昨日の続きで、今日もホームレス繋がりの話題でございます。
以前から噂はありましたが、本当だったのですね…アメリカ本土の州が、ホームレスをハワイに送り出しているというのは。
地元紙に紹介されていたのですが、「ニューヨーク市がホームレスをこっそりハワイその他の州に送り出していた」という事実を、ニューヨークポスト紙がすっぱ抜いたのだそうです。たとえばあるホームレス一家については、ニューヨーク市がハワイに住居を見つけ、1年間、家賃を先払いしてあげたうえ、仕事も見つけて送り出したとか。もちろん航空券も買ってあげたのでしょう。
記事のなかでは、「それも引っ越し先の州と相談することなく、こっそりと送り 出した」と書いてありました。へえ~、そうだったのですね! そうやって自分たちの土地からホームレスを他州に移管していたなんて…。確かにハワイになら、みんな喜んでどんどん移って来るでしょうねえ。冬は極寒のニューヨークより、もちろん楽園ハワイで暮らしたいに決まっています!
あとの行先はフロリダとかカリフォルニアかしら…? もちろん、元ホームレスの方々が新天地で頑張るのなら、誰も憤らないはずです。昔、日本からアメリカに働きにやって来た移民の人々のように働き者ならば…。
でも。せっかくハワイに移っても、1年間の住居契約が切れた後はそのままホームレスに戻ってしまう人は多いのではないでしょうか? とにかく住居費が高く、反面、お給料は安めなハワイ。勤勉に働いていてもホームレス一歩手前という人が多いハワイなのに、ホームレスをわざわざ送り出すなんて!
報道によれば、すでにハワイ州副知事がニューヨークの当局に連絡を取り、これからいろいろ話し合うことが決まっているようですが…。この記事を読んで、ハワイのホームレス問題の深い闇を見た気がしました。この街は、他州のホームレスが心機一転、やり直しを図るには物価が高すぎますよ~。雷雨もありますしネ。
なんだかホームレス問題についていろいろ考えさせられた、2日間でした。