ
三菱スピーカー(試作品)の試聴会をネットで知り、参加することにしました。
自分の参加日時は 10月07日17:00~17:40 でした。


ここ1~2年のオーディオ界の大きな話題として、パナソニックのテクニクスブランド
再立上げのニュースがありましたが、これは他社にとっても影響するものが少なからず
あったのではないでしょうか。
ヤマハから新旗艦スピーカーNS-5000が登場したり、今回三菱からも新技術の粋を
集めたようなブックシェルフ型の発表があるなど、緩やかながらある一定の動きが感じられます。

ところでキャリアの長いマニアであれば、三菱と聞けばほぼ反射的に業務用2S-305の
型番が思いだされるのではないでしょうか。
NHKに納入され、一部の高級マニアからも支持された同機は当時のマニアにとって
垂涎の的でした。当時ダイヤトーンのブランド名は一般社会にも浸透していたと記憶します。

ただこのような動きが今後オーディオ界の力強い本流となるかどうかは、不景気な現状では
やはりユーザー側からどの程度の支持が得られるかにかかっていると思いますが、さて?

 
新技術の粋を集めたブックシェルフ型の試作SP。

実際に実物と対面すると、ブックシェルフとはいうものの、かなりの大きさを感じます。
ズシッと重そうだな~という印象を受けます。
ウーファー、トゥイーターの振動板は新素材で出来ていて、照明光を受けキラキラと
しています。そして実際に音出し。ものすごくハイスピードな音。

 
前面。横方向にCDPやプリなどが置かれている。   背面。大きなバスレフポートが見える。

非常に反応の速い音の出かたをしますね。試聴室内が可なりデッドに調整されているためか
オーケストラなどでは結果としてややキツイ音に感じてしまう面がありました。
ステレオサウンド社の特製CDは比較的聴きやすい高音質という印象。
また同じ演奏のハイレゾ音源二種はレートの高い方が圧倒的にほぐれた表現となります。
情報量の差を的確に描きわける力量には抜群のものが有りそうです。
全体として透明感の高さが半端ない、という印象を受けました。
最終的な音の追い込みはまだまだこれからだというお話でしたが期待が持てそうです。
ただ価格的には一台50万~はしそうで、気軽に買うというワケにはいかないようです(^^;

 
SPの中間に置かれた大型真空管パワーアンプ。    アンプの背面を見る。

スピーカー自体が優れているのはもちろんですが、これだけ高度な音を
出すには、やはり接続している機器類のレベルも大いに関係があるでしょう。
合計価格ウン百万円でしょうか(ため息)。
  CDP:マランツ SA-11
  プリ:ジェフ・ローランド
  パワー:海外真空管式。KT-150×8本使用?
       価格的にも超弩級だろうなあ、という印象でした(^^;


試作SPの説明を行う開発主幹氏。

今回の試作スピーカーの解説を担当された開発主幹氏は淡々と熱意をこめて?
説明されていました。予定時間を5分オーバー。
かなり金のかかった手抜きのない作りになっているようでこれは本気だなと感じました。
自分も関心を持ちましたが、すでに何台かスピーカーがあるので実際の購入は無理ですが(^^;

最後に本体色というか、仕上げはピアノ・ブラックのみだそうです。木目とかも人気があるん
ですけど、いろいろ試してみてピアノ・ブラックが一番音が良かったので決めたとのことです。

『昭和元禄 落語心中』観ました。

2016-10-06 16:00:00 | TVアニメ
2016年:スタジオディーン制作(全13話)。 監督:畠山 守。 TBSからの録画。
雲田はるこさんの漫画が原作です....とは言っても自分は全く読んだことがないのですが(^^;
ただ落語がテーマというのは何となく面白そうだな~と感じたので一応録っておきました。
期待通りなかなか高水準のアニメでした。

 
当代随一の実力の落語家・有楽亭八雲。       入門志願者、助六と菊比古。

戦前から戦後にかけて落語界のさまざまな事情が二人の若い落語家の姿を借りて
じっくりと語られていきます。なかなか惹きこまれるものがありますね。

 
同門の兄弟弟子としてお互いを意識しあう。     二人の真逆の個性がしばしば衝突する。

一見チャラチャラしているようでいて、落語の将来を考えつめている助六。
いっぽう、生真面目に稽古を積み上げて古典落語の正道を歩んでいく菊比古。
どちらが正しいというわけじゃない。

 
戦時中の辛い勤労動員。              菊比古の束の間の淡い恋心。

ただ運命は二人にそれぞれ異なる人生を与えていく。
落語界の本道を全うする者、また思わぬ横道に逸れてしまう者。

 
自由気儘な芸風で人気を博す助六。         菊比古の手堅い語りは客の心を捕える。

物語が終わったとき、けっこう感動してしまいました(^^;
これはお薦めのアニメですね。
来年1月から第二期が始まるようなので期待しています。