goo blog サービス終了のお知らせ 

森出じゅんのハワイ生活

ハワイ在住のライターが、日々のあれこれをつづります。

ワイキキビーチウォークに「メネフネ」登場!

2022年11月11日 | 神話・伝説


昨日、ワイキキビーチウォークを歩いていたら、こんな展示が登場していました。「メネフネ族」をテーマにしたものです。

最初はクリスマスの飾りなのかと思ったらそうではなく。案内板にはメネフネの伝説が書かれ、メネフネがポリネシア人に先駆けてハワイに住んでいたこと、身の丈60センチの人々で夜間、多数のヘイアウや養殖池、カヌーなど造り上げたとされること。またきわめてインテリで強靭、そしてバナナや魚が好きなことなど、いろいろ書かれておりました。

加えてMENEHENEという名称は、mehe-neh-hoo-nehと、ローマ字にて読み方がしっかり説明されていました。そうでないと英語族は、MENEHUNEをメーンへーンなどと発音してしまうかもしれませんからね。

8月にここを歩いた時には確かなかったので、新しい展示なのでしょうか。可愛らしいだけでなく、文化的にも?なかなかよくできているな~と感心。

ワイキキに行かれたら、ぜひチェックしてみてくださいネ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハウの花の神話と人生談義

2022年08月30日 | 神話・伝説


週末は、娘とともにアラモアナビーチをウォーキング(あ、その間、主人はワイキキまで走っておりました)。

その途中、オレンジ色のハウの花を見かけたので、例によって娘にレクチャー。「これは女神ハウメアの化身の花で~」と、クムフラ、フランク・ヒューエットさんから聞いた話をしたのですね(詳しくはこちら)。

「ハウメアは生まれ変わりや若返りの力を持っていて。この花も、最初は黄色、ついでオレンジ、最後に赤になるのよ」と話していたのですが…。娘が唐突に言いました。「…黄色の花は、オレンジや赤の花のことをどう思うのかな?」。なかなか突飛なコメントではありませんか?

つい「え? あなただったらどう思うの? おばさんやおばあさんを見て年は取りたくないな~とか思っているんじゃないの?」と、人間の話に切り替えて問うた私に、娘はまた話をハウの花に戻して言ったのでした。「ううん、そんなこと思わないと思う。オレンジの花にも赤い花にも、黄色の花とはまた違った美しさがあるもの」。

う~ん、若い娘にしては、なかなかディープな考察ですね。つまりこれは、年を取ってもその年代ごとの美しさがある、ということ。嬉しいことを言ってくれるではありませんか(←深読みのしすぎ?)。

…神話をはさんで思いがけなく娘と深い話を交わし、嬉しくなった週末の海散歩。その後の朝食もふだんよりいっそう楽しいものになりました。 




コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

久々のアカカの滝@ヒロ

2022年08月19日 | 神話・伝説


まだ続くヒロ旅ネタ、お許しくださいー。1年ぶりのヒロ、楽しかったので、つい!

今回は土曜日・日曜日の滞在だったので、土曜日はダウンタウンで買い物三昧。日曜日はほとんどの店がクローズしてしまうので、滝巡りをしました。

華厳の滝より落差のあるアカカの滝は、友人も喜んでくれて嬉しかったデス。ダウンタウンからは車で30分。けっこう人出があったけれど、やはりあそこは足を延ばす価値がありますよね。舗装道路の敷かれたジャングルの中を10分ほど歩いて、滝前に到着です。





滝壺には虹がかかっていて、それはそれは美しく…。その場から離れられませんでした。ここは浮気者の酋長アカカが、愛人といるところを妻に見つかって逃げ、滝上から飛び降りたという神話の舞台。

滝から落ちた…みたいな神話はほかの滝では(私の知る限り)なく、そんな物語が紡がれたからには、誰かそこから飛び降りた過去があったのかもしれません。夫婦の揉め事が原因だったかどうかは、別として…。

神話と自然、そして美食の里、ヒロ! またすぐ行きたいです!(行けるかも?) いつかヒロで神話&歴史ツアーをやりたいと思っています。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

母の日は神話世界へGO!

2022年05月11日 | 神話・伝説


母の日は久々に、クアロア→カハナベイ→ライエ岬へ。1年前、夫と二人で出かけたこのコースに、ぜひ子供たちを連れて出かけたかったのです。

カハナベイは広い浅瀬の美しいビーチで、時には歩いて渡れるサンドバーが出現。それを狙って引き潮時に到着しましたが、残念ながらサンドバーが現れるほど引き潮ではありませんでした。あの時は、よっぽど運がよかったのですね...。

それでも深緑の水を湛えたカハナ川は相変わらず神秘的で、美しかったです~。神秘的すぎて(鮫の半神や大とかげのモオが現れそうで)、今回も水に入ろうとは思えませんでしたが…。



続いて足を伸ばしたライエ岬の目の前に浮かぶ不思議な岩島には、子供たちも驚愕。いつ来ても強風が吹きすさび、まさに神話の世界ですよね(こちらにも大とかげモオの神話が残ります)。



私がそんな神々の物語を聞かせようとすると馬耳東風、「聞く耳持たぬ」の家族ですが、ミステリアスな土地のマナは感じてくれたハズ。

なかなか楽しい母の日の遠足となりました。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ココヘッドの地名にまつわる鮫の神話

2022年02月04日 | 神話・伝説


また鮫にちなんだ話ですが…。皆さんはココヘッドやココマリーナなどの地名にある「ココ」の意味、ご存知でしょうか?

なんとなんと、ココはハワイ語で「血」なのですよ。ココヘッド下方の浜に昔、ココというカヌー発着場がありました。そこの土が赤土だったからココと呼ばれたとも、鮫の襲撃にあった男の血が流れ着いたから…とも言われています。

もう一つ、その鮫の犠牲者は少女だったという説もあります。養女に出された少女が、成長後、生みの親の家を訪ねていきました。あいにく両親は不在だったので、少女は両親の庭に生えていた砂糖きびを食べながら、ぶらぶら海まで歩いたのです。

ところが、海に入った少女を鮫の神が襲撃! 鮫の神はその家を守っていて、庭の作物を勝手に食べる者を罰する役割を担っていたからです。少女がその家の主の娘だとは、鮫の神は知る由もありませんでした。

その時、犠牲になった少女の血が浜辺に流れ着き、それから浜の周辺がココと呼ばれるようになったとか。恐ろしいですね~!

ココヘッド、ココクレーター、ココマリーナといった地名、なんとなく可愛い響きがありますが…。今度その海辺を歩く時、あれこれ考えてしまいそうです。ハワイでの鮫の存在感、本当に大きいですね。

(冒頭の写真は、ココヘッドにほど近いペレの椅子周辺の海です)


コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする