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みかんの部屋

自分の趣味(映画・漫画など)に関しての雑記ブログです。

『わたしに出会うまでの1600キロ』観ました。

2016-09-07 16:00:00 | 洋画
2015年:アメリカ。 監督:ジャン=マルク・ヴァレ。 WOWOWからの録画。
わりあい好きな女優(リース・ウィザースプーン)さんが出てるので観てみる気になりました。
ただ結果的には自分はそんなに感銘は受けませんでしたね。ちょっと残念(^^;
色々と人生に悩み、行き詰まりを感じたヒロインは自分の精神に何とかカツを入れるべく
PCT(長距離遊歩道)の単独踏破を思い立つ。

 
荷物が重すぎて立てないヒロイン(^^;   ともかく何とか遊歩道に足を踏み入れる。

これは悩みのデパートか?と思うくらい、映画の中でヒロインの悩みごとが次々に披露されます。
いくらなんでもこんなにお悩みのてんこ盛り状態な人っているの?という感じ。
ここまで並べたてられちゃうと何か現実感が薄れるというか、ウソ臭くなってしまうんですけど。
たくさん悩みごとはあっても、プライオリティの軽重は自ずと出るものでしょう。
何でもかんでも同じように向かい合っていたら身体が幾つあっても足りないでしょうが(^^;

 
悩みごとの回想が彼女を常に苦しめる。   コンロの燃料を忘れて冷たい食事で我慢。

”長距離遊歩道の踏破”という不慣れな挑戦ゆえに、特に序盤は色々ヘマを重ねるが、
経験を重ねるうちに次第にその足取りも力強く確実なものに変化していく。
時にはちょっと危険な状況に遭遇したりもするけれど致命的なことには至らずに済みます。

 
ようやく宿泊施設に着く。         雪道の中でキツネと出会う。

中盤以降、映画内での踏破行は案外淡々と進んでいく感じ。もちろん単に観ているだけの
観客側と実際に歩いている本人側とではまるで立場が違うんでしょうけどね(^^;

 
見知らぬ他人フランクから親切を受ける。     とうとう目的地に着いたヒロイン(右端)

そして遂に目的地に到着。いざ着いてみるとヒロインの感想は案外淡々としたもののようですね。
後になってから『自分はやったんだなあ』とじわじわと滲んでくるものなのかもしれません。
まあ有り体に言ってしまえば、長距離踏破をやりきったとしても、それに関係なく人生は続くし
悩みも続いていくわけで(^^;
ただ何かしら心に区切りはつけることが出来たのかもしれませんね。