最近、またまたハワイの小人族、メネフネのお勉強をしていました。
ご存知のように、メネフネ伝説の起源については諸説があります。過去、いろいろ書いてきましたが、今のところ「メネフネはマルケサス諸島からハワイに移植してきたポリネシア人」というのが通説ですね。
ところが数世紀後にタヒチからハワイに渡ってきた体格のいい人々に奴隷化され、それがメネフネの起源になったという…。
これが神話となると、メネフネのハワイ入りについて、とてもファンタジックにアレンジされ説明されています。壮大なものでは、巨人のカハノが海の底に寝そべり、片腕をタヒチに、もう片腕をハワイのオアフ島にかけ、その腕を橋代わりに渡ってメネフネがやって来たとか…(このお話が本当だとすると? カハノはどれだけ、巨大だったのでしょう!)。
またある神話では、メネフネはカウアイ島ワイメア渓谷に移住した酋長の息子に呼ばれ、酋長の故郷から渡ってきたとか…。
酋長の故郷についてはタヒチやマルケサスといわれていますが、中にはニュージーランドだとする説もあります。はたまた、ハワイに12あるとされる天上の島の1つ、クアイへラニだという人も。
…ミステリアスなメネフネ伝説、なかなか興味は尽きませんネ!
ちなみに冒頭の写真は、カウアイ島アラートン植物園の入口で見た看板です。メネフネとは書いてなかったけれど、メネフネ…ですよね? きっと。