またも更新ストップでごめんなさい! この間に日本にも行きましたし、帰ってきてからもあれやこれやで、沈黙の春となってしまいました。
ハワイのカルチャーに限らず、いろいろホノルルから発信したいはずなのに…習慣的に書かないと私はダメな女なんだ! と、つくづく感じています。
なのでここで、宣言させてください。これから6月いっぱいまで、毎日更新しま~す。そう、恒例の罰ゲームですね。何年ぶり? Wi-Fiの続く限り、毎日投稿します! 簡単な内容になりますが、どうぞご容赦くださいね。
ということで、今日はオアフ島東海岸の逸話をご紹介。母の日週間だったので、自由気ままに過ごしていた先週。週末は、久々に東海岸でハイキングしたり、ビーチで貝を拾ったり。ココヘッド山頂へのハイキングは1年ぶり? で楽しかったです。
…と、下りの最中、問題が発生! 夫がムズムズしているんです。トイレを使いたいよう…。でも! 断固ダメだと言い張りました。なぜって、ココヘッドは神が変化(へんげ)した聖なる山。もってのほかだと言ったのですが、なかなか聞いてくれません。なので、「その神がココヘッドに変化したのはね。ココクレーターで立小便をしたからなの。山でそういうことをしてはいけないの」と、神話による教訓話を伝えました。
あ、ココクレーターはココヘッドの中にあるのではなく、全くの別もの。お隣の山ですね。そして…。神話によれば、ココヘッドとは四大神のカネとカナロアの弟、カネアプアの変化した姿なのです。カネアプアが山で粗相をしたので、カネとカナロアが激高。自分を恥じたカネアプアは自ら山に変化したのでした(以下、新刊「ハワイカルチャーさんぽ」から抜き書きします。P128 !)
大昔のこと。カネとカナロアがカネアプアに命じました。「ココクレーターの山頂近くの泉から、水を汲んできてほしい」。その際、絶対に山で小便をしてはならないと厳命したのですが…。カネアプアは、その命令を破ってしまったのです。こっそり山で立小便しても誰にもわかるまい。そう思っての愚行だったのかもしれません。ですが不思議なことに、山頂近くの泉はそれきり干上がってしまいました(NOTE②)。そう、カネアプアは山を汚してしまったのです。 2人の兄たちはカネアプアが約束を破ったことを悟って激高し、何もいわずに山を去っていきました。 そんな自分の愚かさを心から悔やんだカネアプアは、自らを恥じて山になりました。それがあのココヘッドとか。
…この物語を知ったうえで、さらにココヘッドで立小便をする人はまずいないでしょうね。夫も聖なる山で粗相をすることはなく、無事下山したこと、ご報告しておきましょう。
※写真はココヘッドから眺めたココクレーター&ハナウマ湾です。