
今回のハワイ島ではヒロに3泊、コナに1泊してきました。ヒロ、といっても正確にはキラウエアロッジに泊まったのが2泊。その後ヒロ湾沿いのホテルに1泊したのですが。
今回、初めてパホアの町に遠征しました。パホアといえば昨年の11月、町にキラウエア火山の溶岩流が迫り、連日大ニュースになっていましたっけ。たった一つのお墓を除いて墓地をも飲み込んだ溶岩の写真は、こちらをご覧くださいね。
当時は、町を貫く道路が溶岩によって今にも分断される、そうなると町は孤立してしまう! と大騒ぎになったのですが。ジリジリと前進していた溶岩の流れはいつしかピタリと止まり、今のところ、町には平和が戻っています。
その町はずれの溶岩の名残りが、冒頭の写真です。パホアのリサイクル施設のすぐそこに迫っていて、フェンスもばりばり。いや~、なかなかの迫力でした! 看板なども飲み込まれていたし、電柱には、防御のための囲いがしっかりと。電柱が倒れたら大変なことになりますからね。


この溶岩を見に来る人が多いのでしょう。溶岩の上には、実にさまざまなお供えが残されていました。花、貝、お賽銭、しかも小さなジンのボトルまで!
火山の女神ペレにジンを捧げるという慣習がハワイにはあるので(比較的新しい慣習ですが)、そのためでしょう。よく見ると、お数珠というかロザリオまでありました。

パホアの溶岩騒動は、これで収まったわけではなく、キラウエア火山からはいつ何時、溶岩がまた流れ出すかはわかりません。でもとりあえず今は、町の人々も普通の営みを取り戻している感じでした。ペレ様、有難う!
大学の頃、カラパナというハワイのロックバンドが日本でも話題になりました。その名の由来の、カラパナビーチも溶岩流で無くなってしまったとか。行きたかったんですけどね。。
溶岩流、取り除くこともできず、全てが埋もれてしまうのは恐ろしいですね。
ただしそれをハワイの人は土地の再生と捉えたりもしているよう。
もしくは大地の誕生? 海に向かって溶岩が流れて、島面積が広がっていく時など。
カラパナ、今回、行ってきました! やはり、荒涼とした土地でした...。
そのうち、写真をUPしますね。