2017年:スタジオカラー制作。 監督:鶴巻和哉。 BSP(NHK-BS)から録画。
NHKが力を入れて製作したアニメであり、その制作が発表されて以来、自分的にも
楽しみに待ち続けてきた作品。ですが....う~ん、やや期待が大きすぎたかな?
物語は前編、後編の二部構成になっていますが、45分×2の上映時間に色んな要素を
盛り込み過ぎて、やや分りにくくなってしまっている感は否めません。
個人的には後半の中盤以降に、ようやく全体像が見えてきたという感じで、
出来れば何回かのリピート視聴が望ましいかもしれません(^^;
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/eb/e847b74dfcf000465aa2092d11db8270.jpg)
物語のはじめに扉文。 龍の威容。軍事に利用出来れば将に百人力。
彼の国には龍が棲んでいる
神話として語られた人と龍の契約がそのまま真実とは思えないが
科学万能の現代においても
龍と龍を守護する職能集団=龍の歯医者たちは確かに存在する
こんな扉文とともに本作はスタートします。
アフリカのナイルワニとナイルチドリの関係を思い出してしまいました。ナイルワニが
口を大きく開けているとナイルチドリがやってきて、歯のあいだに詰まっている食べカスを
ほじって食べてくれる。結果的にワニは歯の掃除をしてもらい、チドリは食料を提供して
もらい、どちら側にもメリットがあるという話です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/b4/aefb729cded781a18e2c98e55fcd31c7.jpg)
歯医者たちの案外地道な作業。 龍の歯の中から出現した軍服姿の少年。
ただこのアニメでの人間と龍の関係は、もう一段複雑ですね。
龍は強大ですが、唯一つの弱点が虫歯に侵されやすいという点。しばしば命に関わる
食べカスならぬ”虫歯菌”が龍の歯にはしじゅう湧いて出ているので掃除ケアが欠かせない。
その虫歯菌も種類や大きさは色々で、大型で凶悪なものの場合は、命がけでの戦いとなる。
実際にも何人もの歯医者がこれまで犠牲になってきている。
龍の歯医者とは命がけの、なかなかに危険な職業なのだ。
ある日の作業中に、一人の少年が龍の歯から発見された。しかもちゃんと生きていた。
少年はいったんは死んだものの、龍の意志によって命を返してもらったものと思われた。
龍にはそうした霊的な力があるとされている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/12/c00381610b68e52d4cdd7730ee3caa5b.jpg)
どうやら良い家のお坊ちゃまらしいねえ。 龍の虫歯菌も様々。強力な毒サソリタイプもいる。
少年の名前はベル。生前の記憶に欠落はない。着ている軍服からして敵国の士官級の
ようだが、見たところ他人の命を奪った経験はまだなさそうだ。
いい家の坊ちゃんが、上等ではあっても不似合いな階級章を親の七光りで与えられて
いるという印象だ。
ただ自分が絶命した辺りの記憶だけが曖昧なのだった。
いずれにしても、龍の背中に設えられた人間用の居住区はごく狭い。
役割をもたないヤツを置いておく理由も余裕もない。
こうしてベルは否応なく、龍の歯医者としての修業を積んでいくことになる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/6c/e1e4edd42b787fdd1a9cd1c13470a3f5.jpg)
龍を有難いものと考える人々もいる。 その龍を地上から狙う連中もいる。
地上に住む人間たちには二種類いた。龍を敬い感謝する者たち。逆に龍から何かしら
利用し奪えるものはないかと狙う者たち。
両者は長く戦争を戦ってきたが、一進一退を繰り返して決着はまだつきそうにない。
はじめにも書きましたが、詰め込み過ぎで内容がやや分りにくいかなというところは
あります。しかし終盤に向かってストーリーのかなりの盛り上がりがあり中々でした。
ですから観て損をした、という感じではないですね。
できれば何回かリピート視聴をすれば良いとは思いますが、この多忙な現代でそんな時間が
取れるかどうか個人的には自信がありません(^^;
あと描線がちょっぴり太めなため、画面全体のスケール感がややこじんまりに感じてしまう
傾向はありそうです。音声はAACのためか、バトルシーンでも大迫力という感じではないですね。
■
NHKが力を入れて製作したアニメであり、その制作が発表されて以来、自分的にも
楽しみに待ち続けてきた作品。ですが....う~ん、やや期待が大きすぎたかな?
物語は前編、後編の二部構成になっていますが、45分×2の上映時間に色んな要素を
盛り込み過ぎて、やや分りにくくなってしまっている感は否めません。
個人的には後半の中盤以降に、ようやく全体像が見えてきたという感じで、
出来れば何回かのリピート視聴が望ましいかもしれません(^^;
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/9d/c4116dea82e73ea6d81bbfec9e04f874.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/eb/e847b74dfcf000465aa2092d11db8270.jpg)
物語のはじめに扉文。 龍の威容。軍事に利用出来れば将に百人力。
彼の国には龍が棲んでいる
神話として語られた人と龍の契約がそのまま真実とは思えないが
科学万能の現代においても
龍と龍を守護する職能集団=龍の歯医者たちは確かに存在する
こんな扉文とともに本作はスタートします。
アフリカのナイルワニとナイルチドリの関係を思い出してしまいました。ナイルワニが
口を大きく開けているとナイルチドリがやってきて、歯のあいだに詰まっている食べカスを
ほじって食べてくれる。結果的にワニは歯の掃除をしてもらい、チドリは食料を提供して
もらい、どちら側にもメリットがあるという話です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/29/e404a9828dc4c80294147959750f3f5f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/b4/aefb729cded781a18e2c98e55fcd31c7.jpg)
歯医者たちの案外地道な作業。 龍の歯の中から出現した軍服姿の少年。
ただこのアニメでの人間と龍の関係は、もう一段複雑ですね。
龍は強大ですが、唯一つの弱点が虫歯に侵されやすいという点。しばしば命に関わる
食べカスならぬ”虫歯菌”が龍の歯にはしじゅう湧いて出ているので掃除ケアが欠かせない。
その虫歯菌も種類や大きさは色々で、大型で凶悪なものの場合は、命がけでの戦いとなる。
実際にも何人もの歯医者がこれまで犠牲になってきている。
龍の歯医者とは命がけの、なかなかに危険な職業なのだ。
ある日の作業中に、一人の少年が龍の歯から発見された。しかもちゃんと生きていた。
少年はいったんは死んだものの、龍の意志によって命を返してもらったものと思われた。
龍にはそうした霊的な力があるとされている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/4c/d962d22e233ea8baac10a1f7f386d117.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/12/c00381610b68e52d4cdd7730ee3caa5b.jpg)
どうやら良い家のお坊ちゃまらしいねえ。 龍の虫歯菌も様々。強力な毒サソリタイプもいる。
少年の名前はベル。生前の記憶に欠落はない。着ている軍服からして敵国の士官級の
ようだが、見たところ他人の命を奪った経験はまだなさそうだ。
いい家の坊ちゃんが、上等ではあっても不似合いな階級章を親の七光りで与えられて
いるという印象だ。
ただ自分が絶命した辺りの記憶だけが曖昧なのだった。
いずれにしても、龍の背中に設えられた人間用の居住区はごく狭い。
役割をもたないヤツを置いておく理由も余裕もない。
こうしてベルは否応なく、龍の歯医者としての修業を積んでいくことになる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/6c/1dbc47369a9cda7b662cfa7f6afd3b2c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/6c/e1e4edd42b787fdd1a9cd1c13470a3f5.jpg)
龍を有難いものと考える人々もいる。 その龍を地上から狙う連中もいる。
地上に住む人間たちには二種類いた。龍を敬い感謝する者たち。逆に龍から何かしら
利用し奪えるものはないかと狙う者たち。
両者は長く戦争を戦ってきたが、一進一退を繰り返して決着はまだつきそうにない。
はじめにも書きましたが、詰め込み過ぎで内容がやや分りにくいかなというところは
あります。しかし終盤に向かってストーリーのかなりの盛り上がりがあり中々でした。
ですから観て損をした、という感じではないですね。
できれば何回かリピート視聴をすれば良いとは思いますが、この多忙な現代でそんな時間が
取れるかどうか個人的には自信がありません(^^;
あと描線がちょっぴり太めなため、画面全体のスケール感がややこじんまりに感じてしまう
傾向はありそうです。音声はAACのためか、バトルシーンでも大迫力という感じではないですね。
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