森出じゅんのハワイ生活

ハワイ在住のライターが、日々のあれこれをつづります。

KZOO放送でおしゃべり

2012年05月20日 | 日記

(KZOO放送DJのみささん)

昨夜は私、ハワイの歴史ある日本語ラジオ局、KZOO放送でデビューしてしまいました!
毎週土曜18時から生放送されている看板番組「サンセット・グリーンフラッシュ」に呼んでいただき、拙著「ハワイの不思議なお話」をはじめ、いろいろお話しさせていただきましたよ~。DJは、KZOOの人気アナウンサー、二宮みささん!(上の写真) アラモアナセンターの白木屋内にKZOO放送のサテライトスタジオがあるのですが、そこにお邪魔しました。みささんは、前著「ミステリアスハワイ」から、まず興味を持ってくださり。このたび新著が出たのを機に、番組にご招待くださったのでした。

なにせ18時から40分も続く生番組です。私の緊張度はそれはそれは高かったのですが、みささんは事前の楽しい打ち合わせで私をすっかりリラックスさせてくれて。本番中も巧みな話術でうまく私をリードしてくださり、自然体で話すことができました。

ところが途中で、私、大失敗! …昨夜は私の好きな曲をかけてくださるということだったので、ハワイアンデュオ、クパオアのCDを持っていったのですが…。なんと実際にかかった曲は、ティアーズ・フォー・フィアーズの「シャウト」! 中身が入れ違っていたのに気づかず、私はCDカバーだけを見て、息子のCDをお渡ししてしまったのでした。真っ青になった私ですが、みささんはうまくカバーしてくださり。笑い話として対処できたかな?という感じで。ああ~大失態! ごめんなさ~い。

ですが嬉しい出来事もいくつかありました。車の運転中に私の声をラジオで聞いて、スタジオに駆けつけてくれた友人や、同じく本の話に興味を持って「夕食を中断してやって来ました」という観光客の女性も。おまけに偶然ですが、10年来音信不通だった友人とも、スタジオの前でばったり会ったり…。なんだか恥ずかしくも嬉しい、不思議な夜でした。ハワイ在住の方では、もしかしたら聞いてくださった方、いるでしょうか? …次回こそ、私のお気に入りミュージシャン、クパオアのCDを間違いなくご紹介したい!
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ハワイアン度100%のファッションショー

2012年05月18日 | ハワイアナ


ハワイの誇る劇場、ハワイシアターから歩いて3分の場所に住む我が家。昨夜もシアターに出かけてきましたよ! 今回はいつものコンサートではなくて、ファッションショー。それもただのファッションショーではありません。ネイティブ・ハワイアンのデザイナーによる、特別なショーだったのです。

主催は、著名クムフラ(フラの師匠)、ヴィッキー・タカミネが代表を務めるハワイアン団体、パイ・ファウンデーション。パイ…ではビショップ博物館とともに、ネイティブ・ハワイアン芸術月間ともいうべき催しを7年前から開いていて、その目玉とも言えるのが昨夜のファッションショーでした。題して「MAMOウェアブル・アートショー」。マモはマオリ・アート・マンスの略。ネイティブ・ハワイアンによる身にまとうアート作品、つまりウエアやアクセサリー、そしてタトゥーまで! 著名デザイナー多数による作品が発表されました。





しかもモデルを務めるのは、人気ハラウ(フラ学校)のフラダンサーやミュージシャンなどなど。生演奏ありフラあり踊りありの、それはエキサイティングな催しで。昨年は取材で初めて行き、あまりに楽しかったので、今年は家族総出で行ってきました。

普通のファッションショーとはひと味もふた味も違うこのショーですから、毎年人気は高く…。昨夜も観客席には、サニー・チンやスノーバード・ベントーといったクムフラ、アーロン・サラ、クパオアといったミュージシャンなどなど、見たことのある顔がいっぱい。ちなみに、ロバート・カジメロやマプアナ・デ・シルバ、ナニ・リム・ヤップらクムフラ、そして今年のミス・アロハ・フラも、モデルやMCで登場していましたヨ。

しかもやはりモデルとして、うちの主人の従兄弟や、古い友人が出ていたり。そんなこと知らずに出かけたので、ビックリ。思わず盛りあがった一夜でした。

最後に、MCだったヴィッキー・タカミネさんが言っていたことが心に残っています。1998年、ワイキキに大会議場、ハワイ・コンベンション・センターがオープンした際に、ハワイ州は約1億円の美術品を購入したそうなんです。ですが、作品を買ってもらった幸運なアーティストの中には、ネイティブ・ハワイアンは一人もいなかったそうです。「1ペニーもネイティブ・ハワイアンの芸術家には行きませんでした」とヴィッキーさん。

それがきっかけとなって、もっとハワイアンの芸術家を世間に紹介し、経済的な機会も設けたいと、ヴィッキーさんはネイティブ・ハワイアン芸術月間の設定を思いついたのだそうで。

芸術月間はファッションの分野に限らず広範なアーティストを紹介する目的で、4月&5月にビショップ博物館をはじめ各地で展示会や即売会を開催。大変成功している模様です。この週末にはビショップ博物館で、アーティストが集まっての即売会が開かれるとか。大勢の人がきっと駆けつけることでしょう! 私もまた来年、このファッションショーに出かけるつもりでいます。皆さん、来年ぜひハワイシアターでお会いしましょう~。


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なぜか素敵なことが続く時

2012年05月17日 | 日記


すみませ~ん、今日はネタなしのまま「明日、更新しま~す」のお知らせだけ。

昨日の夕方、パソコンがいかれ、修理に出したのです。どうもウィルスにやられたみたいで…。良心的なショップが近所にあるので、パソコンは速効で直され、今日戻って来たのですが。$100の出費(涙)。で、ちょっとバタバタしています。

実は一昨日は、バスルームが水漏れして。急遽修理してもらって、$300の出費だったんです(大涙)。なぜ、こういうことって、続くのでしょうね?

続くと言えば…。3月初旬、家の中で頭をぶつけ、なんとムチウチ症になりました。暗闇でかがんだ途端、ちゃぶ台に頭を強打した、バカな私!

そしてその約1ヶ月後の4月初旬には、軽い交通事故! 車線変更の際にぶつけてしまった相手が、娘の学校の先生だったという…。幸いけが人もなく、事は穏便に済んだのですが。な~んか、これも2カ月続けて似たよーなメにあった気がしてしまいました。

でも、もろもろ、ほんの軽い災難で済んでよかったんでしょうね。何事も大ごとにはならず…。

ということで、今日は暗い内容ですが、明日こそは! 少々お待ち下さいね。
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迫力のティキの表紙の描き手は?

2012年05月16日 | 日記


現在、好評発売中? の拙著「ハワイの不思議なお話」。本を見た方々からまず言われるのが、「なんて素敵な表紙~」ということなんです!(中身も褒めてほしいナ…) 味のある茶色の地に、渋いティキ像が描かれたこの表紙、私もひと目見た時からものすごく気に入ってしまって。なんというか、かねてから自著の表紙としてイメージしていた、そのまんまの表紙だったからです。

イラストを描いてくださったのは、KOUさんという鎌倉在住の男性アーティスト。この渋い茶色は、なんと! コナコーヒーで染められたものだそうですよ。和紙をコナコーヒーで染め、そこに墨で描かれたのが、表紙のド迫力のティキ像というわけなんですね。

KOUさんは鎌倉駅に近い本興寺境内にアトリエ椿というアトリエをお持ちなのですが、しかも。ヨガの先生でもあるのですって。アーティスト兼ヨガの先生…。それを初めて聞いた時、なるほど~と一人で納得してしまいました。

なぜって、KOUさんの描く絵には、マナがたっぷりこもっているから。マナは霊力、霊気を意味するハワイ語ですが、この場合には魂、と言い換えてもいいかもしれませんね。以前見たティキ像以外の作品もマナたっぷりで、生き生きと輝いていて。

パワフルというか、迫力たっぷりのこのティキ像を初めて拝見した際、私はまだ最後の原稿を書いていてクタクタだったこともあり。あまりに素晴らしいので、思わず「なんだか表紙負けしそう…」と、本の担当編集者、Kさんに呟いてしまったほどです(恥ずかしながら)。この表紙なら、書店でさぞさぞ目立っているに違いありません! 6月に一時帰国するのですが、私も書店でこの表紙を探すのを、今から楽しみにしています~。

なんでもKOUさんは1976年の初ハワイ以来、ハワイも大好きだそうで。…そうでなければ、あんな迫力のティキ像は描けませんものね。しかもヨガについては、ある船旅の最中、あのジェニファー・ロペスにヨガを教わったのがきっかけとか…。なんだか軽く経歴を伺っただけで、大変スケールの大きい方なのがよ~くわかる気がします。

嬉しいことに、拙著の表紙イラストの縮小版もいただいてしまった私(上の写真の1枚)。今回の出版記念に、ぜひ額に入れて飾ろうと思っています! 皆さんも、KOUさんのアトリエのホームページ、ぜひ覗いてみてくださいませ。ほかにもド迫力のコナコーヒー・アートが、いろいろ紹介されていますヨ。
http://locoplace.jp/t000107002/


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プウコホラ・ヘイアウの岩々

2012年05月14日 | ハワイアナ


もう数カ月前になりますが、ハワイ島を家族で旅行した時のこと。コハラコーストにあるヘイアウ(古代の神殿)、プウコホラ・ヘイアウを訪問しました。

プウコホラ・ヘイアウといえば、1791年、カメハメハ大王が建てたハワイ最大級のヘイアウですね。海を見下ろす丘の上に平然と広がり、かのカメハメハ大王の威厳というかパワーを、今も昔も人々に誇示しています。

現在はアメリカ連邦政府が管理しており、立派なビジターセンターも完備。映像やパネルでヘイアウの詳細や古代ハワイの歴史など学ぶことができます。

下の写真はビジターセンターにあった、ヘイアウに使われた岩とその説明パネル。プウコホラ・ヘイアウは、カウアイの預言者によりもたらされた神託(「戦いの神クーに捧げるヘイアウを、プウコホラの丘に建てよ。そうすればカメハメハはハワイを統一できるだろう」というもの)により、建設されたヘイアウです。神託はまた建設の詳細についても細かく告げており、その一つが、材料として使われる岩は、水に洗われた岩でなければならない、というものでした。



そこでカメハメハは、コハラ山脈を越え、遥か遠方の海辺に広がるポロル渓谷の村から浜の溶岩を調達することに。山脈を越えて実に32キロにもわたって数千人のハワイアンが一列に並び、パネルにあるように、手渡しで岩を運んだそうです。

その説明書きでは「どうぞこの岩を持ちあげてみてください」と書かれていたので、さっそく挑戦。ですがそれは重くて、持ち上げることができません! 娘も息子も夫も何とか持ち上げていましたが、私に関しては、無理して持ち上げたらぎっくり腰を起こしそうな気配がして辞めました(恥)。

それほどの重さの岩を、ハワイアン達は一年がかり運び、あの壮大なヘイアウを建てたのですね…。ちなみにヘイアウが一般にきっちり築かれているのは、岩が重し状に、お互いの岩にしっかり乗っかっているからだそうで。だから滅多なことでは崩れないんですね(当たり前?)。

このヘイアウ建築にはカメハメハはじめ、王族男性も携わったそうですが…。古代の人々のパワーには驚かされることしばしばです。パワーというのは、身体的なパワーのほか、とてつもないことをやり遂げるウィル・パワーも含めての話なのですが。

ちなみに1791年にヘイアウが完成した後、カメハメハは各島を傘下に収め、1795年にハワイ王国を建設。預言が実現したのは、あまりにも有名ですね。それにしても、恐るべきカメハメハ大王!

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