里の家ファーム

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ビタミン入り食品が危ない!?

2014年11月26日 | 日記・エッセイ・コラム

「暮らしに虹をかける会」より 2014-11-26 03:04:07NEW !

こんにちは、吉冨です。

市販の食品でも、飲料水でも、これらの裏ラベルの原材料名を見ると、よくビタミン〇〇が表示されていますね。



ビタミンといえば、私たちがすぐに思いつくのは五大栄養素のひとつです。しかし、食品の中で使用されるビタミンはほとんど全て保存料として合成添加物が使用されています。


ビタミンには「還元型」と「酸化型」の2種類があると思ってください。通常、体の健康にいいといわれるビタミンは「還元型」のことです。


しかし、酸化防止剤や添加剤として使用されたビタミンは、酸化されやすい性質を利用して、食品成分の代わりにビタミン自身が酸化されるので「酸化型」に変化しています。


つまり、加工食品に添加されているビタミンは私たちが摂取する頃には既に酸化型であるということです

ビタミンC


清涼飲料水などに入っているビタミンCは、植物抽出液から選択精製された天然ビタミンCとは違い、化学的に合成されたビタミンCであり、栄養剤としてではなく、酸化防止剤として添加しています


ここでややこしいのは、ビタミンCは天然ものであろうが合成ものであろうが、L-アスコルビン酸という化学名で表記されまます。アスコルビン酸は、合成の過程で作られると、L型とD型が同率の割合でできます。D型は生理学的に役に立たたない(生理作用がない)ので、L型のみを使うわけです。

※単にアスコルビン酸と表記されていれば、通常はL-アスコルビン酸のことを指します。

合成ビタミンCといっても、原料は遺伝子組み換え作物がほとんどのジャガイモ・トウモロコシ由来のデンプン(=スターチ)であり、これを発酵や合成の繰り返しで糖(L-ソルビトール)からL-アスコルビン酸を作り出します。ビタミンC(L-アスコルビン酸)は天然抽出由来でも化学合成品でも、実は、組成はまったく同じ構造をしています。

しかし、それはあくまで人間視点で解明した構造式に過ぎず、合成ものが体に良いとか悪いとかデータや文献はさまざまあり、今のところはっきりしたことはいえないかもしれません。
また、ビタミンCは水溶性ということもあり、経口で過剰摂取しても、基本的に体外へ排出されてしまいます。

酸化型のビタミンCは、デヒドロアスコルビン酸といい、これには毒性があるとされています。この毒性ですが、デヒドロアスコルビン酸とアスコルビン酸が電子をやりとりする中で、二つのアスコルビン酸ラジカルが出来てしまい、いわゆる「活性酸素」を作ってしまいます。活性酸素はがん、生活習慣病、老化などのさまざまな現代病の原因であるといわれています。
※ちなみに、L-アスコルビン酸はは酸性が強いこともあり、安価なビタミンCサプリの添付書には副作用として、胃の不快感や下痢を起こすことがあると書かれていますが、これはL-アスコルビン酸をあえてナトリウムやカルシウム塩にすることにより、それらの副作用を抑えているわけです。(その場合少々価格が高いようです)

 ビタミンB1
お醤油や梅干しといった日本の伝統的な加工品、ワインやチーズなどの原材料を見ると、ビタミンB1の表示がよくされています。

これは正しくは「保存料(ゾルビン酸)」や「ビタミンB1ラウリル硫酸塩」です。しかし、「保存料(ゾルビン酸)」などと表示するよりはビタミンB1と表示した方が、消費者も断然安心します。

減塩ブームにより、カビや細菌が食品の中で増殖してしまうため、それを防止するのに添加されたのが、この保存料です。


この表記は、消費者の安心安全の関心と消費者の無知につけ込み、国家と企業ぐるみの、経済を優先した悪質な手段といえます。


ゾルビン酸は過剰摂取により、腎臓障害や肝臓障害があり、また亜硝酸ナトリウムと反応し発がん性物質であるエチニル酸をつくることなどが動物実験でわかっています。


ビタミンB1ラウリル硫酸塩は、天然に存在するものではなく、合成化合物であり、カビ、酵母菌、バクテリアなどの増殖を抑える抗菌作用の強い添加物です。もちろん本物のビタミンB1は抗菌作用などありませんので、全く異なるものです。

ビタミンB2
インスタントラーメン、和菓子、清涼飲料水、かき氷のシロップなどでよく表示されているビタミンB2は、実は「着色料(黄色4号)」のことです。
えー、びっくりー、ですよね(^^;)。

合成着色料である黄色4号は、ぜんそく、じんましん、目の充血などアレルギー症状になる可能性がわかっています。豚レバーなどに入っている栄養素ビタミンB2とは似て非なるものです。

ビタミンE
合成添加物ビタミンEは油が酸化しないように添加されたものです。d-δ-トコフェロールやミックストコフェロールがよく使用されています。毒性実験のデータは見つかりませんでしたが、先述したようにいずれも酸化型ですので、やはり過剰摂取はよくありません。

以上のように、加工食品に添加されているビタミンは、天然ものとは異なります。

また、これらの合成添加物ビタミンは、原材料に非表示にすることもできます。食品の栄養強化のために添加したということであれば表示免除できるのです。これでは、消費者も判断しようがありません。


合成添加物は、自然界に全く存在しないものと、自然界に存在するものを真似て化学合成したものの、2種類があることを知っておきましょう。

企業によるイメージ戦略のもと、無知な消費者をごまかすこの手段はとっても悪質だといえますね。