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みかんの部屋

自分の趣味(映画・漫画など)に関しての雑記ブログです。

『ザ・ブック・オブ・ライフ 3D』観ました。

2016-09-13 16:00:00 | 劇場用アニメ
2014年:米20世紀フォックス。 監督:ホルヘ・グティエレス。 米3D-BD盤にて視聴。
監督の名前からしてメキシコの人と判りますね。本作にはメキシコ的世界観が横溢しています。
製作者のリストの中にあのギレルモ・デ・トロの名前もありました。
プレゼンの時点で既にグティエレス監督のことは知っていて彼を強力に支持をしたそうです。
(だから何なんだ、というツッコミは無しでお願いします)
はじめ2D盤を買ったのですが、後になって3D盤もあると知り、改めて買い直し。
初めにちゃんと確認すべきでしたが、後の祭り。ほぼ倍のコストになっちゃいました(^^;

 
男神と女神が賭けをする。             幼馴染の三人、ホアキン、マリア、マノロ。

死神シバルバ とその妻ラ・ムエルテ。二人はある賭けをする。
マリアはホアキンとマノロのどっちを将来の夫として選ぶのか。
シバルバはホアキンに、ラ・ムエルテはマノロに肩入れする。
まあ彼らにとっては軽い慰みごとなんだろうけれど、
それでもシバルバは少々のインチキをかます。
”身につけた者を守ってくれるメダル”がホアキンに渡るように小細工をする。

 
マリアは勉学のために欧州へ旅立つ。        いつまでも別れを惜しむマノロ。

マリアが就学年齢に達すると、彼女の父親は勉学のために欧州へと旅立たせる。
とりわけて富裕な家では、子弟を先進国へ留学させるということはままあることのようです。
かつての日本もそうでしたし。
マリアとの別れを惜しみ列車を追いかけるマノロ。
彼女の方も車窓に顔をくっつけて彼から目を離さない。
何かこの時点で結論が出ちゃっている気もするんですが(^^;

 
美しく成長して帰ってきたマリア。         窓の下で恋を唄うマノロ。

美しく成長して故郷メキシコに帰ってきたマリア。
もちろんマノロ、ホアキンともに彼女の歓心を買うべく、求愛行動を開始する!!

 
あわや二人はキス!?               焦ったホアキンは直ちにプロポーズ。

マリアの部屋の窓の下で愛を唄うマノロ。もう少しでキスまで行きそう(^^;
だが流石にキスはまだ早すぎる、と冷静に戻ったマリアにたしなめられる。
それを知ったホアキンは焦りまくり。翌日マリアの父親を味方につけて正式にプロポーズ。
父親ふくめて町の人間にはある計算があった。
町はしじゅう山賊どもに襲われるという現実があった。
そこで不死身の豪傑との評判のホアキンにマリアをあてがって町を守ってもらおうという寸法。
マリアの願いはマノロとの結婚だったが、
彼女の意志に関わりなく、町じゅうの祝福を受けてホアキンとの結婚式が進められていく....。
その後、シェークスピアの『ロミオとジュリエット』ばりの展開が待っています(^^;

キャラの造形がちょっと”LEGO”に似てるな~とか思いました(^^;
生者の世界、死者の世界を行き来するマノロの霊。これってメキシコ的ってことなのかな?
以前見たNHKの番組ではメキシコでは「骸骨」とか「あの世」というものは祖先への懐かしい
思いを絡めて受けとめるために、むしろ親しみを感じるのだ、といったふうに解説されていました。

いずれにしてもこのアニメ、なかなか内容的には面白かったと思います。
ただ立体感は平均的というか(そこそこ悪くはないんですけど)ある程度3D-BDを観てきて
いる自分としては特に”スゲェ~!”と感心させられる場面はなかったように思います(^^;